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公開番号
2025152161
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-09
出願番号
2024053931
出願日
2024-03-28
発明の名称
電気機器
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H02M
7/48 20070101AFI20251002BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】暖機時の制御が複雑になることを抑制しつつ、効率を向上させることができる電気機器を提供する。
【解決手段】電気機器10は、蓄電装置11と、回転電機と、電力制御ユニット10aと、モータ温度センサ40a及びバッテリ温度センサ40bとを備える。回転電機は、各コイルα1,α2,β1,β2を備える。電力制御ユニット10aは、各コイルα1,α2の両端に接続される第1フルブリッジ回路12a及び第2フルブリッジ回路12bと、各コイルβ1,β2の両端に接続される第3フルブリッジ回路13a及び第4フルブリッジ回路13bとを備える。電力制御ユニット10aは、各温度センサ40a,40bによって取得される温度に応じて、各コイルα1,α2,β1,β2の通電を制御して、蓄電装置11の発熱量が回転電機の発熱量よりも大きい第1モードと、第1モードに比べて蓄電装置11の発熱量がより小さい第2モードとを切り換えて実行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
蓄電装置と、
複数のコイルを有する回転電機と、
前記蓄電装置及び前記回転電機に接続されて、前記蓄電装置及び前記回転電機の各々の電力授受を制御する電力制御ユニットと、
前記蓄電装置の温度を取得する第1温度取得部と、
前記回転電機の温度を取得する第2温度取得部と
を備え、
前記電力制御ユニットは、
前記第1温度取得部及び前記第2温度取得部によって取得される各温度に応じて前記複数のコイルの通電を制御することによって、前記蓄電装置の発熱量が前記回転電機の発熱量よりも大きい第1モードと、前記蓄電装置の発熱量が前記第1モードでの前記蓄電装置の発熱量よりも小さい第2モードとを切り換えて実行する
電気機器。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記回転電機は、
スロットが形成されるステータコアを備え、
前記複数のコイルは、
前記ステータコアのスロットを共有する磁気結合される複数の第1コイルと、
前記ステータコアのスロットを共有する磁気結合される複数の第2コイルとを備え、
前記電力制御ユニットは、
前記複数の第1コイルに接続される複数の第1フルブリッジ回路と、
前記複数の第2コイルに接続される複数の第2フルブリッジ回路とを備え、
前記第1モードでは、前記複数の第1フルブリッジ回路及び前記複数の第2フルブリッジ回路の各々のスイッチング位相を逆相とし、
前記第2モードでは、前記複数の第1フルブリッジ回路及び前記複数の第2フルブリッジ回路の各々のスイッチング位相を同相とする
請求項1に記載の電気機器。
【請求項3】
前記複数の第1コイルと前記複数の第2コイルとの空間位相は直交し、
前記複数の第1コイル及び前記複数の第2コイルはオープンエンドであり、
前記電力制御ユニットは、
前記第1温度取得部及び前記第2温度取得部によって取得される各温度に応じて、前記複数の第1フルブリッジ回路のスイッチング位相と、前記複数の第2フルブリッジ回路のスイッチング位相との位相差を90°にする
請求項2に記載の電気機器。
【請求項4】
前記回転電機は、
スロットが形成されるステータコアを備え、
前記複数のコイルは、
前記ステータコアのスロットを共有する磁気結合される複数の第1コイルと、
前記ステータコアのスロットを共有する磁気結合される複数の第2コイルとを備え、
前記電力制御ユニットは、
前記複数の第1コイルに接続される複数の第1フルブリッジ回路と、
前記複数の第1コイルの間に接続されるコイル間断接器と、
前記複数の第1フルブリッジ回路の正極同士の間及び負極同士の間に接続される2つの断接器と、
前記複数の第2コイルに接続される複数の第2フルブリッジ回路とを備え、
前記第1モードでは、前記複数の第1フルブリッジ回路及び前記複数の第2フルブリッジ回路の各々のスイッチング位相を逆相とし、
前記第2モードでは、前記コイル間断接器を接続状態にするとともに、前記2つの断接器のうちの第1断接器を切断状態及び第2断接器を接続状態として、前記複数の第1フルブリッジ回路によって直流電力間の変換を行う
請求項1に記載の電気機器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気機器に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、より多くの人々が手ごろで信頼でき、持続可能かつ先進的なエネルギーへのアクセスを確保できるようにするため、エネルギーの効率化に貢献する二次電池を搭載するモビリティでの充給電に関する研究開発が行われている。
従来、例えば、車両停止時に走行用モータのベクトル制御でのd軸電流値によってバッテリを加温する制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、例えば、共通の動力伝達ギヤに連結される2つのモータに互いに逆方向のトルクを発生させるような通電を行うことによって2つのモータを暖機する制御装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-165526号公報
