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公開番号
2025126430
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-29
出願番号
2024022605
出願日
2024-02-19
発明の名称
糸巻取装置及び自動ワインダ
出願人
村田機械株式会社
代理人
弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類
B65H
54/70 20060101AFI20250822BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】糸巻取装置の放熱効果、及び、除電効果を高める。
【解決手段】糸巻取装置10は、巻取ユニット2と、回路基板80と、電力供給装置81と、板部材70と、筐体60と、を備える。巻取ユニット2は、糸11を巻き取ってパッケージ23を形成する巻取動作を行う。回路基板80は、巻取ユニット2を制御する制御部55を構成し、電子部品が実装されている。電力供給装置81は、回路基板80に電力を供給する。板部材70には、電力供給装置81が配置される。筐体60は、構成部材の少なくとも一部が樹脂製である。筐体60は、回路基板80、電力供給装置81、及び、板部材70を収容する空間を囲む。板部材70は、導電性の母材層と、母材層の外面に形成された輻射層と、を有する。輻射層は母材層よりも熱輻射率が高い。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
糸を巻き取ってパッケージを形成する巻取動作を行う巻取ユニットと、
前記巻取動作を制御する制御部を構成する、電子部品が実装された回路基板と、
前記回路基板に電力を供給する電力供給部と、
前記電力供給部が配置される板部材と、
構成部材の少なくとも一部が樹脂製であって、前記回路基板、前記電力供給部、及び、前記板部材を収容する空間を囲む筐体と、
を備え、
前記板部材は、導電性の母材層と、前記母材層の外面に形成された輻射層と、を有し、
前記輻射層は前記母材層よりも熱輻射率が高い、
糸巻取装置。
続きを表示(約 440 文字)
【請求項2】
前記輻射層はめっきである、
請求項1に記載の糸巻取装置。
【請求項3】
前記輻射層は導電性を有する、
請求項1又は2に記載の糸巻取装置。
【請求項4】
前記輻射層は電気亜鉛めっきである、
請求項1から3のいずれかに記載の糸巻取装置。
【請求項5】
前記輻射層は黒色クロムめっきである、
請求項1から3のいずれかに記載の糸巻取装置。
【請求項6】
前記回路基板は前記板部材にアース接続されている、
請求項1から5のいずれかに記載の糸巻取装置。
【請求項7】
前記筐体を構成する前記構成部材のうち最も面積の大きい面を長手方向から見た場合、前記板部材は上下方向に長い一枚板である、
請求項1から6のいずれかに記載の糸巻取装置。
【請求項8】
請求項1から7のいずれかに記載の糸巻取装置を複数有する、
自動ワインダ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、糸巻取装置及び自動ワインダに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
糸を巻き取ってパッケージを形成する糸巻取装置が知られている。糸巻取装置は、糸の巻き取りを制御するための制御装置を備える。制御装置を構成する、CPU等の電子部品や電子部品が実装された回路基板は、熱や静電気により劣化する。このため、回路基板等から熱を放熱し、静電気を除電する必要がある。
【0003】
特許文献1の水冷装置は、複数の電子部品が搭載されたシステムボード(基板)を冷却するために、各電子部品の上にクーリングプレートを取り付ける。クーリングプレートの内部には、冷媒として冷却水が流れている。水冷装置は、冷却水によりクーリングプレートを介して電子部品を冷却する。また、水冷装置は、クーリングプレートに吸収させる熱を多くするための吸熱部材や、放射率を高めるための放熱部材を有している。
【0004】
糸巻取装置では、風綿による回路基板等の損傷を防ぐため、制御装置を配置する空間を密閉する必要がある。このため、ファン等により空気を循環させて、熱伝達により熱を放熱することができない。また、制御装置を配置する空間に余裕が少なく、特許文献1のような水冷装置を配置することは困難である。
【0005】
従来より、糸巻取装置の制御装置は金属製(例えばアルミダイカスト)の筐体の内部に配置されている。金属製の筐体は熱伝導率及び導電性が高いため、筐体を介して、回路基板や電力供給部品等から熱伝導による放熱及び除電が可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許5920356号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、近年、コスト低減及び糸巻取装置の軽量化を図るため、一部が樹脂製の筐体が採用される場合がある。樹脂製の筐体は熱伝導率及び導電性が低いため、筐体を介した放熱効果、及び、除電効果が低い。
【0008】
本発明の目的は、一部が樹脂製の筐体を備える糸巻取装置において、放熱効果、及び、除電効果を高めることにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
以下に、課題を解決するための手段として複数の態様を説明する。これら態様は、必要に応じて任意に組み合せることができる。
【0010】
本開示の糸巻取装置は、巻取ユニットと、回路基板と、電力供給部と、板部材と、筐体と、を備える。巻取ユニットは、糸を巻き取ってパッケージを形成する巻取動作を行う。回路基板は、巻取ユニットを制御する制御部を構成し、電子部品が実装されている。電力供給部は、回路基板に電力を供給する。板部材には、電力供給部が配置される。筐体は、構成部材の少なくとも一部が樹脂製である。筐体は、回路基板、電力供給部、及び、板部材を収容する空間を囲む。板部材は、導電性の母材層と、母材層の外面に形成された輻射層と、を有する。輻射層は母材層よりも熱輻射率が高い。
(【0011】以降は省略されています)
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