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公開番号
2025130451
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-08
出願番号
2024027619
出願日
2024-02-27
発明の名称
異常通知システム、異常通知システムの制御方法
出願人
フジテック株式会社
代理人
弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類
B66B
3/00 20060101AFI20250901BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約
【課題】エレベータを利用する情報処理装置に生じた異常を遅滞なく管理者等に通知する
【解決手段】異常通知システム(100)は、自律走行可能な情報処理装置(3)がエレベータ(2)のかご(21)に乗車しているか否かを示す乗車情報を取得する乗車情報取得部(111)と、情報処理装置(3)が送信する所定の送信情報を受信するように構成された、エレベータの動作を制御するエレベータ制御装置(1)における送信情報の受信有無、および乗車情報に基づいて、情報処理装置(3)に異常が生じているか否かを判定する異常判定部(112)と、情報処理装置(3)に異常が生じている場合、エレベータ制御装置(1)から異常発生通知を出力させる出力制御部(113)と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
自律走行可能な情報処理装置がエレベータのかごに乗車しているか否かを示す乗車情報を取得する乗車情報取得部と、
前記情報処理装置が送信する所定の送信情報を受信するように構成された、前記エレベータの動作を制御するエレベータ制御装置における前記送信情報の受信有無、および前記乗車情報に基づいて、前記情報処理装置に異常が生じているか否かを判定する異常判定部と、
前記情報処理装置に異常が生じている場合、前記エレベータ制御装置から異常発生通知を出力させる出力制御部と、を備える、
異常通知システム。
続きを表示(約 1,900 文字)
【請求項2】
前記乗車情報は、前記かごに設けられた荷重センサによって計測された、前記かごに乗車している乗車物の総重量を示す計測データにおける変化を示す情報、および、前記かごの内部を撮像した画像を解析した解析結果、の少なくともいずれかである、
請求項1に記載の異常通知システム。
【請求項3】
前記送信情報は、前記かごの戸開状態を保持する指示である第1戸開保持指令、および前記情報処理装置が前記かごへ乗車したことを示す乗車完了通知を含み、
前記異常判定部は、
前記情報処理装置が乗車可能な前記かごが前記情報処理装置の出発階に到着した時点から第1所定時間内に前記エレベータ制御装置が前記第1戸開保持指令を含む前記送信情報を受信したか否か、
第2所定時間内に前記エレベータ制御装置が前記乗車完了通知を含む前記送信情報を受信したか否か、および、
前記乗車情報、
に基づいて、前記情報処理装置に異常が生じているか否かを判定する、
請求項1に記載の異常通知システム。
【請求項4】
前記異常判定部は、
前記第1所定時間内に前記エレベータ制御装置が前記第1戸開保持指令を受信せず、かつ、前記第2所定時間内に前記エレベータ制御装置が前記乗車完了通知を受信せず、かつ、前記乗車情報が前記情報処理装置が前記かごに乗車していることを示している場合、前記情報処理装置に第1の異常が生じていると判定する、
請求項3に記載の異常通知システム。
【請求項5】
前記異常判定部は、
前記第1所定時間内に前記エレベータ制御装置が前記第1戸開保持指令を受信せず、かつ、前記第2所定時間内に前記エレベータ制御装置が前記乗車完了通知を受信し、かつ、前記乗車情報が前記情報処理装置が前記かごに乗車していることを示している場合、前記情報処理装置に第2の異常が生じていると判定する、
請求項3に記載の異常通知システム。
【請求項6】
前記異常判定部は、
前記第2所定時間内に前記エレベータ制御装置が前記第1戸開保持指令を受信し、かつ、前記第2所定時間内に前記エレベータ制御装置が前記乗車完了通知を受信せず、かつ、前記乗車情報が前記情報処理装置が前記かごに乗車していることを示している場合、前記情報処理装置に第3の異常が生じていると判定する、
請求項3に記載の異常通知システム。
【請求項7】
前記異常判定部は、
前記第1所定時間内に前記エレベータ制御装置が前記第1戸開保持指令を受信し、かつ、前記第2所定時間内に前記エレベータ制御装置が前記乗車完了通知を受信せず、かつ、前記乗車情報が前記情報処理装置が前記かごに乗車していないことを示している場合、前記情報処理装置に第4の異常が生じていると判定する、
請求項3に記載の異常通知システム。
【請求項8】
前記送信情報は、前記かごの戸開状態を保持する指示である第2戸開保持指令、および前記情報処理装置が乗車している前記かごから降車したことを示す降車完了通知を含み、
前記異常判定部は、
前記情報処理装置が乗車している前記かごが前記情報処理装置の行先階に到着した時点から第3所定時間内に前記エレベータ制御装置が前記第2戸開保持指令を含む前記送信情報を受信したか否か、
