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公開番号2025108751
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-23
出願番号2025073103,2023576056
出願日2025-04-25,2022-06-16
発明の名称スライス装置にナイフを固定するためのクランプアセンブリ、該クランプアセンブリを備えたスライス装置、および該クランプアセンブリとともに使用するツール
出願人アーシェル ラボラトリーズ,インク.
代理人弁理士法人貴和特許事務所
主分類B26D 3/28 20060101AFI20250715BHJP(切断手工具;切断;切断機)
要約【課題】本発明は、ナイフをスライス装置に固定するためのクランプアセンブリ、該クランプアセンブリを備えたスライス装置、および、ナイフをスライス装置に対して着脱させるためのツールを提供する。
【解決手段】クランプ32は、ナイフ係合部および基部を有する。カムロッドは、前記ナイフ20を前記ナイフホルダに固定するために前記クランプに締め付け荷重を付与する。該カムロッドは、該カムロッドがクランプ位置に回転して前記ナイフを挟持して前記ナイフホルダに固定する場合に、前記クランプの前記基部と係合するカム面と、前記クランプの前記基部を収容できる大きさを有し、かつ、開位置において前記クランプに対向した場合に、前記基部を緩く収容することができる径方向凹部とを有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ナイフをスライス装置に固定するためのクランプアセンブリであって、
該クランプアセンブリは、
表面および前縁を有するナイフホルダと、
前記ナイフホルダの表面上に支持され、前記ナイフホルダの前縁から突出する刃先を有
するナイフと、
前記ナイフホルダおよび前記ナイフに対して配置され、前記ナイフを前記ナイフホルダ
に挟持するクランプと、
を備え、
該クランプは、長手方向、前縁、後縁、前記クランプの前記前縁に隣接するナイフ係合
部、および前記クランプの前記後縁に隣接する基部を有し、前記ナイフ係合部の少なくと
も一部は、前記ナイフと相補的な形状を有し、前記ナイフ係合部および前記基部はそれぞ
れ、前記クランプの前記長手方向に平行な方向に幅を有し、前記基部の幅は前記ナイフ係
合部の幅より小さく、
該クランプアセンブリは、前記クランプに締め付け荷重を加えて前記ナイフを前記ナイ
フホルダに固定するように構成されたカムロッドを備え、
該カムロッドは、その長軸を中心に回転可能であり、該カムロッドは、長手方向長さと
、該カムロッドがクランプ位置に回転して前記クランプを前記ナイフと係合させ、前記ナ
イフを挟持して前記ナイフホルダに固定する際に、前記クランプの前記基部と係合するカ
ム面と、長手方向長さを有し、かつ、前記カムロッドの長手方向長さの少なくとも一部に
わたる凹面を備える径方向凹部とを有し、該径方向凹部は、前記クランプの前記基部を収
容する大きさであり、前記基部の幅は、前記径方向凹部の前記長手方向長さよりも小さく
、前記カムロッドが回転して前記径方向凹部が開位置にある前記クランプに対向する際に
、前記クランプの前記基部が前記径方向凹部に緩く収容され、
前記ナイフは、前記カムロッドが前記開位置に回転した場合に前記クランプアセンブリ
に対して着脱可能であり、前記カムロッドは、前記クランプを前記クランプアセンブリか
ら着脱できるように、前記開位置を越えてさらに回転可能であり、
前記クランプアセンブリは、前記開位置を確立するストップを有し、前記ストップはス
テップを備え、前記カムロッドはその前記長軸に沿って変位可能であるため、前記ステッ
プを乗り越えることにより、前記カムロッドは前記開位置を越えてさらに回転して、前記
クランプは、前記クランプアセンブリから着脱可能となる、
クランプアセンブリ。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
前記ナイフは、ストリップカット用ナイフであり、該ストリップカット用ナイフは、該
ストリップカット用ナイフにおける前記刃先に対して垂直に配置されたタブブレードを備
える、請求項1に記載のクランプアセンブリ。
【請求項3】
前記ナイフ係合部は、前記ナイフの前記タブブレードを収容するスロットを備える、請
求項2に記載のクランプアセンブリ。
【請求項4】
前記クランプの前記基部は、前記クランプの前記長手方向に沿って中央に位置する、請
求項1に記載のクランプアセンブリ。
【請求項5】
前記凹面は、前記カムロッドの前記長軸に平行である、請求項1に記載のクランプアセ
ンブリ。
【請求項6】
前記クランプおよび前記ナイフは、前記カムロッドが前記開位置を越えて回転した場合に
、前記クランプアセンブリからともに着脱可能となる、請求項1に記載のクランプアセン
ブリ。
【請求項7】
前記クランプの前記前縁を前記ナイフホルダの前記前縁に近接して配置するために、前
