TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025131151
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-09
出願番号
2024028702
出願日
2024-02-28
発明の名称
ピッキングシステム
出願人
村田機械株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B65G
1/137 20060101AFI20250902BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】ピッキングステーションに出荷容器が滞留することを低減できる、ピッキングシステムを提供する。
【解決手段】ピッキングシステム1は、ピッキングステーション50と、コントローラ90と、を備える。ピッキングステーション50は、商品搬送装置5から商品を受け取り、出荷容器B1,B2へ商品を投入する作業が行われる作業スペース60と、出荷容器B1を受け取って作業スペース60に搬送するサブ搬送装置51と、出荷容器B1を一時的に退避させる第一バッファ61と、を有する。コントローラ90は、サブ搬送装置51によって搬送される出荷容器B1を第一バッファ61に退避させ、作業スペース60において第一バッファ61に退避させた出荷容器B1への仕分けが可能になったとき、第一バッファ61からサブ搬送装置51に退避させた出荷容器B1を送り出す。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
オーダーに基づいて出荷容器へ商品を投入する仕分けを行うためのピッキングシステムであって、
前記出荷容器を搬送するメイン搬送路に沿って配列される複数のピッキングステーションと、
前記出荷容器の搬送を管理するコントローラと、を備え、
前記ピッキングステーションは、
前記商品が搬送されてくる商品搬送装置から前記商品を受け取り可能に設けられ、前記出荷容器へ前記商品を投入する作業が行われる作業スペースと、
前記メイン搬送路に沿って搬送される前記出荷容器を受け取って前記作業スペースに搬送するサブ搬送装置と、
前記サブ搬送装置の搬送方向に沿って配置され、前記サブ搬送装置による搬送から前記出荷容器を一時的に退避させる第一バッファと、
前記作業スペースに搬送される前に前記出荷容器のIDを読み取る第一読取装置と、を有し、
前記コントローラは、前記サブ搬送装置によって搬送される前記出荷容器を前記第一バッファに退避させると共に、前記作業スペースにおいて前記第一バッファに退避させた前記出荷容器への仕分けが可能になったことを判断すると、前記第一バッファから前記サブ搬送装置に退避させた前記出荷容器を送り出す、ピッキングシステム。
続きを表示(約 580 文字)
【請求項2】
前記商品搬送装置によって搬送される前記商品のIDを読み取る第二読取装置を備え、
前記コントローラは、
前記第二読取装置における前記IDの読み取りを契機として、前記第一バッファから前記IDから特定される前記商品が投入される前記出荷容器を送り出す、請求項1記載のピッキングシステム。
【請求項3】
前記第二読取装置によって前記商品のIDが読み取られてから前記商品が前記作業スペースにまで搬送される時間と、前記第一バッファから前記出荷容器が送り出されてから前記作業スペースにまで搬送される時間とが同じとなるように、前記商品搬送装置及び前記サブ搬送装置が構成されている、請求項2記載のピッキングシステム。
【請求項4】
前記サブ搬送装置によって前記作業スペースに搬送されてきた前記出荷容器を一時的に貯留する複数の第二バッファを備える、請求項2記載のピッキングシステム。
【請求項5】
空の状態の前記出荷容器を前記作業スペースに供給する空箱搬送装置を備え、
前記コントローラは、前記作業スペースに前記サブ搬送装置から搬送される前記出荷容器がない場合、前記作業スペースに前記空の状態の前記出荷容器を供給するように前記空箱搬送装置を制御する、請求項1記載のピッキングシステム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の一側面は、ピッキングシステムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
