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公開番号
2025128156
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-02
出願番号
2025085668,2024541772
出願日
2025-05-22,2024-03-04
発明の名称
免疫グロブリン
出願人
国立大学法人 東京大学
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C07K
16/00 20060101AFI20250826BHJP(有機化学)
要約
【課題】免疫グロブリン多量体を安定的かつ高品質に作ることができる方法、および免疫グロブリン多量体形成能を有する免疫グロブリン改変体を提供する。また、免疫グロブリン多量体または免疫グロブリン改変体を利用する方法、ならびに免疫グロブリン多量体または免疫グロブリン改変体を含む組成物を提供する。
【解決手段】少なくとも1つの重鎖のC末端多量体形成能促進領域に欠損を有する免疫グロブリン改変体を少なくとも1つ含む、2つ以上の免疫グロブリンを接触させる工程;および前記2つ以上の免疫グロブリンを結合させる工程を含む、免疫グロブリン多量体を製造する方法が提供される。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも1つの重鎖のC末端多量体形成能促進領域に欠損を有する免疫グロブリン改変体を少なくとも1つ含む、2つ以上の免疫グロブリンを接触させる工程; および
前記2つ以上の免疫グロブリンを結合させる工程
を含む、免疫グロブリン多量体を製造する方法。
続きを表示(約 670 文字)
【請求項2】
前記欠損が、多量体形成能促進領域における1つ以上のアミノ酸の欠失である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
C末端多量体形成能促進領域に欠損を有する免疫グロブリンのC末端に、多量体化を促進する異種アミノ酸配列が付加されている、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記複数の免疫グロブリン分子のそれぞれがIgAまたはIgMである、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
請求項1に記載の方法で製造された免疫グロブリン多量体。
【請求項6】
2以上の免疫グロブリンを含む免疫グロブリン多量体であって、前記2以上の免疫グロブリンを構成する免疫グロブリンの少なくとも1つの免疫グロブリンが、少なくとも1つの重鎖のC末端多量体形成能促進領域に欠損を有する免疫グロブリン改変体である、免疫グロブリン多量体。
【請求項7】
細菌増殖抑制作用を有する、請求項5または6に記載の免疫グロブリン多量体。
【請求項8】
細菌凝集作用を有する、請求項5または6に記載の免疫グロブリン多量体。
【請求項9】
C末端多量体形成能促進領域に欠損を有し、免疫グロブリン多量体形成能を有する免疫グロブリン改変体。
【請求項10】
請求項5または6に記載の免疫グロブリン多量体または請求項9に記載の免疫グロブリン改変体を含む食品組成物、飼料組成物、医薬品組成物または試薬組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、免疫グロブリン多量体を製造する方法、および免疫グロブリン多量体、免疫グロブリン多量体形成能を有する免疫グロブリン改変体、およびこれらを含む組成物並びにこれらの使用に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
免疫グロブリンには、IgG、IgM、IgA、IgD、IgE等の様々なアイソタイプが存在しており、それぞれ生体内での機能が異なっている。IgAやIgM等の免疫グロブリンは二量体や五量体などの多量体を形成し、生体内で機能していることが知られている。免疫グロブリンは多量体の状態となることで抗原との結合部位が増えるため、単量体の免疫グロブリンよりも高い生理活性を示し、多量体に含まれる免疫グロブリンの数が増加するほど、より高い生理活性を示すと考えられている。
【0003】
これまでに、免疫グロブリン多量体を製造するための方法が様々に検討されてきた(例えば、特許文献1:WO2021/193553)。しかしながら、免疫グロブリン多量体を安定的かつ高品質に作ることができる方法がさらに求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
WO2021/193553A1
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は、免疫グロブリン多量体およびこれを製造する方法、当該方法に利用し得る免疫グロブリン改変体を提供する。別の態様において、本開示は免疫グロブリン多量体および免疫グロブリン改変体を利用する方法、組成物を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らが免疫グロブリンの多量体を人為的に作製する方法を探求した結果、予想外にも、少なくとも1つの重鎖のC末端に欠損を有する免疫グロブリン改変体を用いることで、高品質の免疫グロブリン多量体を効率よく取得し得ることを見出した。特に、少なくとも1つの重鎖のC末端に欠損を有する免疫グロブリン改変体のC末端に、多量体化を促進するための異種アミノ酸配列を付加することで、高品質の免疫グロブリン多量体を効率よく取得し得ることを見出した。
【0007】
上記知見に基づき、本開示は一態様において、免疫グロブリン多量体を製造する方法を提供する。
【0008】
本開示は別の態様において、免疫グロブリン多量体を提供する。
【0009】
本開示は別の態様において、免疫グロブリン多量体形成能を有する免疫グロブリン改変体を提供する。
【0010】
本開示は別の態様において、免疫グロブリン多量体または免疫グロブリン改変体を含有する、医薬組成物、食品組成物、飼料組成物、または試薬組成物を提供する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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