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公開番号2025134833
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-17
出願番号2025101503,2023097787
出願日2025-06-17,2013-01-31
発明の名称電子式シガレット
出願人アルトリア クライアント サーヴィシーズ リミテッド ライアビリティ カンパニー
代理人弁理士法人IPX
主分類A24F 40/40 20200101AFI20250909BHJP(たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具)
要約【課題】蒸気出力からのより充満した口当たりが得られる電子式の喫煙物を提供する。
【解決手段】電子式喫煙物60は、液体材料を有する液体供給部と、液体材料を気化させてエアロゾルを形成するのに充分な温度にこの液体材料を加熱させるように作用しうるヒータ14と、液体材料と連通するとともにヒータと連通する芯28であって、この芯により液体材料をヒータに送給するようにする当該芯と、空気をヒータの上流にある中央の空気流路20に送給するように作用しうる少なくとも1つの空気入口と、ヒータの下流にある繊維素子300とを具えている。
【選択図】図19
特許請求の範囲【請求項1】
電子式喫煙物であって、この電子式喫煙物が、
長手方向に延在する外管と、
この外管内の内管と、
液体材料を有する液体供給部であって、前記外管と前記内管との間の外側環状部内に収容された当該液体供給部と、
前記内管内に位置するヒータと、
前記液体供給部と連通するとともに前記ヒータにより囲まれた芯であって、この芯により液体材料を前記ヒータに供給するとともに、このヒータが液体材料を気化させて前記内管内にエアロゾルを形成するのに充分な温度に液体材料を加熱させるようにする当該芯と、
前記ヒータの下流に位置する繊維素子とを具えている電子式喫煙物。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
請求項1に記載の電子式喫煙物であって、この電子式喫煙物が更に、口挿入端部を具え、この口挿入端部が、パフ中にエアロゾルが喫煙者の口を通過するように作用しうる少なくとも2つの分散用の出口流路を有するようにした電子式喫煙物。
【請求項3】
請求項2に記載の電子式喫煙物において、前記少なくとも2つの分散用の出口流路の各々が、電子式喫煙物の長手軸線に対して約5°~約60°の角度となっている電子式喫煙物。
【請求項4】
請求項1に記載の電子式喫煙物において、前記繊維素子が低能率のフィルタ材料を有している電子式喫煙物。
【請求項5】
請求項1に記載の電子式喫煙物において、前記繊維素子が、セルロースアセテート、ポリエステル、ポリプロピレン、紙及びこれらの任意の組合せより成る群から選択した繊維材料を有している電子式喫煙物。
【請求項6】
請求項1に記載の電子式喫煙物において、前記繊維素子が更に、少なくとも1種類の添加剤を有している電子式喫煙物。
【請求項7】
請求項6に記載の電子式喫煙物において、前記少なくとも1種類の添加剤が、風味材料と、アロマ材料と、pH変性剤と、化学感覚剤と、二酸化炭素形成体と、煙モディファイヤと、希釈剤と、エアロゾル形成体と、ニコチンと、これらの任意の組合せとより成る群から選択されている電子式喫煙物。
【請求項8】
請求項1に記載の電子式喫煙物において、前記繊維素子の長さが、約3mm~約10mmの範囲内である電子式喫煙物。
【請求項9】
請求項1に記載の電子式喫煙物において、前記繊維素子が、繊維材料の上流プラグと、繊維材料の下流プラグと、これらの間のスペースとを有している電子式喫煙物。
【請求項10】
請求項9に記載の電子式喫煙物において、前記スペース内に少なくとも1種類の添加剤が収容されている電子式喫煙物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子式シガレットに関するものである。