記クランプの前記後縁が当接して配置されるストップバーをさらに備える、請求項1に記
載のクランプアセンブリ。
【請求項8】
請求項1に記載の前記クランプアセンブリを備えた、スライス装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2021年6月16日に出願された米国特許仮出願第63/211,381号に基づく優先権の利益を主張するものであり、その内容は参照として本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 4,100 文字)【0002】
(技術分野)
本発明は、食品をスライスするスライス装置などの切断装置に関する。具体的には、本発明は、前記スライス装置にナイフを固定するためのクランプアセンブリ、該クランプアセンブリを備えたスライス装置、および、ナイフをスライス装置に対して着脱させるためのツールに関する。
【背景技術】
【0003】
野菜、果実、乳製品、肉製品などの食品をスライスし、細断し、粉砕するためのさまざまな装置が知られている。このような目的に広く使用されている装置は、アーシェル・ラボラトリーズ・インク.から、「モデルCC(Model CC(登録商標))」のブランド名で市販されている。モデルCCの装置は、遠心タイプのスライサを備え、さまざまな食品のスライスを高い生産能力で行うことができる。モデルCCシリーズの装置は、スライス、皮むき、細断、および粉砕を均一に行うのに適している。モデルCCの装置の構成および態様に関しては、米国特許第3,139,128号公報、米国特許第3,139,129号公報、米国特許第5,694,824号公報、米国特許第6,968,765号公報、米国特許第7,658,133号公報、米国特許第8,161,856号公報、米国特許第9,193,086号公報、米国特許第10,456,943号公報、米国特許第10,562,203号公報、米国特許第10,632,639号公報、および、米国特許第10,933,552号公報、並びに、米国特許出願公開第2019/0210239号公報において明示されており、これらのすべての内容は、本明細書に参照として組み込まれる。
【0004】
図1は、モデルCCの装置の代表的な装置10の概略断面図である。装置10は、略環状の切断ヘッド12と、切断ヘッド12内に同軸に取り付けられたインペラ14とを有する。インペラ14は、切断ヘッド12の中心軸と一致する回転軸17を有する。インペラ14は、ハウジング18内に収容され、かつ、ギアボックス16に連結されたシャフト(図示せず)を介して、回転軸17を中心に回転駆動される。切断ヘッド12は、ギアボックス16の上方にあるサポートリング15に取り付けられ、インペラ14が回転する際には静止している。製品は、インペラ14の上方に位置するホッパ11を介して、切断ヘッド12およびインペラ14に運ばれる。作動時に、ホッパ11が製品をインペラ14に運ぶと、遠心力により、製品は外方に移動し、切断ヘッド12の周囲に沿って取り付けられたナイフ(図示せず)と係合する。インペラ14は、実質的に径方向を向いたパドル13を備え、それぞれのパドル13は、インペラ14が回転するにしたがって、製品と係合して、該製品を径方向外方に、かつ、切断ヘッド12のナイフに向けさせるための面を有する。モデルCCの装置についてのさまざまな実施形態を含む、その構成および操作に関するその他の特徴に関しては、上記の公報に明示されており、その内容は本明細書に参照として組み込まれる。
【0005】
図2および図3は、それぞれ、図1に模式的に示した装置10を含む、モデルCCのスライス装置に使用される切断ヘッド12の非限定的な一例を単独で示す図およびその部分底面図である。図2および図3に示した切断ヘッド12については、図1に示したインペラ14を備えるスライス装置10を参照して説明する。切断ヘッド12およびインペラ14の同軸配置に基づいて、「軸方向」、「周方向」、「径方向」などの相対的な用語、および、これらに関連する形態が、図2および図3に示された切断ヘッド12を説明するために使用される。
【0006】
図2では、切断ヘッド12は、略環状であり、切断ナイフ20が、その周囲に沿って周方向に間隔をあけて取り付けられている。それぞれのナイフ20は、切断ヘッド12内でのインペラ14の回転方向とは逆方向に径方向内方に向けて突出し、径方向に関してナイフ20の最も内側に刃先が設けられる。切断ヘッド12は、図2にリング22およびリング24として示された下部支持部材および上部支持部材をさらに備え、これらの間に、周方向に間隔をあけて配置されファスナ34で固定された複数の支持セグメント(シュー26)をさらに備える。
【0007】
