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公開番号2025133248
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-11
出願番号2024031075
出願日2024-03-01
発明の名称液体吐出装置
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B41J 2/175 20060101AFI20250904BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】メニスカスが破壊されるおそれを低減する液体吐出装置を提供する。
【解決手段】液体吐出装置11は、ノズル14が開口するノズル面13を有し、ノズルから液体を吐出する吐出部12と、液体を貯留する貯留部15と、貯留部から吐出部に液体を供給する供給部26と、を備え、供給部は、貯留部と吐出部とに接続される第1流路28と、貯留部と吐出部とに接続される第2流路29と、を有する供給流路27と、第1流路に位置し、電源がオフの場合に第1流路を閉鎖する供給弁34と、第2流路に位置し、吐出部内の圧力が所定圧力以下である場合に第2流路を開放するように構成される調整弁35と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ノズルが開口するノズル面を有し、前記ノズルから液体を吐出する吐出部と、
液体を貯留する貯留部と、
前記貯留部から前記吐出部に液体を供給する供給部と、を備え、
前記供給部は、
前記貯留部と前記吐出部とに接続される第1流路と、前記貯留部と前記吐出部とに接続される第2流路と、を有する供給流路と、
前記第1流路に位置し、電源がオフの場合に前記第1流路を閉鎖する供給弁と、
前記第2流路に位置し、前記吐出部内の圧力が所定圧力以下である場合に前記第2流路を開放するように構成される調整弁と、を有することを特徴とする液体吐出装置。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
前記第1流路及び前記第2流路は、互いに共通する部分である共通部分を有することを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項3】
前記共通部分は、前記第1流路において前記供給弁よりも下流に位置し、前記第2流路において前記調整弁よりも下流に位置することを特徴とする請求項2に記載の液体吐出装置。
【請求項4】
前記貯留部は、液面が前記ノズル面よりも下方に位置するように液体を貯留することを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項5】
前記供給弁は、ノーマルクローズ弁であることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項6】
前記供給部は、
前記吐出部と前記貯留部とに接続される回収流路と、
前記供給流路及び前記回収流路において液体を循環させるポンプと、
前記回収流路に位置し、電源がオフの場合に前記回収流路を閉鎖する回収弁と、を有することを特徴とする請求項1から請求項5の何れか一項に記載の液体吐出装置。
【請求項7】
前記回収弁は、ノーマルクローズ弁であることを特徴とする請求項6に記載の液体吐出装置。
【請求項8】
前記調整弁は、
前記第2流路に接続される本体部材と、
前記本体部材に収容される弁部材と、を有し、
前記本体部材は、
前記貯留部に通じる供給室と、
前記吐出部に通じる圧力室と、
前記供給室及び前記圧力室に通じる貫通口と、を形成し、
前記弁部材は、前記貫通口を開放することによって前記第2流路を開放し、
前記供給部は、前記第1流路において前記供給弁よりも上流に接続され、前記第2流路において前記弁部材よりも上流に接続されるメンテナンス流路を有し、
前記ポンプは、前記第2流路において前記メンテナンス流路との接続位置よりも上流に位置することを特徴とする請求項6に記載の液体吐出装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ノズルから液体を吐出する吐出部と、液体を貯留する貯留部と、貯留部から吐出部に液体を供給する供給部とを備える液体吐出装置が記載されている。液体吐出装置は、貯留部と吐出部との間に供給弁を備える。供給弁が閉じることによって、振動、衝撃などによりノズルから液体が漏れるおそれが低減される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-123202号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
こうした液体吐出装置においては、供給弁が閉じると、貯留部から吐出部に液体が供給されない。そのため、供給弁が閉じたまま長時間経過すると、ノズルから液体が蒸発することによって、吐出部内の圧力が小さくなる。吐出部内の圧力が小さくなると、ノズルに形成される液体のメニスカスが破壊されるおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する液体吐出装置は、ノズルが開口するノズル面を有し、前記ノズルから液体を吐出する吐出部と、液体を貯留する貯留部と、前記貯留部から前記吐出部に液体を供給する供給部と、を備え、前記供給部は、前記貯留部と前記吐出部とに接続される第1流路と、前記貯留部と前記吐出部とに接続される第2流路と、を有する供給流路と、前記第1流路に位置し、電源がオフの場合に前記第1流路を閉鎖する供給弁と、前記第2流路に位置し、前記吐出部内の圧力が所定圧力以下である場合に前記第2流路を開放するように構成される調整弁と、を有する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、液体吐出装置の一実施例を示す模式図である。
図2は、貯留部の断面図である。
図3は、調整弁の分解斜視図である。
図4は、図3とは別の角度から見た分解斜視図である。
図5は、調整弁の平面図である。
図6は、図5における6-6線で切断した断面図である。
図7は、図5における7-7線で切断した断面図である。
図8は、吐出部と調整弁との位置関係を示す正面図である。
図9は、空吸引時及び第1充填時における液体吐出装置の模式図である。
図10は、循環時及び第2充填時における液体吐出装置の模式図である。
図11は、クリーニング時及び第3充填時における液体吐出装置の模式図である。
図12は、加圧準備時における液体吐出装置の模式図である。
図13は、加圧待機時における液体吐出装置の模式図である。
図14は、加圧開始時、輸送時及び待機時における液体吐出装置の模式図である。
図15は、ワイピング時における液体吐出装置の模式図である。
図16は、輸送時及び待機時においてノズルから液体が蒸発したときの液体吐出装置の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、液体吐出装置の一実施例について図を参照しながら説明する。液体吐出装置は、例えば、用紙、布帛などの媒体に液体の一例であるインクを吐出することによって、文字、写真などの画像を記録するインクジェット式のプリンターである。
【0008】
<液体吐出装置>
図1に示すように、液体吐出装置11は、吐出部12を備える。吐出部12は、液体を吐出するように構成される。吐出部12は、媒体に液体を吐出することによって、媒体に画像を印刷する。吐出部12は、ノズル面13を有する。ノズル面13には、1以上のノズル14が開口する。吐出部12は、ノズル14から液体を吐出する。一例では、吐出部12は、媒体の幅にわたって一斉に液体を吐出できるラインヘッドである。吐出部12は、媒体に対して走査するシリアルヘッドでもよい。
【0009】
液体吐出装置11は、貯留部15を備える。貯留部15は、液体を貯留するように構成される。貯留部15は、吐出部12に供給される液体を貯留する。貯留部15は、例えば、タンクである。貯留部15は、吐出部12から供給される液体を貯留してもよい。すなわち、貯留部15は、吐出部12から戻される液体を貯留してもよい。
【0010】
貯留部15は、貯留体16を有する。貯留体16は、液体を貯留するケースである。貯留体16は、貯留室17を画定する。貯留室17は、液体が貯留される空間である。貯留室17は、大気に開放される。
(【0011】以降は省略されています)

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