TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025104470
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2023222296
出願日
2023-12-28
発明の名称
撥水シート、撥水塗料および撥水成型品
出願人
東洋紡エムシー株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
B32B
33/00 20060101AFI20250703BHJP(積層体)
要約
【課題】膜強度、密着性、および耐摩耗性(再加工性)の向上を図ることが可能な撥水シート、撥水塗料および撥水成型品の提供を目的とする。
【解決手段】内側と外側とを備える撥水シートであって、内側に位置する内側層11と、内側層11に積層され、外側に位置する外側層12と、を備え、外側層12には、凹凸形状付与粒子が含まれており、内側層11は、ゴム層、樹脂層、布帛層、または金属層である。この撥水シートにより、撥水シートの膜強度、密着性、および耐摩耗性(再加工性)の改善を図ることが可能な撥水シートを提供することを可能とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
内側と外側とを備える撥水シートであって、
内側に位置する内側層と、
前記内側層に積層され、外側に位置する外側層と、
を備え、
前記外側層には、凹凸形状付与粒子が含まれており、
前記内側層は、ゴム層、樹脂層、布帛層、または金属層である、
撥水シート。
続きを表示(約 760 文字)
【請求項2】
前記凹凸形状付与粒子の形状は、テトラポッド状、針状、多角形状、または球状である、
請求項1に記載の撥水シート。
【請求項3】
前記凹凸形状付与粒子は、テトラポッド型酸化亜鉛である、
請求項1に記載の撥水シート。
【請求項4】
前記外側層の全固形分に対する前記凹凸形状付与粒子の固形分比は、40wt%~60wt%である、
請求項1に記載の撥水シート。
【請求項5】
前記外側層は、さらに赤外反射材を含む、
請求項1に記載の撥水シート。
【請求項6】
前記赤外反射材は、チタン、マンガン、カルシウム、鉄、ビスマス、クロム、ニッケルの金属元素を少なくとも1種類以上含む顔料であり、前記外側層の全固形分のうち前記赤外反射材を除いた固形分に対して、前記赤外反射材が5wt%~30wt%含まれている、
請求項5に記載の撥水シート。
【請求項7】
前記赤外反射材の平均粒子径は、600nm以上1500nm以下である、
請求項5に記載の撥水シート。
【請求項8】
前記内側層の前記外側層が積層されている面とは反対面に、布帛、第2内側層が、記載の順に積層されており、
前記第2内側層は、ゴム層、樹脂層、布帛層、または金属層である、
請求項1に記載の撥水シート。
【請求項9】
前記布帛は、織物、編物、または不織布である、
請求項8に記載の撥水シート。
【請求項10】
前記内側層と前記第2内側層とは、異なる種類の材料が用いられている、
請求項8に記載の撥水シート。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、撥水シート、撥水塗料および撥水成型品に関するものである。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
たとえば、有毒なガスや液体等から人体を保護する防護材料に関する技術が、特許第5784812号公報(特許文献1)に開示されている。このような防護材料には、有毒な液体等に対しては、材料表面の良好な撥水性が求められ、材料の表面処理に関する技術が、たとえば、特開2003-2903号公報(特許文献2)および特開2010-24279号公報(特許文献3)に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5784812号公報
特開2003-2903号公報
特開2010-24279号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
撥水シートや、撥水塗料を付した部材に有害な液体等が付着した場合には、さらし粉水溶液等を用いた除染剤を用いた除染作業が必要となる。この作業は、複数名の除染作業員によって行なわれるが、除染作業に必要となる人的労力および作業時間が大きいことが課題となっている。さらには、撥水シートや、撥水塗料を付した部材の膜強度、密着性、および耐摩耗性(再加工性)の改善も要求されるようになってきている。
【0005】
本開示では、上記のような課題を解決することにあり、膜強度、密着性、および耐摩耗性(再加工性)の向上を図ることが可能な撥水シート、撥水塗料および撥水成型品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
[1]:内側と外側とを備える撥水シートであって、内側に位置する内側層と、上記内側層に積層され、外側に位置する外側層と、を備え、上記外側層には、凹凸形状付与粒子が含まれており、上記内側層は、ゴム層、樹脂層、布帛層、または金属層である、撥水シート。
【0007】
[2]:上記凹凸形状付与粒子の形状は、テトラポッド状、針状、多角形状、または球状である、[1]に記載の撥水シート。
【0008】
[3]:上記凹凸形状付与粒子は、テトラポッド型酸化亜鉛である、[1]または[2]に記載の撥水シート。
【0009】
[4]:上記外側層の全固形分に対する上記凹凸形状付与粒子の固形分比は、40wt%~60wt%である、[1]から[3]のいずれか1項に記載の撥水シート。
【0010】
[5]:上記外側層は、さらに赤外反射材を含む、[1]から[4]のいずれか1項に記載の撥水シート。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
東レ株式会社
積層体
1か月前
東レ株式会社
積層構造体
5か月前
ユニチカ株式会社
積層体
4か月前
個人
箔転写シート
1か月前
東レ株式会社
積層フィルム
9日前
東レ株式会社
強化繊維基材
1か月前
東レ株式会社
強化繊維基材
1か月前
東レ株式会社
積層フィルム
3か月前
東レ株式会社
積層フィルム
5か月前
エスケー化研株式会社
積層体
5か月前
東ソー株式会社
多層フィルム
1か月前
積水樹脂株式会社
磁性シート
3か月前
東ソー株式会社
多層フィルム
4か月前
大倉工業株式会社
多層フィルム
5か月前
日本バイリーン株式会社
表皮材
8日前
アイカ工業株式会社
光学積層体
2か月前
三菱製紙株式会社
不織布積層体
3か月前
東洋アルミニウム株式会社
積層体
15日前
豊田合成株式会社
樹脂製品
23日前
artience株式会社
積層体
23日前
artience株式会社
積層体
2か月前
東レ株式会社
電子機器筐体用部材
5か月前
東レ株式会社
電子機器筐体用部材
5か月前
菊地シート工業株式会社
遮熱シート
5か月前
株式会社ニッカテクノ
転写箔
20日前
クラレプラスチックス株式会社
積層体
5か月前
東レ株式会社
積層体およびその製造方法
3か月前
個人
葉材を用いた意匠性構造部材
6か月前
東レ株式会社
フィルム及びその製造方法
3か月前
マクセル株式会社
複合部品
2か月前
株式会社シマノ
装飾物品及び釣竿
2か月前
東レ株式会社
強化繊維基材とその製造方法
1か月前
コンバーテクノ合同会社
化粧シート
28日前
フクビ化学工業株式会社
壁材
2か月前
日東電工株式会社
複層構造体
3か月前
大日本印刷株式会社
加飾シート
5か月前
続きを見る
他の特許を見る