ナイフ20は、切断ヘッド12の切断ステーションを構成するそれぞれのシュー26に取り付けられる。図2および図3に示した切断ヘッド12のナイフ20は、クランプアセンブリ28によってそれぞれのシュー26に固定される。それぞれのクランプアセンブリ28は、サポートリング22および24の間でシュー26に取り付けられたナイフホルダ30と、ナイフ20を固定するためにナイフホルダ30の径方向外側面に配置されたクランプ32とを含む。それぞれのナイフ20は、1つのナイフホルダ30の径方向外側面によって支持され、クランプ32は、ナイフホルダ30上にあるため、ナイフ20は、ナイフホルダ30の外側面と、ナイフホルダ30と対向するクランプ32の径方向内面との間に位置する。ボルト36などにより、クランプ32に対してナイフホルダ30の方向に向けて力を加えることにより、クランプ32は、ナイフ20のうちの刃先に隣接する部分にクランプ力を付与する。ボルトを使用することの代替として、クランプ32にクランプ力を付与するクイッククランプ機能として偏心カムロッドを使用することができ、その非限定的な例は、米国特許第7,658,133号公報、米国特許第10,562,203号公報、米国特許第10,780,602号公報、米国特許第10,786,922号公報、米国特許第10,807,268号公報、および米国特許第10,933,552号公報に開示されており、その内容は参照として本明細書に組み込まれる。
【0008】
図2および図3は、それぞれのシュー26に固定されたゲート38をさらに示す。食品は、ゲート38を横切ってから、後続するシュー26に取り付けられたナイフ20に接する。ナイフ20の刃先および先行側のゲート38の後縁により、ナイフ20によって生産されるスライスの厚さを決定するゲート開口部40(図3)が形成される。
【0009】
図2および図3では、ナイフ20は、フラットなスライス食品を生産するよう直線状の刃先を備えることから、以下の説明において、「フラットなナイフ」と記述するが、切断ヘッド12には他の形状のナイフを使用することもできる。非限定的な例として、切断ヘッド12は、これに限定されないが、縁部側から見てピークおよび谷を交互に備える周期的パターンにより特徴づけられ、波形切り、細切り(ストリップカット)、細切り、あるいは角切りの製品を生産することができる形状ナイフなどを使用するように構成される。他の非限定的な例として、切断ヘッド12は、ストリップ状または千切り(ジュリアンカット)の食品を生産するよう開発されたナイフ(ジュリアンタイプのナイフ)を使用するように構成される。かかる切断により、一般的には細長いストリップ状の食品が生産される。ジュリアンタイプのナイフの非限定的な例は、米国特許第3,395,742号公報、米国特許第9,469,041号公報、米国特許第9,840,015号公報、米国特許第9,849,600号公報、および、米国特許第10,843,363号公報に開示されており、これらはそれぞれ、上述したモデルCCのスライス装置を含むさまざまな装置に使用することができる。本明細書で定義するように、ストリップカット用(ジュリアンタイプ)ナイフも、フラットあるいはフラットではない形状を有するが、刃先に隣接してナイフに沿って間隔をあけて配置され、ナイフの面から突出して所望のストリップ状または千切り状の断面を形成するための、ジュリアン「タブ」ブレードをさらに備える。図4は、刃先42を有する、フラットで平面状のスライスナイフ20Aと、フラットな基部44と、基部44に略垂直に配置された複数のジュリアンタブブレード46とを有する、ジュリアンタイプナイフあるいはストリップカット用ナイフである第2のナイフ20Bとを備えるアセンブリとして形成されたフラット・ストリップ切断用ナイフ20の非限定的な例を示した図である。スライスナイフ20Aおよびストリップ用ナイフ20Bが図示したように組み立てられると、それぞれのジュリアンタブブレード46は、スライスナイフ20Aの刃先42に対して略垂直に配置され、ストリップカット(ジュリアンカット)のフラットな食品を生産する。タブブレード46は、スライスナイフ20Aの刃先42よりも後側に配置され、それぞれのタブブレード46が刃先48を有している。使用時には、スライスナイフ20Aの刃先42が食品をスライスし、その後、タブブレード46によってスライスがストリップ状に切断される。図4に示すナイフ20は、ナイフ20の長手方向の一端から伸長するハンドルがない。このようにハンドルを有しないナイフをハンドルレスナイフと称する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
モデルCCシリーズに代表される遠心タイプのスライサは、その用途に対して最適に機能するが、装置のメンテナンスに関する改良を含め、さらなる改良が継続的に要求されている。非限定的な例としては、前縁(刃先)がジャガイモなどの食品に頻繁に付随する石、砂やその他の破片との衝突によって損傷を受けやすい、ナイフ20、20A、20B、クランプ32、および/または、ナイフホルダ30の洗浄および交換が挙げられる。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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