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公開番号2025103364
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023220716
出願日2023-12-27
発明の名称建築物のドア、および、建築物
出願人積水ハウス株式会社,利高工業株式会社
代理人個人,個人
主分類E06B 1/60 20060101AFI20250702BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】ドアユニットを開口部の所定位置に固定し易い、建築物のドアおよび建築物を提供する。
【解決手段】建築物のドアは、建築物の開口部に設けられるドアユニット11と、ドアユニット11のドア下部22を開口部に固定する下部固定装置12と、を備える。開口部は、コンクリート製の基礎部4と、基礎部4の上に配置される横架材とを有する。下部固定装置12は、基礎部4に固定される固定部材51と、固定部材51とドア下部22とに連結される連結部材52とを備える。固定部材51は、基礎部4に打込部材で固定される第1部分51Aと、第1部分51Aから立ち上がる第2部分51Bと、第2部分51Bからドア下部22に沿うように延びる第3部分51Cとを備える。固定部材51の第3部分51Cは、連結部材52を介してドア下部22に固定される。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
建築物の開口部に設けられるドアユニットと、前記ドアユニットのドア下部を前記開口部に固定する下部固定装置と、を備え、
前記開口部は、コンクリート製の基礎部と、前記基礎部の上に配置される横架材とを有し、
前記下部固定装置は、前記基礎部に固定される固定部材と、前記固定部材と前記ドア下部とに連結される連結部材とを備え、
前記固定部材は、前記基礎部に打込部材で固定される第1部分と、前記第1部分から立ち上がる第2部分と、前記第2部分から前記ドア下部に沿うように延びる第3部分とを備え、
前記固定部材の前記第3部分は、前記連結部材を介して前記ドア下部に固定される、
建築物のドア。
続きを表示(約 750 文字)【請求項2】
前記ドア下部には、上下方向に貫通する第1貫通孔が設けられ、
前記第3部分は、上下方向に貫通する第2貫通孔を有し、かつ、前記ドアユニットの前記第1貫通孔の下に配置され、
前記連結部材は、前記第1貫通孔および前記第2貫通孔に挿通した状態で、前記ドア下部に固定され、かつ、前記第3部分に固定される、
請求項1に記載の建築物のドア。
【請求項3】
前記連結部材は、ネジ部と、前記ネジ部に係合する第1ナットを有し、
前記ドア下部は、前記ネジ部が係合する係合孔部を有し、前記係合孔部は、前記ドア下部の前記第1貫通孔に連通するように固定され、
前記連結部材は、前記連結部材の前記ネジ部が前記係合孔部に係合した状態で、前記第1ナットが締め付けられることによって、前記ドア下部に固定される、
請求項2に記載の建築物のドア。
【請求項4】
前記固定部材は、さらに、前記基礎部に接触する第4部分と、前記第4部分から立ち上がりかつ前記第3部分に接続される第5部分とを備え、
前記第4部分は、前記第3部分に対して前記第1部分と反対側に設けられる、
請求項1の建築物のドア。
【請求項5】
前記第1部分は、打込部材が挿通する第3貫通孔を有し、
前記第1部分の前記第3貫通孔は、平面視で、前記ドアユニットから離れたところに配置される、
請求項1に記載の建築物のドア。
【請求項6】
前記固定部材は、コンクリート内に埋設される、
請求項1に記載の建築物のドア。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか一項に記載の建築物のドアを備える、建築物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、建築物のドア、および、建築物に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
建築物において、金具を介してドア枠を固定する技術(例えば、特許文献1)が知られている。特許文献1では、ドア枠は、建築物の躯体開口部に配置される。ドア枠の下部は、金具を介して、躯体開口部に固定される。具体的には、金具は、躯体開口部に埋め込められたナットに係合するとともに、ドア枠の下部に係合する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平06-240951号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ドアユニットが設けられる開口部には、設計上の寸法に対して寸法誤差がある。また、ドアユニットにも寸法誤差がある。これらの寸法誤差によって、ドアユニットを所定位置に配置し難い。このため、ドアユニットは、開口部に対する位置の調整の後、固定される。しかし、従来技術では、ドアユニットが位置ずれした場合に、ドアユニットの位置を調整し難い。このため、ドアユニットを所定位置に配置し難い。そこで、ドアユニットを所定位置に固定し易い、建築物のドアおよび建築物を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(1)上記課題を解決する建築物のドアは、建築物の開口部に設けられるドアユニットと、前記ドアユニットのドア下部を前記開口部に固定する下部固定装置と、を備え、前記開口部は、コンクリート製の基礎部と、前記基礎部の上に配置される横架材とを有し、前記下部固定装置は、前記基礎部に固定される固定部材と、前記固定部材と前記ドア下部とに連結される連結部材とを備え、前記固定部材は、前記基礎部に打込部材で固定される第1部分と、前記第1部分から立ち上がる第2部分と、前記第2部分から前記ドア下部に沿うように延びる第3部分とを備え、前記固定部材の前記第3部分は、前記連結部材を介して前記ドア下部に固定される。
【0006】
この構成によれば、ドアユニットは、2つの部材を介して基礎部に固定される。具体的には、ドアユニットは、固定部材および連結部材を介して基礎部に固定される。これによって、連結部材におけるドア下部の位置を調整できる。このため、開口部においてドアユニットの位置を調整し易い。したがって、開口部においてドアユニットを所定位置に固定し易い。
【0007】
(2)上記(1)の建築物のドアにおいて、前記ドア下部には、上下方向に貫通する第1貫通孔が設けられ、前記第3部分は、上下方向に貫通する第2貫通孔を有し、かつ、前記ドアユニットの前記第1貫通孔の下に配置され、前記連結部材は、前記第1貫通孔および前記第2貫通孔に挿通した状態で、前記ドア下部に固定され、かつ、前記第3部分に固定される。
【0008】
この構成によれば、連結部材は、ドア下部にある第1貫通孔および固定部材にある第2貫通孔に挿通する。このため、ナット等によって連結部材をドア下部に締結できる。
【0009】
(3)上記(2)に記載の建築物のドアにおいて、前記連結部材は、ネジ部と、前記ネジ部に係合する第1ナットを有し、前記ドア下部は、前記ネジ部が係合する係合孔部を有し、前記係合孔部は、前記ドア下部の前記第1貫通孔に連通するように固定され、前記連結部材は、前記連結部材の前記ネジ部が前記係合孔部に係合した状態で、前記第1ナットが締め付けられることによって、前記ドア下部に固定される。
【0010】
この構成によれば、ドア下部にある係合孔部に対する、連結部材のネジ部の挿入長さを調整することによって、ドア下部の高さ位置を調整できる。そして、第1ナットの締め付けによって連結部材をドア下部に固定できる。
(【0011】以降は省略されています)

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