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公開番号2025152057
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-09
出願番号2024053770
出願日2024-03-28
発明の名称後処理装置及びこれを備えた画像形成システム
出願人コニカミノルタ株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類B41J 11/68 20060101AFI20251002BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】断ち屑幅を可変できる機能を備えた単一のユニットを機能別ユニットの1つとして備えることが可能な後処理装置と、これを備えた画像形成システムを提供する。
【解決手段】断ち屑幅を可変とするスリッターを同一ユニット内に配置されると共に用紙の搬送方向に対して異なる位置に配置された少なくとも2つのカッター23,24,25,26と、少なくとも2つのカッターの搬送方向と直交する方向における相対位置を調整可能とする相対位置調節機構と、を有して構成する。それぞれのカッター23,24,25,26は、異なる刃物台70に設置され、刃物台70のそれぞれを独立して用紙の搬送方向と直交する方向に移動可能とする。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
用紙を搬送する搬送手段を有し、前記搬送手段で搬送された用紙に対して異なる種類の加工を施す複数の機能別ユニットが選択的に着脱可能に構成された後処理装置であって、
前記複数の機能別ユニットの1つとして、断ち屑幅を可変とするスリッターを備え、
前記スリッターは、
同一の機能別ユニット内に配置されると共に前記用紙の搬送方向に対して異なる位置に配置された少なくとも2つのカッターと、
前記少なくとも2つのカッターの前記搬送方向と直交する方向における相対位置を調整可能とする相対位置調節機構と、
を有することを特徴とする後処理装置。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記スリッターは、前記少なくとも2つのカッターの各々が、用紙の搬送面に対して上下に対を成す2つのカッター刃を有する、請求項1に記載の後処理装置。
【請求項3】
前記スリッターは、前記少なくとも2つのカッターのそれぞれの前記対をなすカッター刃を回転駆動させる単一のカッター刃動力源を有する、請求項2に記載の後処理装置。
【請求項4】
前記少なくとも2つのカッターは、それぞれ異なる刃物台を備え、前記刃物台のそれぞれは、独立して前記搬送方向と直交する方向に移動可能である請求項1に記載の後処理装置。
【請求項5】
前記スリッターは、それぞれの前記刃物台を前記搬送方向と直交する方向に個別に駆動する刃物台動力源を有し、それぞれの前記刃物台と前記刃物台動力源とは、動力伝達機構を介して連結されている請求項4記載の後処理装置。
【請求項6】
前記スリッターは、前記少なくとも2つのカッターの各々が、用紙の搬送面に対して上下に対を成す2つのカッター刃を有し、
前記刃物台は、前記2つのカッター刃のそれぞれを回転駆動させると共に前記搬送方向と直交する方向に移動させる回転摺動体に係止され、前記刃物台は、前記回転摺動体と共に前記搬送方向と直交する方向に移動可能である請求項5に記載の後処理装置。
【請求項7】
前記スリッターは、用紙の搬送方向に対して異なる位置に複数の前記刃物台を備え、それぞれの刃物台は、前記カッターで用紙を断裁する際に用紙を保持する用紙ガイド部材を有する、請求項4に記載の後処理装置。
【請求項8】
前記スリッターは、用紙の搬送方向に対して異なる位置に複数の前記刃物台を備え、下流側に位置する刃物台には、その刃物台から排出される断裁屑を屑排出口に向けて排紙するための屑排出部材が設けられる、請求項4に記載の後処理装置。
【請求項9】
前記スリッターは、断裁された屑を前記屑排出口に向けて搬送する屑搬送部材を前記刃物台に備える、請求項8記載の後処理装置。
【請求項10】
前記屑排出口には、断裁屑の除電を行う除電部材を備える請求項8記載の後処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、後処理装置および画像形成システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
画像形成装置によって形成された用紙を搬送方向に断裁して用紙の搬送方向と直交する方向で複数に分割する後処理装置がある。このような後処理装置として、従来においては、特許文献1に示される断裁装置が公知となっている。
【0003】
これは、用紙を搬送方向に断裁する断裁装置部が、搬送方向に3台以上並設されている。それぞれの断裁装置部は、上回転刃と下回転刃とを摺り合わせて用紙を搬送方向に断裁するスリッターと、このスリッターを搬送方向と直交する方向の任意の位置に移動させるスリッター移動機構とを備えている。
【0004】
そして、記憶部に記憶されている裁ち屑の発生パターンに基づき、スリッター移動機構及びガイド部材移動機構が制御され、スリッター及びガイド部材を所定の設定位置に配置できる。
断裁装置部や屑排除装置部は、それぞれユニット化されている。搬送経路上を給紙側から複数の断裁装置部が配置され、その下流側に複数の屑排除装置部が配置されている。
【0005】
このような後処理装置を用いれば、各断裁装置部のスリッター位置と各屑排除装置部のガイド部材の位置を適宜調整することで、作成した商材に合せて断ち屑幅を調整できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2012-91278号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上述の用紙加工装置においては、断ち屑幅を調節する機能を持たせるために、複数の断裁装置部(複数の断裁ユニット)が必要となるため、複数の断裁ユニットの設置スペースが必要となる。このため、複数の機能別ユニットを選択的に着脱可能とするインライン型の画像形成システムに適用すると、断ち屑幅を可変させるために複数のユニットが占有されるため、選択できる機能が制限されることとなる。
【0008】
本発明は、係る事情に鑑みてなされたものであり、断ち屑幅を可変できる機能を備えた単一のユニットを機能別ユニットの1つとして備えることが可能な後処理装置と、これを備えた画像形成システムを提供することを主たる課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を達成するために、本発明に係る後処理装置は、用紙を搬送する搬送手段を有し、前記搬送手段で搬送された用紙に対して異なる種類の加工を施す複数の機能別ユニットが選択的に着脱可能に構成された後処理装置を前提とする。この後処理装置は、複数の機能別ユニットの1つとして、断ち屑幅を可変とするスリッターを備える。そして、前記スリッターは、同一の機能別ユニット内に配置されると共に前記用紙の搬送方向に対して異なる位置に配置された少なくとも2つのカッターと、前記少なくとも2つのカッターの前記搬送方向と直交する方向における相対位置を調整可能とする相対位置調節機構と、を有している。
【0010】
したがって、1つのユニット内に、用紙の搬送方向に対して異なる位置に配置され、且つ、相対位置調節機構によって用紙の搬送方向と直交する方向の相対位置が調節される少なくとも2つのカッターを備える。このため、単一のユニットによって断ち屑幅を可変できる機能を持たせることが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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