続きを表示(約 3,600 文字)【0002】
[関連出願の相互参照]
本出願は、2012年1月31日に出願された米国仮特許出願第61/593,004号の関連出願であり、米国特許法第119条の下でこれらの仮出願に基づく優先権を主張するものであり、その開示内容は、参照することによりその全体が説明されているようにここに導入されるものである。
【背景技術】
【0003】
電子式シガレット又は電子式シガー(これらを総称して"喫煙物"と称する)は、液状材料を蒸発させてエアロゾルすなわち"蒸気"を生ぜしめるヒータ素子を含むものとして提供されている。ヒータ素子は、芯(ウイック)が全長に亘って延在している抵抗性ヒータコイルを有するようにするのが好ましい。このヒータコイルは、パフ(たばこの一服)中にホットスポットや過大温度の個所が生じないように構成するとともにこのようにする材料から形成されている。
【0004】
電子式の喫煙物には、蒸気出力からのより充満した口当たりが得られるようにする少なくとも2つの分散用の出口を有する口挿入端部を具えるのが好ましい。複数の出口を有する上述した口挿入端部は、この口挿入端部のすぐ上流で空気を減速させる構成配置と協同させ、 "喫煙者"の唇又はその周囲で"熱さ"を感知するのを実質的に回避するようにするのが好ましい。
【0005】
電子式の喫煙物は、金属容器部分と、精密成型された主要部、すなわち金属容器部分に沿う好ましくは喫煙物の金属側壁部分に沿う位置にある空気吸入口ポートとを有するのが好ましい。空気吸入口ポートは、精密公差内で精密成型されるとともに、この空気吸入口ポートは、この空気吸入口ポートと蒸気源(ヒータ)との間の空気連通通路に沿う支配的な圧力降下源となるような寸法とする。このような構成によれば、あるパフから次のパフに至って且つ一喫煙物から次の喫煙物に至ってもRTDが本質的に同じに維持されるようになる。一貫性のある性能を更に高めるためには、喫煙物のRTDを喫煙物の製造中に、且つ必要に応じ是正措置中に検査する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、本発明の第1の実施例による電子式喫煙物を示す平面図である。
図2は、図1に示す電子式喫煙物の側面の断面図である。
図3Aは、図1に示す電子式喫煙物のカートリッジ区分を有する素子の分解斜視図である。
図3Bは、図1に示す電子式喫煙物のカートリッジ区分の空気吸入口ポートを示す詳細図である。
図4は、図1に示す電子式喫煙物の口挿入端部を示す斜視図である。
図5は、図4の口挿入端部のA‐A線上に沿う断面図である。
図6は、図1に示す電子式喫煙物の口挿入端部の他の実施例を示す斜視図である。
図7は、図6の口挿入端部のB‐B線上に沿う断面図である。
図8は、図1に示す電子式喫煙物のヒータアセンブリの拡大詳細図である。
図9Aは、ヒータコイルと芯とのアセンブリを有する内管を、封鎖リングが配置される前の状態で示す拡大図である。
図9Bは、ヒータコイルと芯とのアセンブリを有する内管を、封鎖リングが配置された後の状態で示す拡大図である。
図10は、図1の電子式喫煙物に対して用いるための口挿入端部の更に他の(第3の)実施例を示す断面図である。
図11は、図10の口挿入端部の分解図である。
図12は、図1の電子式喫煙物に対して用いるための他の連結構成配置のアセンブリを示す詳細図である。
図13は、ノッチ(切込み)を有するコネクタカソードの第2の実施例を示す斜視図である。
図14Aは、角度を付した穴を有するコネクタカソードの第3の実施例を示す説明図である。
図14Bは、角度を付した穴を有するコネクタカソードの第3の実施例を示す説明図である。
図14Cは、角度を付した穴を有するコネクタカソードの第3の実施例を示す説明図である。
図15は、アノードを短くして空気吸入口ポートを介する通気連通を達成させるようにしたコネクタカソード及びアノードを示す断面図である。
図16は、電子式喫煙物に対して用いる口挿入端部の第4の実施例を示す斜視図である。
図17は、第1の実施例による電子式喫煙物であり、更にスリーブアセンブリを有するようにした電子式喫煙物を示す断面図である。