第4所定時間内に前記エレベータ制御装置が前記降車完了通知を含む前記送信情報を受信したか否か、および、
前記乗車情報、
に基づいて、前記情報処理装置に異常が生じているか否かを判定する、
請求項1に記載の異常通知システム。
【請求項9】
前記異常判定部は、
前記第3所定時間内に前記エレベータ制御装置が前記第2戸開保持指令を受信せず、かつ、前記第4所定時間内に前記エレベータ制御装置が前記降車完了通知を受信せず、かつ、前記乗車情報が前記情報処理装置が前記かごから降車していることを示している場合、前記情報処理装置に第5の異常が生じていると判定する、
請求項8に記載の異常通知システム。
【請求項10】
前記異常判定部は、
前記第3所定時間内に前記エレベータ制御装置が前記第2戸開保持指令を受信せず、かつ、前記第4所定時間内に前記エレベータ制御装置が前記降車完了通知を受信し、かつ、前記乗車情報が前記情報処理装置が前記かごから降車していることを示している場合、前記情報処理装置に第6の異常が生じていると判定する、
請求項8に記載の異常通知システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、異常通知システムおよび異常通知システムの制御方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、自律走行するロボットにエレベータを利用させる場合に、ロボットの生じた異常をエレベータが判定する技術が知られている。
【0003】
特許文献1には、かご内で異常が発生し動作できなくなった自律移動体から受信した異常情報に基づいて異常を判定し、自律移動体を回収する回収階へのエレベータの運行を制御するエレベータシステムが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-195257号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
自律走行可能な情報処理装置(ロボット)において異常が生じた場合、情報処理装置が自機の異常を検知し適切な対応(例えば、異常発生および救援要請などの発報)を行うことが常に可能であるとは限らない。なぜなら、情報処理装置に生じた異常によって、情報処理装置の自機の異常を検知する機能、および、異常発生および救援要請を発報する機能などが失われている場合があるからである。このような場合、情報処理装置に異常が生じたことの把握が遅れる可能性がある。
【0006】
エレベータを利用するとき、情報処理装置はエレベータの動作を制御するエレベータ制御装置に対して、戸開保持指令、乗車完了信号、および降車完了信号などの送信情報を適宜送信する。情報処理装置がエレベータに乗車する動作または降車する動作を開始するとき、当該情報処理装置はエレベータ制御装置に戸開保持指令を送信する。また、情報処理装置がエレベータのかごへの乗車が完了したとき、またはエレベータのかごからの降車が完了したとき、当該情報処理装置はエレベータ制御装置に乗車完了信号または降車完了信号を送信する。
【0007】
例えば、戸開保持指令が情報処理装置から送信されない場合、エレベータの扉と乗降中の情報処理装置とが衝突する可能性がある。例えば、乗車完了信号または降車完了信号が情報処理装置から送信されない場合、エレベータの戸開時間が不必要に長くなり、エレベータの運行効率が低下する可能性がある。それゆえ、情報処理装置が送信情報を正しく送信できない状態である旨の情報は、遅滞なく管理者等に通知されることが望ましい。
【0008】
本発明の一態様は、エレベータを利用する情報処理装置に生じた異常を遅滞なく管理者等に通知することができる異常通知システムなどを実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る異常通知システムは、自律走行可能な情報処理装置がエレベータのかごに乗車しているか否かを示す乗車情報を取得する乗車情報取得部と、前記情報処理装置が送信する所定の送信情報を受信するように構成された、前記エレベータの動作を制御するエレベータ制御装置における前記送信情報の受信有無、および前記乗車情報に基づいて、前記情報処理装置に異常が生じているか否かを判定する異常判定部と、前記情報処理装置に異常が生じている場合、前記エレベータ制御装置から異常発生通知を出力させる出力制御部と、を備える。
【0010】
また、本発明の一態様に係る異常通知システムの制御方法は、1または複数のコンピュータによって実行される異常通知システムの制御方法であって、自律走行可能な情報処理装置がエレベータのかごに乗車しているか否かを示す乗車情報を取得する乗車情報取得ステップと、前記情報処理装置が送信する所定の送信情報を受信するように構成された、前記エレベータの動作を制御するエレベータ制御装置における前記送信情報の受信有無、および前記乗車情報に基づいて、前記情報処理装置に異常が生じているか否かを判定する異常判定ステップと、前記情報処理装置に異常が生じている場合、前記エレベータ制御装置から異常発生通知を出力させる出力制御ステップと、を含む。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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