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公開番号2025138892
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-25
出願番号2025117144,2021168119
出願日2025-07-11,2021-10-13
発明の名称インク収容ボトルおよびインク補充システム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B41J 2/175 20060101AFI20250917BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】内容物の液体が残ることを抑制しつつ、液体を注出することができる液体収容ボトルを提供する。
【解決手段】インク収容ボトル20は、ボトル本体部21と、ボトル本体部21に収容されたインクを注出するノズル部22と、を有し、ノズル部22は、ノズル部22の先端側でそれぞれ外部に開口する第1の流体通路24および第2の流体通路25を有し、ノズル部22の内周面は、第1の流体通路24および第2の流体通路25に向かって内側に傾斜している部分を有し、第1の流体通路24の流路断面積が、第2の流体通路25の流路断面積よりも大きい。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
インクタンクに補充されるインクを収容するインク収容ボトルであって、
ボトル本体部と、
前記ボトル本体部に収容されたインクを注出するノズル部と、を有し、
前記ノズル部は、該ノズル部の先端側でそれぞれ外部に開口する第1の流体通路および第2の流体通路を有し、
前記ノズル部の内周面は、前記第1の流体通路および前記第2の流体通路に向かって内側に傾斜している部分を有し、
前記第1の流体通路の流路断面積が、前記第2の流体通路の流路断面積よりも大きい、インク収容ボトル。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
前記第1の流体通路および前記第2の流体通路は、前記ノズル部の中心軸に対して非対称な位置に配置される、請求項1に記載のインク収容ボトル。
【請求項3】
前記ノズル部の前記中心軸から前記第2の流体通路の中心軸までの距離が、前記ノズル部の前記中心軸から前記第1の流体通路の中心軸までの距離よりも大きい、請求項2に記載のインク収容ボトル。
【請求項4】
インクタンクと、前記インクタンクに補充されるインクを収容する、請求項1から3のいずれか1項に記載のインク収容ボトルと、を有するインク補充システム。
【請求項5】
前記インクタンクが、
タンク本体と、
前記タンク本体の上面と側面とを接続する傾斜面に設けられ、前記ノズル部の外周面に嵌合可能な内周面を有するアダプタと、を有し、
前記ノズル部の前記外周面は、前記ノズル部と前記アダプタが互いに嵌合したときに前記アダプタに対する前記ノズル部の周方向位置を規制する形状を有する、請求項4に記載のインク補充システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、インク収容ボトルおよびインク補充システムに関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
インクなどの液体を吐出する液体吐出装置で使用される液体タンクには、別途用意された液体収容ボトルから液体を補充できるものがある。このような液体補充用の液体収容ボトルでは、補充される液体が予期せず外部に漏れ出してユーザの手や周囲を汚さないようにすることが求められる。特許文献1には、ボトル本体と、ボトル本体に対して回転可能に取り付けられたボトルキャップとを有する液体収容ボトルが記載されている。ボトルキャップは、ボトル本体の開口を封止してボトル本体からの液体の注出を遮断する封止状態と、ボトル本体の開口を開放してボトル本体からの液体の注出を可能にする開放状態とに回転可能である。これにより、特許文献1に記載の液体収容ボトルでは、液体タンクに液体を補充するときのみに開放状態にし、それ以外には封止状態にすることで、液体が予期せず外部に漏れ出すことが抑制される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-177567号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の液体収容ボトルでは、内容物の液体を残らず注出しようとしても、構造上、内部に液体が残留してしまう場合がある。そのため、液体補充後に液体収容ボトルを液体タンクから取り外す際に、内部に残留した液体がボトルから垂れてユーザの手や周囲に付着し、それらを汚してしまうことがある。