図18は、他の実施例による電子式喫煙物を示す側面図である。
図19は、電子式喫煙物の口側端部に繊維素子を有する他の実施例による当該電子式喫煙物を示す断面図である。
図20は、電子式喫煙物の口側端部に繊維素子を有する他の実施例による当該電子式喫煙物を示す断面図である。
図21は、電子式喫煙物の口側端部に繊維素子を有する他の実施例による当該電子式喫煙物を示す断面図である。
図22は、開放した口側端部を有する他の実施例による電子式喫煙物を示す断面図である。
図23は、図22の電子式喫煙物の開放した口側端部内に挿入するための繊維素子を示す斜視図である。
図24は、電子式喫煙物に対して用いる着脱自在の繊維素子を示す斜視図である。
図25は、口挿入端部と図24の着脱自在の繊維素子とを有する他の実施例による電子式喫煙物を示す断面図である。
図26は、口挿入端部と繊維素子とを有する他の実施例による電子式喫煙物を示す断面図である。
図27は、口挿入端部と着脱自在のスリーブとを有する電子式喫煙物を示す断面図である。
図28は、二酸化炭素タンクを有する他の実施例による電子式喫煙物を示す断面図である。
図29は、電子式喫煙物の外側面上にアロマ細条を有する当該電子式喫煙物を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
(電子式喫煙物のレイアウト)
図1及び2を参照して、新規な電子式喫煙物(電子式シガレット又はシガー)60を説明するに、この電子式喫煙物は、交換式のカートリッジ(すなわち第1の区分)70と、再使用可能な固定物(すなわち第2の区分)72とを具えており、好適な実施例ではこれらを、ねじ連結部205により、又はすべり嵌め、戻り止め、クランプ及びクラスプの何れか又は任意の組合せによるような他の便利な手段により、互いに結合させるようにしてある。一般には、第2の区分72は、電子式喫煙物60の自由端、すなわち先端部に隣接する空気吸入口ポート45を介してこの第2の区分72内に引込まれる空気に応答するパフセンサ16と、バッテリ1と、制御回路とを有している。使い捨ての第1の区分70は、液体供給領域22と、この液体供給領域22から芯28を経て引込まれる液体を噴霧させるヒータ14とを有する。ねじ連結部205による連結が達成されると、パフセンサの動作時にバッテリ1が第1の区分70の電気ヒータ14と接続しうるようになる。空気は主として1つ以上の空気吸入口ポート44を経て第1の区分70内に引込まれる。
【0008】
好適な実施例では、カートリッジの液体が使い尽くされた場合に、第1の区分70のみが交換されるようにする。他の構成例には、液体が供給し尽されると電子式喫煙物60の全体が廃棄されるようにすることを含めることができる。このような場合には、バッテリの種類やその他の特徴部が、簡単で廉価となるように設計することができるが、一般には、第2の区分が再使用又は再充電されるか或いはこれらの双方が達成される好適な実施例と同じ概念を具現化するようにする。
【0009】
好適な実施例では、電子式喫煙物60を通常のシガレットとほぼ同じ大きさとする。ある実施例では、電子式喫煙物60を約80mm~約110mmの長さ、好ましくは約80mm~約100mmの長さとし、約7mm~約8mmの直径としうる。好適な実施例では、例えば、電子式喫煙物を約84mmの長さで約7.8mmの直径を有するようにする。
【0010】
外管6には少なくとも1つの裏面接着式のラベルを被着するのが好ましい。このラベルは電子式喫煙物60を完全に囲むものであり、従来のシガレットの外観及び感触の双方又は何れか一方が得られるように着色及び質感の双方又は何れか一方をこのラベルに与えることができる。このラベルには、空気吸入口ポート44が遮断するのを回避するような寸法及び配置とした穴を開けることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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