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公開番号2025125956
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-28
出願番号2024022269
出願日2024-02-16
発明の名称糸巻取機
出願人村田機械株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類D01H 15/00 20060101AFI20250821BHJP(天然または人造の糸または繊維;紡績)
要約【課題】糸継装置による糸継ぎ動作において糸継部に糸を案内するときに糸に生じる張力を適正化できる、糸巻取機を提供する。
【解決手段】糸巻取機1は、空気紡績装置7と巻取装置13との間で糸が分断された場合に、パッケージP側の糸Yを吸引して捕捉する吸引捕捉装置50をそれぞれが有する複数の巻取ユニット2と、糸寄せ動作を実行する糸寄せ部材39Aを有する糸継装置35と、を備える。吸引捕捉装置50のそれぞれは、先端部61Abから基端部61Aaに向って吸引空気が流れる吸引配管61Aと、吸引配管61Aの先端部61Abに形成される吸引口51と、吸引口51から吸引される糸Yを吸引配管61A内で保持する保持部70と、を有する。糸Yの分断が発生すると、保持部70は、吸引配管61Aに吸引したパッケージP側の糸Yを保持し、糸継装置35が糸寄せ動作を開始すると同時又はその前に糸Yの保持を解除する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
旋回空気流によって繊維束に撚りを与えて糸を生成する空気紡績装置と、前記空気紡績装置から供給された前記糸を巻き取ってパッケージを形成する巻取装置と、前記空気紡績装置と前記巻取装置との間に配置されており、前記空気紡績装置と前記巻取装置との間で糸が分断された場合に、前記パッケージ側の糸を吸引して捕捉する吸引捕捉装置と、をそれぞれが有する複数の巻取ユニットと、
前記分断された前記糸を継ぐ糸継部に前記糸を案内する糸寄せ動作を実行する糸寄せ部材を有する糸継装置と、
複数の前記吸引捕捉装置のそれぞれに接続される吸引ダクトと、
前記吸引ダクトに吸引空気の流れを発生させるブロワと、を備え、
前記吸引捕捉装置のそれぞれは、
前記吸引ダクトとの接続部である基端部から先端部にまで延在し、前記先端部から前記基端部に向って前記吸引空気が流れる吸引配管と、
前記吸引配管の前記先端部に形成される吸引口と、
前記吸引口から吸引される前記糸の少なくとも一部を前記吸引配管内で保持する保持部と、を有し、
前記保持部は、前記糸の分断の発生後、前記吸引配管に吸引された前記糸を保持し、前記糸継装置が前記糸寄せ動作を開始すると同時又はその前に前記糸の保持を解除する、糸巻取機。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記糸継装置による前記糸寄せ動作の前に、前記パッケージの幅方向における中央領域に前記糸を移動させるトラバースガイドを備える、請求項1記載の糸巻取機。
【請求項3】
前記吸引配管において前記保持部と前記接続部との間に配置されると共に、前記吸引口から吸引される前記糸を前記吸引配管内で切断するカッターを備え、
前記カッターは、前記保持部による保持の開始と同時、又は、前記保持部による保持の後に切断動作を開始する、請求項1又は2記載の糸巻取機。
【請求項4】
前記保持部は、前記吸引配管における前記吸引空気の流れを遮断するシャッターの機能を有する、請求項1~3の何れか一項記載の糸巻取機。
【請求項5】
前記保持部は、前記糸の分断に連動して、前記吸引空気の流れを遮断する閉鎖状態から前記吸引空気の流れを許容する開放状態に切り替わる、請求項4記載の糸巻取機。
【請求項6】
前記複数の巻取ユニットのそれぞれは、前記空気紡績装置と前記巻取装置の間で前記糸を貯留する糸貯留装置を備え、
前記保持部は、前記糸貯留装置に貯留されていた前記糸がなくなるまでに、前記開放状態に切り替わる、請求項5記載の糸巻取機。
【請求項7】
前記パッケージの巻取りを開始した後、前記保持部は前記閉鎖状態に切り替わる、請求項5又は6記載の糸巻取機。
【請求項8】
空気を噴射しながら前記複数の巻取ユニットの配列方向に沿って移動する清掃装置を備える、請求項1~7の何れか一項記載の糸巻取機。
【請求項9】
前記パッケージ側の前記糸の準備が完了した後、前記空気紡績装置側の前記糸の準備を開始する、請求項1~8の何れか一項記載の糸巻取機。