そこで、本発明の目的は、内容物の液体が残ることを抑制しつつ、液体を注出することができるインク収容ボトルおよびインク補充システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した目的を達成するために、本発明のインク収容ボトルは、インクタンクに補充されるインクを収容するインク収容ボトルであって、ボトル本体部と、ボトル本体部に収容されたインクを注出するノズル部と、を有し、ノズル部は、ノズル部の先端側でそれぞれ外部に開口する第1の流体通路および第2の流体通路を有し、ノズル部の内周面は、第1の流体通路および第2の流体通路に向かって内側に傾斜している部分を有し、第1の流体通路の流路断面積が、第2の流体通路の流路断面積よりも大きい。
また、本発明のインク補充システムは、インクタンクと、インクタンクに補充されるインクを収容する上記インク収容ボトルと、を有している。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、内容物の液体が残ることを抑制しつつ、液体を注出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1の実施形態に係る液体吐出装置の斜視図である。
第1の実施形態に係る液体吐出装置の要部を模式的に示す側面図である。
図1に示す液体吐出装置への液体補充時の様子を示す斜視図である。
第1の実施形態に係る液体収容ボトルの斜視図である。
第1の実施形態に係る液体収容ボトルの断面図および平面図である。
第1の実施形態に係る液体補充動作を示す断面図である。
第1の実施形態に係る連通路の変形例を示す平面図である。
第2の実施形態に係る液体収容ボトルの断面図および平面図である。
第2の実施形態に係る液体補充動作を示す断面図である。
第2の実施形態に係るノズルの変形例を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。本明細書では、本発明の液体収容ボトルおよび液体補充システムとして、液体吐出装置に液体としてインクを補充するために用いられる場合を例に挙げて説明するが、液体収容ボトルおよび液体補充システムの用途はこれに限定されるものではない。
【0009】
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る液体吐出装置の斜視図である。図2は、本実施形態の液体吐出装置の要部を模式的に示す側面図である。
液体吐出装置200は、給送部1、搬送部2、吐出部3、液体供給部4、および表示部5を有している。
給送部1は、トレイに収容されたシート状の記録媒体の束から1枚ずつ記録媒体を分離して搬送部2に供給する給送ローラ10を有している。搬送部2は、給送部1から供給された記録媒体を搬送する搬送ローラ11および排紙ローラ12を有している。搬送ローラ11と排紙ローラ12の間には、搬送される記録媒体を下方から支持するプラテン13が配置されている。吐出部3は、プラテン13の上方に位置し、記録媒体の搬送方向と交差する方向に往復移動するキャリッジ14と、キャリッジ14に搭載され、インクなどの液体を吐出する液体吐出ヘッド15とを有している。吐出部3は、画像情報に基づいて液体吐出ヘッド15が液体を吐出することにより、プラテン13に支持された記録媒体に画像を記録することができる。
【0010】
液体供給部4は、液体タンク16と、液体流路101を介して液体タンク16と液体吐出ヘッド15とを接続する可撓性の供給チューブ17とを有している。液体タンク16は、液体を収容する収容室100を内部に有し、収容室100に液体を注入するための注入口106が形成されたタンク本体160と、収容室100を密閉するためにタンク本体160に装着可能なタンクキャップ105を有している。収容室100に収容された液体は、液体吐出ヘッド15から吐出される液体の量に応じて、液体流路101から供給チューブ17を介して液体吐出ヘッド15に供給される。このとき、液体タンク16内の収容室100には、タンク本体160の上面に設けられた大気連通口102を通じて、液体吐出ヘッド15に供給された液体と同量の空気が流入する。本実施形態では、液体として4色(例えば、シアン、マゼンダ、イエロー、およびブラック)のインクが用いられ、インクの色ごとに液体タンク16および供給チューブ17が設けられている。なお、使用する液体の色は4色に限定されず、1色であってもよく、2色以上であってもよい。また、本実施形態では、液体タンク16は、液体吐出装置200本体の内部に収容されているが、液体吐出ヘッド15に液体を供給することができれば、液体タンク16の位置はこれに限定されず、液体吐出装置200本体の外部であってもよい。
表示部5は、液体吐出装置200を動作させるのに必要な情報(動作状態、操作項目やメニューなど)を表示し、ユーザに対して液体タンク16への液体の補充を促す旨も表示する。
(【0011】以降は省略されています)

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