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公開番号
2025132099
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-10
出願番号
2024029442
出願日
2024-02-29
発明の名称
可視化システム、及び、吊荷状態検出セット
出願人
株式会社大林組
代理人
個人
,
個人
主分類
B66C
13/46 20060101AFI20250903BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約
【課題】より安全な作業に取組める環境を実現するために、揚重作業の吊荷の状態を仮想空間上に反映させることで作業状況を共有化することができる可視化システムを提供する。
【解決手段】本発明の揚重作業の吊荷SLの状態を仮想空間上に反映させて可視化する可視化システム1は、仮想空間を制御する空間制御部72と、吊荷の方位を検出する位置測位部62と、吊荷SLの形状を取得する形状取得部と、を備え、位置測位部62は、吊荷形状の特定方向の方位を検出することで吊荷SLの方位を検出し、空間制御部72は、吊荷の状態を吊荷SLに対応する仮想空間上の仮想吊荷に反映する吊荷状態反映処理を行い、吊荷状態反映処理では、変化する特定方向の方位に基づいて、吊荷SLの特定方向に対応する仮想吊荷の仮想特定方向を特定方向の方位に合わせるように、仮想空間上に仮想吊荷形状を反映させる方位反映処理が行われる。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
揚重作業の吊荷の状態を仮想空間上に反映させて可視化する可視化システムであって、
前記可視化システムは、
前記仮想空間を制御する空間制御部と、
前記吊荷の方位を検出する位置測位部と、
前記吊荷の形状を取得する形状取得部と、を備え、
前記位置測位部は、吊荷形状の特定方向の方位を検出することで前記吊荷の方位を検出し、
前記空間制御部は、前記吊荷の状態を前記吊荷に対応する前記仮想空間上の仮想吊荷に反映する吊荷状態反映処理を行い、
前記吊荷状態反映処理では、変化する前記特定方向の方位に基づいて、前記吊荷の前記特定方向に対応する前記仮想吊荷の仮想特定方向を前記特定方向の方位に合わせるように、前記仮想空間上に前記仮想吊荷形状を反映させる方位反映処理が行われる、可視化システム。
続きを表示(約 540 文字)
【請求項2】
前記位置測位部は、前記吊荷の高さ方向を含む位置も検出しており、
前記吊荷状態反映処理では、変化する前記位置に基づいて、前記仮想空間上の前記仮想吊荷の仮想位置を前記位置に合わせるように反映する位置反映処理が行われる、請求項1に記載の可視化システム。
【請求項3】
前記可視化システムは、吊り天秤を備え、
前記位置測位部が、前記吊り天秤に設けられた位置測位装置であり、
前記形状取得部が、前記吊荷の形状を検出可能な前記吊り天秤の位置に設けられた形状検出装置である、請求項1又は請求項2に記載の可視化システム。
【請求項4】
揚重作業の吊荷の状態を仮想空間上に反映させるために用いる吊荷状態検出セットであって、
前記吊荷状態検出セットは、
吊り天秤、又は、吊荷に設けられ、前記吊荷の位置方位を検出する位置測位装置と、
前記吊荷の形状を検出可能な位置に設けられる形状検出装置と、
を備える吊荷状態検出セット。
【請求項5】
前記吊荷状態検出セットは、前記位置測位装置、及び、前記形状検出装置を設けるための前記吊り天秤を備える、請求項4に記載の吊荷状態検出セット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、揚重作業の吊荷の状態を仮想空間上に反映させて可視化する可視化システム、及び、それに用いることができる吊荷状態検出セットに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
フライホイールを回転可能に支持するジンバル枠に、フライホイールを傾動可能に支持するためのジンバル軸が一体で設けられ、中心軸周りに回転するフライホイールが傾動することにより生じるジャイロ効果を利用して吊物を旋回させる、ワイヤーで吊られた吊物の旋回方向の位置決めを行なうための吊物旋回装置がある(特許文献1参照)。
【0003】
一方、吊物を荷下ろし場所に着地させる場合には、オペレータが吊物旋回装置を操作する必要があり、更に、玉掛け作業者が、吊物に取り付けられた介添えロープを用いて、目的位置に誘導することもあるため、荷下ろし場所では、作業に手間が掛かっていた(特許文献2参照)。
【0004】
そこで、特許文献2では、吊物を吊り下げる吊物旋回装置に接続された制御部を備えた揚重支援システムであって、制御部が、吊物旋回装置において、異なる位置に設置された複数の測位装置から各測位情報を取得し、各測位情報を用いて、吊物旋回装置の現在配置を特定し、現在配置と吊物の着地方向とに応じて、吊物旋回装置の旋回を指示することを特徴とする揚重支援システムを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2014-131940号公報
特開2023-156107号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、クレーン等の揚重作業では、吊荷の状態を現場の一部の作業者しか確認できず、吊荷がクレーン等を操縦するオペレータの死角に位置し、オペレータが吊荷の状態を確認できないときもある。
【0007】
このように監視できる者が限られる状況は、危険な状態を見逃すおそれがあり、より安全な作業に取組める環境を実現することが求められる。
【0008】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、より安全な作業に取組める環境を実現するために、揚重作業の吊荷の状態を仮想空間上に反映させることで作業状況を共有化することができる可視化システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、上記目的を達成するために以下の構成によって把握される。
本発明の可視化システムは、揚重作業の吊荷の状態を仮想空間上に反映させて可視化する可視化システムであって、前記可視化システムは、前記仮想空間を制御する空間制御部と、前記吊荷の方位を検出する位置測位部と、前記吊荷の形状を取得する形状取得部と、を備え、前記位置測位部は、吊荷形状の特定方向の方位を検出することで前記吊荷の方位を検出し、前記空間制御部は、前記吊荷の状態を前記吊荷に対応する前記仮想空間上の仮想吊荷に反映する吊荷状態反映処理を行い、前記吊荷状態反映処理では、変化する前記特定方向の方位に基づいて、前記吊荷の前記特定方向に対応する前記仮想吊荷の仮想特定方向を前記特定方向の方位に合わせるように、前記仮想空間上に前記仮想吊荷形状を反映させる方位反映処理が行われる。
【0010】
本発明の吊荷状態検出セットは、揚重作業の吊荷の状態を仮想空間上に反映させるために用いる吊荷状態検出セットであって、前記吊荷状態検出セットは、吊り天秤、又は、吊荷に設けられ、前記吊荷の位置方位を検出する位置測位装置と、前記吊荷の形状を検出可能な位置に設けられる形状検出装置と、を備える。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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