複数の商品が収容され、自動倉庫から搬送されてくる収容容器から商品を取り出し、出荷容器へ商品の投入が行われるピッキングステーションが知られている。例えば、特許文献1に記載されているピッキングステーションは、収容容器を搬送するコンベヤと、収容容器を搬送するコンベヤの下方の位置に設けられ、出荷容器を搬送するコンベヤとを備えている。作業者は、上段に配置されたコンベヤによって搬送される収容容器から商品を取り出して、下段に配置されたコンベヤによって搬送される出荷容器に商品を投入することで仕分作業を行っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-70173号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような仕分作業が行われるピッキングシステムは、一のピッキングステーションによって仕分けを行った後、一のピッキングステーションでは取り扱われない商品を仕分する他のピッキングステーションに搬送され、仕分作業が行われることがある。しかしながら、この場合、他のピッキングステーションには、一のピッキングステーションから送り出されてくる仕分け済み出荷容器の順番に、収容容器が到着するとは限らない。この場合、作業者は、一のピッキングステーションから送り出されてくる仕分け済み出荷容器の処理を一時的に保留させる必要があり、出荷容器が滞留することになる。
【0005】
そこで、本発明の一側面の目的は、ピッキングステーションに出荷容器が滞留することを低減できる、ピッキングシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明の一側面に係るピッキングシステムは、オーダーに基づいて出荷容器へ商品を投入する仕分けを行うためのピッキングシステムであって、出荷容器を搬送するメイン搬送路に沿って配列される複数のピッキングステーションと、出荷容器の搬送を管理するコントローラと、を備え、ピッキングステーションは、商品が搬送されてくる商品搬送装置から商品を受け取り可能に設けられ、出荷容器へ商品を投入する作業が行われる作業スペースと、メイン搬送路に沿って搬送される出荷容器を受け取って作業スペースに搬送するサブ搬送装置と、サブ搬送装置の搬送方向に沿って配置され、サブ搬送装置による搬送から出荷容器を一時的に退避させる第一バッファと、作業スペースに搬送される前に出荷容器のIDを読み取る第一読取装置と、を有し、コントローラは、サブ搬送装置によって搬送される出荷容器を第一バッファに退避させると共に、作業スペースにおいて第一バッファに退避させた出荷容器への仕分けが可能になったことを判断すると、第一バッファからサブ搬送装置に退避させた出荷容器を送り出す。
【0007】
この構成では、作業スペースに出荷容器を搬送したとしても、搬送した出荷容器に投入する商品が到達していない場合には、当該出荷容器は作業スペースに滞留することとなるところ、第一バッファに一時的に出荷容器を退避させると共に、作業スペースにおいて第一バッファに退避させた出荷容器への仕分けが可能になったことを判断すると、第一バッファからサブ搬送装置に退避させた出荷容器を送り出している。これにより、仕分作業ができない容器が作業スペースに滞留することを低減できる。この結果、ピッキングステーションに出荷容器が滞留することを低減できる。
【0008】
(2)上記(1)に記載のピッキングシステムでは、商品搬送装置によって搬送される商品のIDを読み取る第二読取装置を備え、コントローラは、第二読取装置におけるIDの読み取りを契機として、第一バッファからIDから特定される商品が投入される出荷容器を送り出してもよい。この構成では、商品搬送装置から投入すべき商品を受け取るタイミングに合わせて、投入すべき出荷容器が作業スペースに到達させることが可能となる。
【0009】
(3)上記(2)に記載のピッキングシステムでは、第二読取装置によって商品のIDが読み取られてから商品が前記作業スペースにまで搬送される時間と、第一バッファから出荷容器が送り出されてから作業スペースにまで搬送される時間とが同じとなるように、商品搬送装置及びサブ搬送装置が構成されていてもよい。この構成では、作業者は、仕分作業を実施するために商品の到着を待ったり、出荷容器の到着を待ったりする時間が少なくなる。
【0010】
(4)上記(1)~(3)の何れか一つに記載のピッキングシステムでは、サブ搬送装置によって作業スペースに搬送されてきた出荷容器を一時的に貯留する複数の第二バッファを備えてもよい。この構成では、第一バッファに加えて第二バッファにおいても出荷容器を一時的に滞留させることができる。これにより、仕分作業ができない容器が作業スペースに滞留することをより一層低減できる。この結果、ピッキングステーションに出荷容器が滞留することをより一層低減できる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
村田機械株式会社
天井搬送車
12日前
村田機械株式会社
搬送システム
12日前
住友理工株式会社
制振ストッパー及び自動倉庫のラック
22日前
他の特許を見る