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公開番号
2025146173
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-03
出願番号
2024046813
出願日
2024-03-22
発明の名称
生物学的検体の分析方法及び検体回収容器の再生方法
出願人
長崎県
,
国立大学法人 長崎大学
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G01N
1/00 20060101AFI20250926BHJP(測定;試験)
要約
【課題】生物学的検体が完全に燃焼する温度で、検体回収容器を高温で熱処理でき、検体回収容器の再利用が可能な、環境負担の少ない生物学的検体の分析方法及び検体回収容器の再生方法を提供する。
【解決手段】分析方法は、検体回収工程と、分析工程と、容器再生工程を備える。検体回収工程では、生物学的検体として、人の唾液を回収する。検体回収容器1は、磁器で形成されている。また、分析工程では、唾液を生物学的検体として、PCR法を用いた検査(PCR検査)を行う。また、容器再生工程は、分析工程の後、唾液が収容された検体回収容器1に対して高温熱処理を行う。容器再生工程では、検体回収容器1を、838℃以上の高温で熱処理することで、唾液を完全消失させると共に、容器を滅菌して、検体回収容器1を再利用可能な状態にする。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
ウイルスまたは菌の少なくとも一方を含む生物学的検体を、838℃以上で熱処理が可能なセラミックス製の検体回収容器に回収する検体回収工程と、
前記検体回収工程で回収した前記生物学的検体に対して、所定の分析を行う分析工程と、
前記分析工程後に、前記検体回収容器を838℃以上で熱処理する検体回収容器の再生工程を備える
生物学的検体の分析方法。
続きを表示(約 390 文字)
【請求項2】
前記検体回収容器は、アルミナ、ジルコニア、ムライト、磁器、ボーンチャイナからなる群より選択される少なくとも1つである
請求項1に記載の生物学的検体の分析方法。
【請求項3】
前記再生工程では、838℃以上、かつ、1150℃以下で前記熱処理を行う
請求項2に記載の生物学的検体の分析方法。
【請求項4】
前記生物学的検体は唾液である
請求項1または請求項2に記載の生物学的検体の分析方法。
【請求項5】
ウイルスまたは菌の少なくとも一方を含む生物学的検体を回収した検体回収容器を、再利用可能とする検体回収容器の再生方法であって、
前記検体回収容器はセラミックス製であり、前記生物学的検体を収容した同検体回収容器を838℃以上で熱処理する工程を備える
検体回収容器の再生方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は生物学的検体の分析方法及び検体回収容器の再生方法に関する。詳しくは、生物学的検体が消失する温度で、検体回収容器を高温で熱処理でき、検体回収容器の再利用が可能な、環境負担の少ない生物学的検体の分析方法及び検体回収容器の再生方法に係るものである。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、臨床及び診断分析の分野等において、人から採取した検体、即ち、生物学的検体を用いて、これを分析または検査することが行われている。
【0003】
また、生物学的検体を採取する際に、検体を回収するための検体回収容器が用いられている(例えば、特許文献1及び非特許文献1参照)。
【0004】
ここで、特許文献1に記載された検体回収容器は、樹脂成型品であり、非特許文献1に記載された検体回収容器は、ポリプロピレンやポリエチレンで形成されている。このように、生物学的検体を回収するための検体回収容器は、ほとんどの場合、樹脂製の容器が用いられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-055157号公報
【非特許文献】
【0006】
株式会社杉山ゲンホームページ"、[online]TOP、製品情報、臨床微生物検査関連、検体採取(臨床微生物検査関連)、検体採取部位喀痰・唾液検体採取 使用商品[令和6年2月22日検索]、インターネット<URL:https://www.sugiyama-gen.co.jp/products/detail/post-6877/>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ここで、特許文献1及び非特許文献1に記載された樹脂製の検体回収容器において、生物学的検体の回収に1度利用されたものは、再利用されることがなく、焼却処分される。
【0008】
そして、樹脂製の検体回収容器を燃焼させると、大量の二酸化炭素が排出されてしまう問題があった。また、新たな検体回収容器の製造時にも二酸化炭素が排出されるため、総じて、環境に与える負荷が甚大となってしまう。
【0009】
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであり、生物学的検体が消失する温度で、検体回収容器を高温で熱処理でき、検体回収容器の再利用が可能な、環境負担の少ない生物学的検体の分析方法及び検体回収容器の再生方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の目的を達成するために、本発明の生物学的検体の分析方法は、ウイルスまたは菌の少なくとも一方を含む生物学的検体を、838℃以上で熱処理が可能なセラミックス製の検体回収容器に回収する検体回収工程と、前記検体回収工程で回収した前記生物学的検体に対して、所定の分析を行う分析工程と、前記分析工程後に、前記検体回収容器を838℃以上で熱処理する検体回収容器の再生工程を備える。
(【0011】以降は省略されています)
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