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公開番号2025122454
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-21
出願番号2024017951
出願日2024-02-08
発明の名称電力変換装置
出願人Astemo株式会社
代理人弁理士法人サンネクスト国際特許事務所
主分類H02M 7/48 20070101AFI20250814BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】推定精度の向上、省スペース化、センサ数の低減を実現した電力変換装置を提供する。
【解決手段】
電力変換装置は、直流電力と交流電力を電力変換する回路体と、前記回路体を有する回路基板と、前記回路体および前記回路基板を冷却する冷却流路と、前記回路基板上に配置され、前記冷却流路と熱的に接続することで前記冷却流路内に流通する冷媒の温度を測定する温度センサと、を備え、前記回路基板は、前記回路基板の平面方向において、前記温度センサと前記回路体との間で厚み方向に貫通して設けられる空間であるスリットと、前記回路基板の平面方向において、前記スリットと前記温度センサとの間に設けられる銅パターンと、を有する。
【選択図】図2

特許請求の範囲【請求項1】
直流電力と交流電力を電力変換する回路体と、
前記回路体を有する回路基板と、
前記回路体および前記回路基板を冷却する冷却流路と、
前記回路基板上に配置され、前記冷却流路と熱的に接続することで前記冷却流路内に流通する冷媒の温度を測定する温度センサと、を備え、
前記回路基板は、前記回路基板の平面方向において、前記温度センサと前記回路体との間で厚み方向に貫通して設けられる空間であるスリットと、前記回路基板の平面方向において、前記スリットと前記温度センサとの間に設けられる銅パターンと、を有する
電力変換装置。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記温度センサは、前記回路基板において、前記回路体の位置よりも前記冷却流路の上流側の位置に配置されている
請求項1に記載の電力変換装置。
【請求項3】
前記銅パターンは、前記回路基板の厚み方向に延伸して設けられている
請求項1に記載の電力変換装置。
【請求項4】
前記回路基板の平面方向において、前記スリットと前記温度センサの間には、熱遮蔽部材を有し、
前記熱遮蔽部材は、前記回路基板上において前記銅パターンと熱的に接続されて設けられ、かつ前記冷却流路と熱的に接続している
請求項1に記載の電力変換装置。
【請求項5】
前記冷却流路は、上面流路と、下面流路とを有し、
前記上面流路と前記下面流路は、前記回路基板の面にそれぞれ対向して設けられ、
前記熱遮蔽部材は、前記上面流路に熱的に接続され、
前記銅パターンは、伝熱部材を介して前記下面流路に熱的に接続されている
請求項4に記載の電力変換装置。
【請求項6】
前記冷却流路は、平面方向において、前記スリットと前記温度センサの間の位置に熱遮蔽部を有し、
前記熱遮蔽部は、前記銅パターンと熱的に接続されている
請求項1に記載の電力変換装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電力変換装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
電力変換装置において、装置の保護動作の要否を決定する目的で部品温度の観測が行われる。センサによる測定値、またはそれらを用いた推定値にて判定を行うことから、センサによる測定精度の向上が要求されている。例えば下記の特許文献1では、基板31上に配置されたセンサ32において、底辺13や壁面14等により構成されるケース11を測温し、流路Rを流れる冷媒の温度を間接的に監視する構成が開示されている。このような構成により、壁面の凹部と基板上のセンサとを向かい合わせることで、センサをケースにより近い配置にして、さらにセンサ周囲の雰囲気温度をケースに近づけ、測定精度を向上させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-107755号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の技術を鑑みて、推定精度の向上に伴ってセンサ等が増加することで、スペースや部品が増加する課題が生じる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
電力変換装置は、直流電力と交流電力を電力変換する回路体と、前記回路体を有する回路基板と、前記回路体および前記回路基板を冷却する冷却流路と、前記回路基板上に配置され、前記冷却流路と熱的に接続することで前記冷却流路内に流通する冷媒の温度を測定する温度センサと、を備え、前記回路基板は、前記回路基板の平面方向において、前記温度センサと前記回路体との間で厚み方向に貫通して設けられる空間であるスリットと、前記回路基板の平面方向において、前記スリットと前記温度センサとの間に設けられる銅パターンと、を有する。
【発明の効果】
【0006】
推定精度の向上、省スペース化、センサ数の低減を実現した電力変換装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の一実施形態に係る、電力変換装置の全体斜視図
本発明の一実施形態に係る、電力変換装置の断面図
図2の回路基板の平面図
図2の電力変換装置における伝熱を説明する断面図
図2の電力変換装置における伝熱を説明する平面図
図2の電力変換装置における空間の伝熱を説明する断面図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下の記載および図面は、本発明を説明するための例示であって、説明の明確化のため、適宜、省略および簡略化がなされている。本発明は、他の種々の形態でも実施する事が可能である。特に限定しない限り、各構成要素は単数でも複数でも構わない。
【0009】
図面において示す各構成要素の位置、大きさ、形状、範囲などは、発明の理解を容易にするため、実際の位置、大きさ、形状、範囲などを表していない場合がある。このため、本発明は、必ずしも、図面に開示された位置、大きさ、形状、範囲などに限定されない。
【0010】
(一実施形態および全体構成)
(図1)
電力変換装置1は、回路基板100、冷却流路200を有する。冷却流路200は、上面流路200a、下面流路200bを有する。回路基板100は、厚み方向において、上面流路200aと下面流路200bとの間に配置されている。
(【0011】以降は省略されています)

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