特開2016-178842号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、二次電池を搭載するモビリティでの充給電に関する技術において、装置構成が複雑になることを抑制しながら、エネルギー効率を向上させることが課題である。例えば、上記従来技術の制御装置のように、蓄電装置及び電動機の各々を互いに独立的に異なる方法によって加温する場合には、加温の制御が複雑になるとともに、協調的な制御を行うことができず、蓄電装置及び電動機の両方の温度を適切に設定することができないおそれがある。
【0005】
本願は、上記課題の解決のため、暖機時の制御が複雑になることを抑制しつつ、効率の向上の達成を目的とする。そして、延いてはエネルギーの効率化に寄与するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決して係る目的を達成するために、本発明は以下の態様を採用した。
(1):本発明の一態様に係る電気機器(例えば、実施形態での電気機器10)は、蓄電装置(例えば、実施形態での蓄電装置11)と、複数のコイル(例えば、実施形態でのα相第1コイル23(α1)、α相第2コイル24(α2)、β相第1コイル33(β1)、β相第2コイル34(β2))を有する回転電機(例えば、実施形態での回転電機16(M))と、前記蓄電装置及び前記回転電機に接続されて、前記蓄電装置及び前記回転電機の各々の電力授受を制御する電力制御ユニット(例えば、実施形態での電力制御ユニット10a)と、前記蓄電装置の温度を取得する第1温度取得部(例えば、実施形態でのバッテリ温度センサ40b)と、前記回転電機の温度を取得する第2温度取得部(例えば、実施形態でのモータ温度センサ40a)とを備え、前記電力制御ユニットは、前記第1温度取得部及び前記第2温度取得部によって取得される各温度に応じて前記複数のコイルの通電を制御することによって、前記蓄電装置の発熱量が前記回転電機の発熱量よりも大きい第1モードと、前記蓄電装置の発熱量が前記第1モードでの前記蓄電装置の発熱量よりも小さい第2モードとを切り換えて実行する。
【0007】
(2):上記(1)に記載の電気機器では、前記回転電機は、スロット(例えば、実施形態でのスロット43)が形成されるステータコア(例えば、実施形態でのステータコア42)を備え、前記複数のコイルは、前記ステータコアのスロット(例えば、実施形態でのスロット43)を共有する磁気結合される複数の第1コイル(例えば、実施形態でのα相第1コイル23(α1)、α相第2コイル24(α2))と、前記ステータコアのスロット(例えば、実施形態でのスロット43)を共有する磁気結合される複数の第2コイル(例えば、実施形態でのβ相第1コイル33(β1)、β相第2コイル34(β2))とを備え、前記電力制御ユニットは、前記複数の第1コイルに接続される複数の第1フルブリッジ回路(例えば、実施形態での第1フルブリッジ回路12a、第2フルブリッジ回路12b)と、前記複数の第2コイルに接続される複数の第2フルブリッジ回路(例えば、実施形態での第3フルブリッジ回路13a、第4フルブリッジ回路13b)とを備え、前記第1モードでは、前記複数の第1フルブリッジ回路及び前記複数の第2フルブリッジ回路の各々のスイッチング位相を逆相とし、前記第2モードでは、前記複数の第1フルブリッジ回路及び前記複数の第2フルブリッジ回路の各々のスイッチング位相を同相としてもよい。
【0008】
(3):上記(2)に記載の電気機器では、前記複数の第1コイルと前記複数の第2コイルとの空間位相は直交し、前記複数の第1コイル及び前記複数の第2コイルはオープンエンドであり、前記電力制御ユニットは、前記第1温度取得部及び前記第2温度取得部によって取得される各温度に応じて、前記複数の第1フルブリッジ回路のスイッチング位相と、前記複数の第2フルブリッジ回路のスイッチング位相との位相差を90°にしてもよい。
【0009】
(4):上記(1)に記載の電気機器では、前記回転電機は、スロット(例えば、実施形態でのスロット43)が形成されるステータコア(例えば、実施形態でのステータコア42)を備え、前記複数のコイルは、前記ステータコアのスロット(例えば、実施形態でのスロット43)を共有する磁気結合される複数の第1コイル(例えば、実施形態でのα相第1コイル23(α1)、α相第2コイル24(α2))と、前記ステータコアのスロット(例えば、実施形態でのスロット43)を共有する磁気結合される複数の第2コイル(例えば、実施形態でのβ相第1コイル33(β1)、β相第2コイル34(β2))とを備え、前記電力制御ユニットは、前記複数の第1コイルに接続される複数の第1フルブリッジ回路(例えば、実施形態での第1フルブリッジ回路12a、第2フルブリッジ回路12b)と、前記複数の第1コイルの間に接続されるコイル間断接器(例えば、実施形態での第1スイッチ22)と、前記複数の第1フルブリッジ回路の正極同士の間及び負極同士の間に接続される2つの断接器(例えば、実施形態での第1断接器25及び第2断接器26)と、前記複数の第2コイルに接続される複数の第2フルブリッジ回路(例えば、実施形態での第3フルブリッジ回路13a、第4フルブリッジ回路13b)とを備え、前記第1モードでは、前記複数の第1フルブリッジ回路及び前記複数の第2フルブリッジ回路の各々のスイッチング位相を逆相とし、前記第2モードでは、前記コイル間断接器を接続状態にするとともに、前記2つの断接器のうちの第1断接器(例えば、実施形態での第1断接器25)を切断状態及び第2断接器(例えば、実施形態での第2断接器26)を接続状態として、前記複数の第1フルブリッジ回路によって直流電力間の変換を行ってもよい。
【発明の効果】
【0010】
上記(1)によれば、蓄電装置及び回転電機の各々の温度に応じて、第1モードと第2モードとを切り換えて実行することにより、例えば蓄電装置の温度と回転電機の温度との差異が大きい場合等であっても、蓄電装置及び回転電機の各々の温度を適正に制御することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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