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公開番号
2025157980
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-16
出願番号
2024060385
出願日
2024-04-03
発明の名称
バイオレメディエーション促進剤、及びその製造方法、並びに汚染地盤の浄化方法
出願人
株式会社大林組
代理人
弁理士法人一色国際特許事務所
主分類
B09B
3/60 20220101AFI20251008BHJP(固体廃棄物の処理;汚染土壌の再生)
要約
【課題】新規なバイオレメディエーション促進剤、及びその製造方法、並びに汚染土壌の浄化方法を提供すること。
【解決手段】米麹を含有する、バイオレメディエーション促進剤。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
米麹を含有する、バイオレメディエーション促進剤。
続きを表示(約 310 文字)
【請求項2】
水を更に含有し、
前記米麹と、前記水と、の質量比(米麹(乾燥質量):水)が、1:10~1:40である、請求項1に記載のバイオレメディエーション促進剤。
【請求項3】
汚染地盤の浄化方法であって、
前記汚染地盤に、請求項1又は2に記載のバイオレメディエーション促進剤を供給する工程を有する、
汚染地盤の浄化方法。
【請求項4】
米麹を水に溶解させる工程を有するバイオレメディエーション促進剤の製造方法。
【請求項5】
微生物増殖抑制剤を添加する工程を更に有する請求項4に記載のバイオレメディエーション促進剤の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、バイオレメディエーション促進剤、及びその製造方法、並びに汚染地盤の浄化方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
揮発性有機化合物(以下「VOC」とも称する)等によって汚染された地盤を浄化する方法として、従来からバイオレメディエーション等の方法が知られている。バイオレメディエーションは、微生物を使って地盤中の汚染物質を分解し無害化する方法のことである。バイオレメディエーションは、例えば、汚染地盤中に元々存在する汚染物質を分解する微生物を増殖・活性化させて汚染物質を浄化したりする方法(例えば、特許文献1参照)、外部で培養した汚染物質を分解する微生物を汚染地盤に導入して、これを地盤内で増殖・活性化させて汚染物質を浄化したりする方法(例えば、特許文献2参照)などが挙げられる。
【0003】
バイオレメディエーションは、温和な条件で、かつ、低コストで汚染物質を浄化できるという利点がある。しかしながら、VOCを分解する微生物が比較的少ない地盤においては、VOCを分解する微生物が増殖できるような嫌気的な環境にすることに時間がかかり、結果的にその浄化プロセスに時間がかかるという問題がある。このため、VOCを分解する微生物が比較的少ない地盤において用いることができる、新規なバイオレメディエーション促進方法が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4529667号公報
特開2000-301178号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記事情に鑑み、新規なバイオレメディエーション促進剤、及びその製造方法、並びに汚染地盤の浄化方法の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、バイオレメディエーション促進剤に米麹を含有させることにより、バイオレメディエーションによる汚染物質の浄化を促進できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】
すなわち、本発明は、以下の各発明に関する。
[1]米麹を含有する、バイオレメディエーション促進剤。
[2]米麹と、水と、の質量比(米麹(乾燥質量):水)が、1:10~1:40である、[1]に記載のバイオレメディエーション促進剤。
[3]汚染地盤の浄化方法であって、前記汚染地盤に、[1]~[2]のいずれかに記載のバイオレメディエーション促進剤を供給する工程を有する、汚染地盤の浄化方法。
[4]米麹を水に溶解させる工程を有する、バイオレメディエーション促進剤の製造方法。
[5]米麹を水に溶解させる工程において、微生物増殖抑制剤を添加する工程を更に有する、[4]に記載のバイオレメディエーション促進剤。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、新規なバイオレメディエーション促進剤、及びその製造方法、並びに汚染地盤の浄化方法の提供が可能となる。本発明に係るバイオレメディエーション促進剤、及びその製造方法、並びに汚染地盤の浄化方法によれば、これまでVOCを分解する微生物が増殖しやすい嫌気的な環境下が整うまでに時間がかかり、VOCの分解までに時間がかかっていたというデメリットを軽減することが可能になる。また本発明に係るバイオレメディエーション促進剤、及びその製造方法、並びに汚染地盤の浄化方法は、アミノ酸、ビタミンを多く含有する米麹を用いることによって、バイオレメディエーションが効果的に促進されることを見出したことに基づくものであり、容易に入手可能でコスト的に安価な米麹をバイオレメディエーション促進剤等として用いることができ、低コストで汚染物質を浄化できるという利点も有する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、対照区1-1の各VOC濃度(mg/L)の経時変化を示したグラフである。
図2は、対照区1-2の各VOC濃度(mg/L)の経時変化を示したグラフである。
図3は、試験区1-1の各VOC濃度(mg/L)の経時変化を示したグラフである。
図4は、試験区1-2の各VOC濃度(mg/L)の経時変化を示したグラフである。
図5は、試験区2-1の各VOC濃度(mg/L)の経時変化を示したグラフである。
図6は、試験区2-2の各VOC濃度(mg/L)の経時変化を示したグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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