TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025154732
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-10
出願番号2024057902
出願日2024-03-29
発明の名称車両構造
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B62D 25/18 20060101AFI20251002BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】デッドスペースを有効活用でき、かつ吸音効果を得ることができる車両構造を得る。
【解決手段】車両構造は、ダイキャストにより一体成形され、少なくとも一方向に開口12Aが設けられた開断面形状を有する骨格部材12と、骨格部材12とタイヤ30との間に配設され、骨格部材12の少なくとも一部の開断面の部位とで閉断面又は準閉断面を形成するように骨格部材12に取り付けられたライナ部材40と、閉断面内又は準閉断面内に配設された吸音部材50と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ダイキャストにより一体成形され、少なくとも一方向に開口が設けられた開断面形状を有する骨格部材と、
前記骨格部材とタイヤとの間に配設され、前記骨格部材の少なくとも一部の前記開断面の部位とで閉断面又は準閉断面を形成するように前記骨格部材に取り付けられたライナ部材と、
前記閉断面内又は前記準閉断面内に配設された吸音部材と、
を備える車両構造。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
前記吸音部材は、前記ライナ部材に取り付けられている請求項1に記載の車両構造。
【請求項3】
前記吸音部材は、前記骨格部材に取り付けられている請求項1に記載の車両構造。
【請求項4】
前記吸音部材は、前記ライナ部材と前記骨格部材の両方に取り付けられている請求項1に記載の車両構造。
【請求項5】
前記吸音部材は、上面視で前記タイヤと重なる位置に配設されている請求項1に記載の車両構造。
【請求項6】
前記骨格部材は、ホイールハウス内において車両前後方向に沿って延在する骨格部である請求項1に記載の車両構造。
【請求項7】
前記骨格部材は、リブによって区画された部屋を車両上下方向に少なくとも2個以上有しており、
前記吸音部材は、2個以上の前記部屋のうち少なくとも車両上下方向の最も上側に位置する部屋を含む上側の部屋に配設されている請求項6に記載の車両構造。
【請求項8】
前記骨格部材は、リブによって区画された部屋を車両上下方向に2個有しており、
前記吸音部材は、車両上下方向の上側に位置する部屋に配設されている請求項7に記載の車両構造。
【請求項9】
前記ライナ部材は、前記吸音部材が取り付けられる側の面にリブを備えている請求項2に記載の車両構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両構造に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、フェンダーライナーに貫通孔を設け、タイヤと反対側のフェンダーライナーの一面に、当該貫通孔を覆うように膜状又は板状の振動体が振動可能に固着された車両構造が開示されている。特許文献1に記載の車両構造においては、振動体とフェンダーライナーとで囲まれた空気室内で音を共鳴させることにより吸音が行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-8458号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の内燃機関による振動及びエンジンノイズがモーターノイズに換わり、高周波の音が支配的になる一方、静粛性の向上によってタイヤからの音がより目立つようになってきている。他方、従来構造ではタイヤの切れ角増加による最小回転半径の低減という商品力が優先され、スペース的に吸音構造に使える空間が限られている。特許文献1に記載の車両構造では、新たに空気室を設けるためのスペースが必要となってしまい、吸音に使用するスペースにおいて改善の余地がある。
【0005】
本発明は係る事情に鑑みてなされたものであり、デッドスペースを有効活用でき、かつ吸音効果を得ることができる車両構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様に係る車両構造は、ダイキャストにより一体成形され、少なくとも一方向に開口が設けられた開断面形状を有する骨格部材と、前記骨格部材とタイヤとの間に配設され、前記骨格部材の少なくとも一部の前記開断面の部位とで閉断面又は準閉断面を形成するように前記骨格部材に取り付けられたライナ部材と、前記閉断面内又は前記準閉断面内に配設された吸音部材と、を備える。
【0007】
第1の態様に係る車両構造では、骨格部材とタイヤとの間において、骨格部材にライナ部材が取り付けられた際に、骨格部材の開断面の部位とで形成される閉断面又は準閉断面内に吸音部材が配設されているので、吸音部材を配設するための新たなスペースが不要となる。そのため、骨格部材にライナ部材が取り付けられた際に形成されるデッドスペースを有効活用でき、かつタイヤからのノイズ等を吸音する吸音効果を得ることができる。なお、ここでいう「準閉断面」とは、骨格部材の開断面部位とライナ部材とで閉断面を形成する構造を採った場合に、必ずしも完全な閉断面構造にはなっていなく、一部に隙間や開口等が形成されるものの、全体としては閉断面構造を構成しているものをいう。
【0008】
第2の態様に係る車両構造は、上記第1の態様に記載の構成において、吸音部材は、前記ライナ部材に取り付けられている。
【0009】
第2の態様に係る車両構造では、吸音部材がライナ部材に取り付けられているので、ノイズがタイヤ、ライナ部材、骨格部材の開断面の順に伝播する中で、ライナ部材と骨格部材の開断面とで形成された閉断面又は準閉断面内での共鳴や振動をより早く低減することができる。
【0010】
第3の態様に係る車両構造は、上記第1の態様に記載の構成において、前記吸音部材は、前記骨格部材に取り付けられている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

個人
カート
3か月前
個人
駐輪設備
1か月前
個人
ボギー・フレーム
1か月前
個人
ルーフ付きトライク
2か月前
個人
“zen-go.”
2か月前
個人
ルーフ付きトライク
1か月前
個人
パワーアシスト自転車
1か月前
個人
乗用自動車のディフューザー
19日前
豊田鉄工株式会社
小型車両
3か月前
個人
ハブモーターの配線構造
25日前
株式会社GEAR
電動カート
2か月前
コンビ株式会社
乳母車
7日前
船井電機株式会社
車両
2か月前
個人
自動車のタイヤの位置について
1か月前
個人
二輪車の三次元折りたたみ機構
1か月前
個人
折り畳み作業机搭載の変型台車
1か月前
ダイハツ工業株式会社
車両構造
11日前
ダイハツ工業株式会社
車両構造
3か月前
ダイハツ工業株式会社
車両構造
3か月前
株式会社クボタ
作業車両
2か月前
豊田鉄工株式会社
車両用カバー
27日前
ダイハツ工業株式会社
車両構造
1か月前
ダイハツ工業株式会社
車両構造
1か月前
株式会社カインズ
荷台車
1か月前
ダイハツ工業株式会社
車両構造
3か月前
大林道路株式会社
逸走防止装置
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
3か月前
個人
電動スケーター
15日前
ヤマハ発動機株式会社
車両
2か月前
三菱自動車工業株式会社
車体構造
7日前
大日本印刷株式会社
移動体
25日前
大日本印刷株式会社
移動体
25日前
豊田合成株式会社
エアバッグ装置
5日前
ジー・オー・ピー株式会社
運搬台車
12日前
株式会社クボタ
作業機
3か月前
三菱自動車工業株式会社
フレーム車
6日前
続きを見る