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公開番号
2025149470
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-08
出願番号
2024050136
出願日
2024-03-26
発明の名称
車載装置、情報処理方法及びプログラム
出願人
株式会社オートネットワーク技術研究所
,
住友電装株式会社
,
住友電気工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H02P
29/68 20160101AFI20251001BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】車載負荷が接続されるフルブリッジ回路において、上下流の半導体スイッチを交互にPWM制御する車載装置を提供する。
【解決手段】制御部は、車載負荷に対し順方向に電流を流す場合、第1上流側半導体スイッチ及び第2下流側半導体スイッチを閉にし、第2上流側半導体スイッチ及び第1下流側半導体スイッチを開にし、車載負荷に対し逆方向に電流を流す場合、第1上流側半導体スイッチ及び第2下流側半導体スイッチを開にし、第2上流側半導体スイッチ及び第1下流側半導体スイッチを閉にし、車載負荷に対しPWM制御をする場合、閉にする上流側半導体スイッチと下流側半導体スイッチとにおいて、いずれか一方の半導体スイッチをPWM制御し、他方の半導体スイッチを閉にし、所定期間の経過に応じて、PWM制御する半導体スイッチと、閉にする半導体スイッチとを切り替え、上流側半導体スイッチと下流側半導体スイッチとを交互にPWM制御する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の半導体スイッチによって構成されるフルブリッジに接続される車載負荷を駆動制御する車載装置であって、
前記車載負荷に対するPWM制御を行う制御部を備え、
前記フルブリッジの前記半導体スイッチは、第1上流側半導体スイッチ及び第2上流側半導体スイッチから成る上流側半導体スイッチと、第1下流側半導体スイッチ及び第2下流側半導体スイッチから成る下流側半導体スイッチとを含み、
前記制御部は、
前記車載負荷に対し順方向に電流を流す場合、前記第1上流側半導体スイッチ及び前記第2下流側半導体スイッチを閉にし、前記第2上流側半導体スイッチ及び前記第1下流側半導体スイッチを開にし、
前記車載負荷に対し逆方向に電流を流す場合、前記第1上流側半導体スイッチ及び前記第2下流側半導体スイッチを開にし、前記第2上流側半導体スイッチ及び前記第1下流側半導体スイッチを閉にし、
前記車載負荷に対しPWM制御をする場合、
閉にする前記上流側半導体スイッチと前記下流側半導体スイッチとにおいて、いずれか一方の半導体スイッチをPWM制御し、他方の半導体スイッチを閉にし、
所定期間の経過に応じて、PWM制御する前記半導体スイッチと、閉にする前記半導体スイッチとを切り替えることにより、前記上流側半導体スイッチと前記下流側半導体スイッチとを交互にPWM制御する
車載装置。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
前記制御部は、前記上流側半導体スイッチと前記下流側半導体スイッチとの間でPWM制御する前記半導体スイッチを切り替える際、切り替えの前後において、前記上流側半導体スイッチ及び前記下流側半導体スイッチに電流が流れないオフ期間が非連続となるようにするオフ期間非連続制御を行う
請求項1に記載の車載装置。
【請求項3】
前記制御部は、切り替えの前後において、前記上流側半導体スイッチ及び前記下流側半導体スイッチに対するPWM制御におけるオンオフ周期を同期させることにより、前記オフ期間非連続制御を行う
請求項2に記載の車載装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記上流側半導体スイッチと前記下流側半導体スイッチとの間でPWM制御する前記半導体スイッチを切り替える際、
切り替えの直前における前記車載負荷に対する通電の有無を取得し、
前記車載負荷に対する通電が有る場合、切り替え後にPWM制御の対象となる前記半導体スイッチに対し、オフからPWM制御を開始し、
前記車載負荷に対する通電が無い場合、切り替え後にPWM制御の対象となる前記半導体スイッチに対し、オンからPWM制御を開始することにより、前記オフ期間非連続制御を行う
請求項2に記載の車載装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記上流側半導体スイッチと前記下流側半導体スイッチとの間でPWM制御する前記半導体スイッチを切り替える際、
切り替えの直後におけるPWM制御する前記半導体スイッチに対し、オンからPWM制御を開始することにより、前記オフ期間非連続制御を行う
請求項2に記載の車載装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記車載負荷に対し突入電流が流れることを抑制する場合、PWM制御を開始する
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の車載装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記車載負荷に含まれるモータの回転速度を可変する場合、PWM制御を開始する
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の車載装置。
【請求項8】
前記制御部は、
前記フルブリッジに流れる電流値を取得し、
取得した電流値に基づき、前記フルブリッジに含まれる電線又は前記半導体スイッチの温度を導出し、
導出した前記温度が、予め定められた温度閾値を超える場合、PWM制御を開始する
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の車載装置。
【請求項9】
前記フルブリッジに含まれる前記半導体スイッチ、又は前記制御部は、前記フルブリッジにおける温度が予め定められた温度閾値を超える場合、温度警告情報を出力する温度警告機能を有し、
前記制御部は、前記温度警告情報を取得した場合、PWM制御を開始する
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の車載装置。
【請求項10】
