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公開番号2025141716
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-29
出願番号2024041779
出願日2024-03-16
発明の名称牛の発育状況推定システム及び推定方法
出願人ライブストックジャパン株式会社
代理人個人
主分類G01N 33/497 20060101AFI20250919BHJP(測定;試験)
要約【課題】 牛の発育状況を容易に推定することができるシステム及び方法を提供すること。
【解決手段】 牛の呼気中のメタンガス濃度の測定手段12と、前記メタンガス濃度から牛の発育状況を示す指標の推定値を算出する推定部40と、を備え、前記推定部40は、前記メタンガス濃度を、予め設定した関係式に適用して牛の発育状況を示す指標の推定値を得ることを特徴とする牛の発育状況推定システムである。本発明によって、牛の呼気中のメタンガス濃度の測定を通して牛の発育状況を容易に推定することができる。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
牛の呼気中のメタンガス濃度の測定手段と、
前記メタンガス濃度から牛の発育状況を示す指標の推定値を算出する推定部と、を備え、
前記推定部は、前記メタンガス濃度を、予め設定した関係式に適用して牛の発育状況を示す指標の推定値を得ることを特徴とする牛の発育状況推定システム。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
前記指標は、日齢、胸囲、腹囲、体重、飼料摂取量、血中GLU濃度、血中GPT濃度、及び血中BHB濃度から選ばれる少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項2に記載の牛の発育状況推定システム。
【請求項3】
牛の呼気中のメタンガス濃度を測定し、前記メタンガス濃度を予め設定した関係式に適用して牛の発育状況を示す指標の推定値を得る牛の発育状況推定方法。
【請求項4】
前記指標は、日齢、胸囲、腹囲、体重、飼料摂取量、血中GLU濃度、血中GPT濃度、及び血中BHB濃度から選ばれる少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項3に記載の牛の発育状況推定方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、牛の発育状況を推定するシステム及び方法に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
畜産・酪農の現場では、品質の高い肉用牛を育成するために育成・肥育期間を通して常に牛の発育状況を把握し、適切に飼養管理をする必要がある。
従来、牛の発育状況を知るために体重、胸囲、腹囲などの測定(非特許文献1)や血液検査(非特許文献2)が行われている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
「巻尺だけで簡単に確認できる和牛子牛の発育指標」農業の新技, No.105(2013), 愛知県農業総合試験場 (https://www.pref.aichi.jp/nososi/seika/singijutu/singijiyutu105.pdf)
生田健太郎、外5名「乳用育成牛における発育性と血液成分及び泌乳能力の関係」兵庫県農業技術センター研究報告 畜産編, 37号,p.29-36(2001-03) (https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2030631137.pdf)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、体測には、保定が難しい、手間がかかる、測定者による誤差が激しいといったデメリットがある。さらに、体測からは第一胃など内臓の発達状況や飼料摂取状況を把握することも難しい。他方、採血では内臓の発達状況など体測からは得られない情報を得ることが可能だが、獣医師が必要であることや、侵襲性が高い、牛に痛みを伴う、保定が難しいなどのデメリットがある。
【0005】
そこで、本発明は、牛の発育状況を容易に推定することができるシステム及び方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、上記課題を解決するため研究開発を行った結果、牛の呼気に含まれるメタンガスの濃度が牛の発育状況を示す様々な指標と関連することを見いだし、更なる開発を進め本発明の完成に至った。
【0007】
即ち上記の課題は、以下に示す構成からなる発明により解決される。
[1]牛の呼気中のメタンガス濃度の測定手段と、前記メタンガス濃度から牛の発育状況を示す指標の推定値を算出する推定部と、を備え、前記推定部は、前記メタンガス濃度を、予め設定した関係式に適用して牛の発育状況を示す指標の推定値を得ることを特徴とする牛の発育状況推定システム。
[2]前記指標は、日齢、胸囲、腹囲、体重、飼料摂取量、血中GLU濃度、血中GPT濃度、及び血中BHB濃度から選ばれる少なくとも一つを含むことを特徴とする[1]に記載の牛の発育状況推定システム。
[3]牛の呼気中のメタンガス濃度を測定し、前記メタンガス濃度を予め設定した関係式に適用して牛の発育状況を示す指標の推定値を得る牛の発育状況推定方法。
[4]前記指標は、日齢、胸囲、腹囲、体重、飼料摂取量、血中GLU濃度、血中GPT濃度、及び血中BHB濃度から選ばれる少なくとも一つを含むことを特徴とする[3]に記載の牛の発育状況推定方法。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、牛の呼気中のメタンガス濃度の測定を通して牛の発育状況を容易に推定することができるシステム及び方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明のシステムの構成図である。
本発明におけるメタンガス濃度の測定手段の設置例を示す図である。
実施例における呼気中メタンガス濃度と日齢及び粗飼料摂取量との関係を示す図である。
実施例における呼気中メタンガス濃度と体測結果との関係を示す図である。
実施例における呼気中メタンガス濃度と血液検査結果との関係を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明は、牛の発育状況を示す様々な指標に関して、容易にその推定値を得ることができるものである。体格などの指標だけではなく、牛の第一胃の成長に関連する指標についても推定値を得ることができる。本発明は、特に子牛の飼養管理に好適に用いることができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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