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公開番号
2025151090
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-09
出願番号
2024052330
出願日
2024-03-27
発明の名称
内燃機関
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F02B
31/04 20060101AFI20251002BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】複数の吸気弁を備える内燃機関において、強力なタンブル流の発生を可能にし、燃焼室での火炎伝播の効率を更に高めて燃焼効率を向上させ、二酸化炭素排出量低減を可能にする内燃機関を提供する。
【解決手段】吸気弁46によって開閉される複数の吸気弁口40を有し、複数の吸気弁口40にそれぞれ連結される複数の吸気流路80を備え、吸気流路80の一つは、吸気流れ方向に吸気流路80を分ける仕切部81を備え、仕切部81は、吸気流路80を主流路80Bとタンブル流路80Aに分割するとともに、タンブル流路80Aの下流側は、吸気流路80の下流側に位置する吸気弁口40を指向することにより、より強力なタンブル流の発生を可能にした。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
吸気弁(46)によって開閉される複数の吸気弁口(40)を有し、
前記複数の吸気弁口(40)にそれぞれ連結される複数の吸気流路(80)を備え、
前記吸気流路(80)の一つは、吸気流れ方向に前記吸気流路(80)を分ける仕切部(81)を備え、
前記仕切部(81)は、前記吸気流路(80)を主流路(80B)とタンブル流路(80A)に分割するとともに、
前記タンブル流路(80A)の下流側は、前記吸気流路(80)の下流側に位置する吸気弁口(40)を指向することを特徴とする内燃機関。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記内燃機関は燃焼室(36)内に点火手段(49)を備え、
前記タンブル流路(80A)は、前記燃焼室(36)内に突出した前記点火手段(49)に指向することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関。
【請求項3】
前記点火手段(49)は、前記燃焼室(36)のシリンダ軸線(C)に指向するとともに、前記シリンダ軸線(C)に対して傾斜して配置されることを特徴とする請求項2に記載の内燃機関。
【請求項4】
前記点火手段(49)は、前記燃焼室(36)のシリンダ軸線(C)を通りクランク軸線(L)と直交する仮想面(P)に対して、カムチェーン室(37)と反対側から前記燃焼室(36)内に挿通され、
前記タンブル流路(80A)は、複数の前記吸気弁口(40)のうち、前記仮想面(P)に対して、前記カムチェーン室(37)とは反対側に位置した吸気弁口(40a)に接続されることを特徴とする請求項2に記載の内燃機関。
【請求項5】
前記吸気流路(80)は、インレットパイプ(6)と前記インレットパイプ(6)に接続される吸気ポート(42)を備え、
前記インレットパイプ(6)の前記タンブル流路(80A)の下流側は、前記燃焼室(36)のシリンダ軸線(C)を通りクランク軸線(L)と直交する仮想面(P)に対して、点火手段(49)側である一側方に開口され、
前記吸気ポート(42)の前記タンブル流路(80A)の下流側は、前記一側方に配置された吸気弁口(40a)に連通されることを特徴とする請求項2に記載の内燃機関。
【請求項6】
前記吸気流路(80)は、インレットパイプ(6)と、前記インレットパイプ(6)に接続される吸気ポート(42)を備え、
前記インレットパイプ(6)における前記タンブル流路(80A)の下流側は、前記燃焼室(36)のシリンダ軸線(C)を通りクランク軸線(L)と直交する仮想面(P)に対して、点火手段(49)側の反対の一側方に開口し、
前記吸気ポート(42)の前記タンブル流路(80A)の下流側は、前記仮想面(P)に対し他側方に配設された吸気弁口(40a)に連通されることを特徴とする請求項2に記載の内燃機関。
【請求項7】
前記タンブル流路(80A)は、上流から下流にかけて徐々に断面積(A)が減少することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の吸気弁を備え吸気通路が主流路とタンブル流路とに仕切られた内燃機関の吸気構造に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、気候変動の緩和または影響軽減を目的とした取り組みが継続され、この実現に向けて二酸化炭素の排出量低減に関する研究開発が行われている。
ところで、二酸化炭素排出量低減に関する技術においては、内燃機関の燃焼効率を向上させるために、より強力なタンブル流を発生させることが課題である。
点火後の火炎伝播の効率を高めることで燃焼効率を向上させるべく燃焼室内にタンブル流を発生させる構造が種々提案されている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
例えば、特許文献1の内燃機関の吸気構造では、1つの吸気弁と1つの排気弁を備える内燃機関であって、吸気通路中に、スロットル弁の下流側にインレットパイプから吸気ポートへと続けて仕切部である仕切板部を設け、この仕切板部により吸気通路を上下の下側副通路と上側主通路とに仕切られて、下側副通路がタンブル流路となる。なお、上記特許文献に開示された内燃機関ではタンブル弁が設けられていないが、上側主通路を実質的に開閉するタンブル弁を設ける場合もある。
【0004】
特許文献1の内燃機関では、1つの吸気弁と1つの排気弁を備えた所謂2バルブ式が採用されており、燃焼室内流入するタンブル流は1つの吸気弁口に集約され、強力なタンブル流を発生しやすい。
しかし、複数の吸気弁を備える、例えば4バルブ式や5バルブ式の内燃機関では、タンブル流を発生させる際に複数の吸気弁が開弁されるので、それぞれのタンブル流路の流速が低くなり、強力なタンブル流を発生させることが難しかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
WO2022/210121A1公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記点に鑑みて、本発明は、複数の吸気弁を備える内燃機関において、強力なタンブル流の発生を可能にし、燃焼室での火炎伝播の効率を更に高めて燃焼効率を向上させ、二酸化炭素排出量低減を可能にする内燃機関を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明は、
吸気弁によって開閉される複数の吸気弁口を有し、
前記複数の吸気弁口にそれぞれ連結される複数の吸気流路を備え、
前記吸気流路の一つは、吸気流れ方向に前記吸気流路を分ける仕切部を備え、
前記仕切部は、前記吸気流路を主流路とタンブル流路に分割するとともに、
前記タンブル流路の下流側は、前記吸気流路の下流側に位置する吸気弁口を指向することを特徴とする内燃機関。
【0008】
前記構成によれば、複数の排気弁口を有する内燃機関であっても、吸気流路の一つは、吸気流れ方向に吸気流路を分ける仕切部を備え、仕切部81は、吸気流路を主流路とタンブル流路に分割するとともに、タンブル流路の下流側は、吸気流路の下流側に位置する吸気弁口を指向するので、タンブル流路を流れる吸気を集約させて、より強力なタンブル流を発生させることができ、燃焼室での火炎伝播の効率を高めて燃焼効率を向上させ、二酸化炭素排出量低減を可能にすることができる。
【0009】
前記構成において、内燃機関は燃焼室内に点火手段を備え、
前記タンブル流路を、前記燃焼室内に突出した前記点火手段に指向させてもよい。
【0010】
前記構成によれば、タンブル流路が、点火手段に指向して設けられているので、タンブル流路を通過した吸気流れが、燃焼室内に突出した点火手段に接触することで、タンブル流の流れ方向がシリンダ軸線方向に変えられて、より強力なタンブル流が燃焼室内に生成される。
(【0011】以降は省略されています)
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