第1上流側半導体スイッチ及び第2上流側半導体スイッチから成る上流側半導体スイッチと、第1下流側半導体スイッチ及び第2下流側半導体スイッチから成る下流側半導体スイッチとを含む複数の半導体スイッチによって構成されるフルブリッジに接続される車載負荷を駆動制御するコンピュータに、
前記車載負荷に対し順方向に電流を流す場合、前記第1上流側半導体スイッチ及び前記第2下流側半導体スイッチを閉にし、前記第2上流側半導体スイッチ及び前記第1下流側半導体スイッチを開にし、
前記車載負荷に対し逆方向に電流を流す場合、前記第1上流側半導体スイッチ及び前記第2下流側半導体スイッチを開にし、前記第2上流側半導体スイッチ及び前記第1下流側半導体スイッチを閉にし、
前記車載負荷に対しPWM制御をする場合、
閉にする前記上流側半導体スイッチと前記下流側半導体スイッチとにおいて、いずれか一方の半導体スイッチをPWM制御し、他方の半導体スイッチを閉にし、
所定期間の経過に応じて、PWM制御する前記半導体スイッチと、閉にする前記半導体スイッチとを切り替えることにより、前記上流側半導体スイッチと前記下流側半導体スイッチとを交互にPWM制御する
処理を実行させる情報処理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本技術は、車載装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
車両には、バッテリから負荷への給電を制御する給電制御装置(例えば、特許文献1を参照)が搭載されている。特許文献1に記載の給電制御装置では、バッテリから負荷に流れる電流の電流経路に下流半導体ヒューズが設けられ、下流半導体ヒューズをオン又はオフに切り替えることによって、バッテリから負荷への給電を制御する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-143905号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の給電制御装置では、車載負荷が接続されるフルブリッジにおいて、上流側半導体スイッチと下流側半導体スイッチとを交互にPWM制御する点については考慮されていない。
【0005】
本開示は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、車載負荷が接続されるフルブリッジにおいて、上流側半導体スイッチと下流側半導体スイッチとを交互にPWM制御することができる車載装置等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一実施形態に係る車載装置は、複数の半導体スイッチによって構成されるフルブリッジに接続される車載負荷を駆動制御する車載装置であって、前記車載負荷に対するPWM制御を行う制御部を備え、前記フルブリッジの前記半導体スイッチは、第1上流側半導体スイッチ及び第2上流側半導体スイッチから成る上流側半導体スイッチと、第1下流側半導体スイッチ及び第2下流側半導体スイッチから成る下流側半導体スイッチとを含み、前記制御部は、前記車載負荷に対し順方向に電流を流す場合、前記第1上流側半導体スイッチ及び前記第2下流側半導体スイッチを閉にし、前記第2上流側半導体スイッチ及び前記第1下流側半導体スイッチを開にし、前記車載負荷に対し逆方向に電流を流す場合、前記第1上流側半導体スイッチ及び前記第2下流側半導体スイッチを開にし、前記第2上流側半導体スイッチ及び前記第1下流側半導体スイッチを閉にし、前記車載負荷に対しPWM制御をする場合、閉にする前記上流側半導体スイッチと前記下流側半導体スイッチとにおいて、いずれか一方の半導体スイッチをPWM制御し、他方の半導体スイッチを閉にし、所定期間の経過に応じて、PWM制御する前記半導体スイッチと、閉にする前記半導体スイッチとを切り替えることにより、前記上流側半導体スイッチと前記下流側半導体スイッチとを交互にPWM制御する。
【発明の効果】
【0007】
本開示の一態様によれば、車載負荷が接続されるフルブリッジにおいて、上流側半導体スイッチと下流側半導体スイッチとを交互にPWM制御する車載装置等を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態1に係る車載装置等を含む車載システムの構成を例示する模式図である。
車載装置の内部構成を例示するブロック図である。
車載装置の制御部の処理(オフ期間非連続制御)を例示するフローチャートである。
上流側半導体スイッチと下流側半導体スイッチとを交互にPWM制御する態様を例示する説明図である。
実施形態2に係る車載装置の制御部の処理(PWM制御の開始)を例示するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本発明の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列挙して説明する。また、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
【0010】
(1)本開示の一態様に係る車載装置は、複数の半導体スイッチによって構成されるフルブリッジに接続される車載負荷を駆動制御する車載装置であって、前記車載負荷に対するPWM制御を行う制御部を備え、前記フルブリッジの前記半導体スイッチは、第1上流側半導体スイッチ及び第2上流側半導体スイッチから成る上流側半導体スイッチと、第1下流側半導体スイッチ及び第2下流側半導体スイッチから成る下流側半導体スイッチとを含み、前記制御部は、前記車載負荷に対し順方向に電流を流す場合、前記第1上流側半導体スイッチ及び前記第2下流側半導体スイッチを閉にし、前記第2上流側半導体スイッチ及び前記第1下流側半導体スイッチを開にし、前記車載負荷に対し逆方向に電流を流す場合、前記第1上流側半導体スイッチ及び前記第2下流側半導体スイッチを開にし、前記第2上流側半導体スイッチ及び前記第1下流側半導体スイッチを閉にし、前記車載負荷に対しPWM制御をする場合、閉にする前記上流側半導体スイッチと前記下流側半導体スイッチとにおいて、いずれか一方の半導体スイッチをPWM制御し、他方の半導体スイッチを閉にし、所定期間の経過に応じて、PWM制御する前記半導体スイッチと、閉にする前記半導体スイッチとを切り替えることにより、前記上流側半導体スイッチと前記下流側半導体スイッチとを交互にPWM制御する。
(【0011】以降は省略されています)
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