【請求項10】
前記空気紡績装置側の前記糸の準備の開始として、糸継の作業対象である前記巻取ユニットに向けて糸継台車が移動を開始する、請求項9記載の糸巻取機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の一側面は、糸巻取機に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、引用文献1には、紡績装置と巻取装置との間で糸が分断された場合に、パッケージ側の糸を捕捉可能な吸引捕捉装置(固定捕捉装置)を備えた紡績機が開示されている。固定捕捉装置は、吸引口を有する吸引パイプがブロワに接続されており、吸引パイプ内に発生する吸引空気流によって吸引口から糸を吸引することで糸を捕捉する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-130239号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来の固定捕捉装置では、糸を吸引し続けることで糸を捕捉しているので、ブロワの運転を停止することができず、吸引口から吸引される糸には絶えず張力が発生することになる。このような糸に対して、糸継装置が糸継ぎ動作において糸を引っ掛けた状態で糸継部に案内すると、糸に更なる張力が発生し、糸切れが発生する可能性がある。
【0005】
そこで、本発明の一側面の目的は、糸継装置による糸継ぎ動作において糸継部に糸を案内するときに糸に生じる張力を適正化できる、糸巻取機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面に係る糸巻取機は、旋回空気流によって繊維束に撚りを与えて糸を生成する空気紡績装置と、空気紡績装置から供給された糸を巻き取ってパッケージを形成する巻取装置と、空気紡績装置と巻取装置との間に配置されており、空気紡績装置と巻取装置との間で糸が分断された場合に、パッケージ側の糸を吸引して捕捉する吸引捕捉装置と、をそれぞれが有する複数の巻取ユニットと、分断された糸を継ぐ糸継部に糸を案内する糸寄せ動作を実行する糸寄せ部材を有する糸継装置と、複数の吸引捕捉装置のそれぞれに接続される吸引ダクトと、吸引ダクトに吸引空気の流れを発生させるブロワと、を備え、吸引捕捉装置のそれぞれは、吸引ダクトとの接続部である基端部から先端部にまで延在し、先端部から基端部に向って吸引空気が流れる吸引配管と、吸引配管の先端部に形成される吸引口と、吸引口から吸引される糸の少なくとも一部を吸引配管内で保持する保持部と、を有し、保持部は、糸の分断の発生後、吸引配管に吸引された糸を保持し、糸継装置が糸寄せ動作を開始すると同時又はその前に糸の保持を解除する。
【0007】
この構成の糸巻取機では、吸引口から吸引される糸が吸引配管内で保持部によって保持されるので、吸引口から保持部までの糸の状態が安定する。更に、この構成の糸巻取機では、保持部によって糸が保持されたまま、糸継装置による糸寄せ動作が実行されると糸の張力が高まって糸切れが生じる可能性があるところ、糸継装置が糸寄せ動作を開始すると同時又はその前に糸の保持が解除される。これにより、糸継装置による糸継ぎ動作において糸継部に糸を案内するときに糸に生じる張力を適正化できる。この結果、糸継装置における糸継ぎを安定的に行なうことができる。
【0008】
本発明の一側面に係る糸巻取機は、糸継装置による糸寄せ動作の前に、パッケージの幅方向における中央領域に糸を移動させるトラバースガイドを備えていてもよい。この構成では、糸継装置による糸継ぎにおけるサイクルタイムを短縮させることができる。
【0009】
本発明の一側面に係る糸巻取機は、吸引配管において保持部と接続部との間に配置されると共に、吸引口から吸引される糸を吸引配管内で切断するカッターを備え、カッターは、保持部による保持の開始と同時、又は、保持部による保持の後に切断動作を開始してもよい。この構成では、保持部よりも下流側に位置する糸をカッターにより確実に切断できる。
【0010】
本発明の一側面に係る糸巻取機では、保持部は、吸引配管における吸引空気の流れを遮断するシャッターの機能を有していてもよい。この構成では、糸を保持したとき及び糸を保持しなくてもよいときに、吸引配管における吸引空気の流れを遮断させることができるので、ブロワにおけるエネルギーの消費量を軽減できる。
(【0011】以降は省略されています)

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