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公開番号
2025099995
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2023217055
出願日
2023-12-22
発明の名称
結露抑制システムおよびプログラム
出願人
積水ハウス株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F24F
11/79 20180101AFI20250626BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】壁内の空間における結露の発生を抑制する結露抑制システムおよびプログラムを提供する。
【解決手段】間仕切壁11の内部空間100において壁材111の表面温度を取得する温度センサ12と、間仕切壁11の内部空間100における温度および相対湿度を取得する壁内温湿度センサ13と、居室10に風を送出して居室10の室温を調節する空調装置14と、空調装置14の風向きを制御するコントローラ15と、を備える。コントローラ15は、空調装置14に対して上記間仕切壁11が位置する方向を取得する方向取得処理と、壁内温湿度センサ13によって取得された室温および相対湿度に基づいて露点温度を算出する壁内露点温度算出処理と、表面温度よりも露点温度が高いことを条件として、取得した方向に基づいて空調装置14の風向きが間仕切壁11へ向かわないように制御する風向制御処理と、を実行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
居室と、
上記居室を区画する壁材を有する間仕切壁と、
上記間仕切壁の内部空間において上記壁材の表面温度を取得する温度センサと、
上記間仕切壁の内部空間における温度および相対湿度を取得する壁内温湿度センサと、
上記居室に風を送出して上記居室の室温を調節する空調装置と、
上記空調装置の風向きを制御するコントローラと、
を備え、
上記コントローラは、
上記壁内温湿度センサによって取得された室温および相対湿度に基づいて露点温度を算出する壁内露点温度算出処理と、
上記表面温度よりも上記露点温度が高いことを条件として、上記風向きの動作範囲を制限することにより、上記空調装置の上記風向きが上記間仕切壁へ向かわないように制御する風向制御処理と、を実行する結露抑制システム。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
上記コントローラは、上記風向制御処理を実行した後、上記表面温度よりも上記露点温度が高いことを条件として、上記空調装置から送出される風の温度を上昇させる温度上昇処理をさらに実行する請求項1に記載の結露抑制システム。
【請求項3】
上記壁材を貫通して上記間仕切壁の内部空間と上記居室と連通する貫通孔と、
上記間仕切壁の内部空間の気圧と屋外の気圧との差を取得する差圧センサと、
上記居室と上記屋外とを区画する外壁の開口に位置する第1ファンと、をさらに備え、
上記コントローラは、
上記風向制御処理を実行した後、上記表面温度よりも上記露点温度が高く、且つ上記間仕切壁の内部空間よりも上記屋外の圧力が高いことを条件として、上記第1ファンを駆動して、上記屋外から上記居室へ外気を導入する第1ファン制御処理をさらに実行する請求項1または2に記載の結露抑制システム。
【請求項4】
上記居室における室温および相対湿度を取得する居室温湿度センサと、
上記間仕切壁の開口に位置する第2ファンをさらに備え、
上記コントローラは、
上記居室温湿度センサによって取得された室温および相対湿度に基づいて、上記居室における絶対湿度を算出する居室絶対湿度算出処理と、
上記壁内温湿度センサによって取得された室温および相対湿度に基づいて、上記間仕切壁の内部空間における絶対湿度を算出する壁内絶対湿度算出処理と、
上記第1ファン制御処理を実行した後、上記表面温度よりも上記露点温度が高く、且つ上記居室における絶対湿度が上記間仕切壁の内部空間における絶対湿度よりも小さいことを条件として、上記第2ファンを駆動して、上記居室から上記間仕切壁の内部空間へ空気を導入する第2ファン制御処理と、をさらに実行する請求項3に記載の結露抑制システム。
【請求項5】
外気の温度および相対湿度を取得する外気温湿度センサをさらに備え、
上記コントローラは、
上記外気温湿度センサによって取得される温度および相対湿度に基づいて、上記外気における絶対湿度を算出する外気絶対湿度算出処理と、
上記外気温湿度センサによって取得される温度および相対湿度に基づいて、上記外気における露点温度を算出する外気露点温度算出処理と、
上記壁内温湿度センサによって取得される室温および相対湿度に基づいて、上記間仕切壁の内部空間における絶対湿度を算出する壁内絶対湿度算出処理と、を実行し、
上記外気における絶対温度が上記間仕切壁の内部空間における絶対温度よりも高く、且つ上記外気における露点温度が上記表面温度よりも高いことを条件として、上記風向制御処理を実行する請求項1に記載の結露抑制システム。
【請求項6】
上記壁材の上記居室側の表面に位置しており、上記居室側の上記間仕切壁の表面上における風の速度を取得する風速センサをさらに備え、
上記コントローラは、
上記風向制御処理において、上記風速センサによって取得される風速が所定値以下となるように上記空調装置から上記間仕切壁に向かう上記風向きを制御する請求項1に記載の結露抑制システム。
【請求項7】
居室と、
上記居室を区画する壁材を有する間仕切壁と、
上記間仕切壁の内部空間において上記壁材の表面温度を取得する温度センサと、
上記間仕切壁の内部空間における室温および相対湿度を取得する壁内温湿度センサと、
上記居室に風を送出して上記居室の室温を調節する空調装置と、
上記空調装置の風向きを制御するコントローラと、
を備える結露抑制システムとして動作させるプログラムであって、
上記コントローラに、
上記壁内温湿度センサによって取得された室温および相対湿度に基づいて露点温度を算出する壁内露点温度算出処理と、
上記表面温度よりも上記露点温度が高いことを条件として、上記風向きの動作範囲を制限することにより、上記空調装置の上記風向きが上記間仕切壁へ向かわないように制御する風向制御処理と、を実行させるプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、間仕切壁を隔てて居室に隣接する間仕切壁内の空間において壁材の表面に発生する結露を抑制する結露抑制システムおよびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載の空気調和システムでは、空調対象空間の部屋と、隣接する直接に空調されない他の部屋とにおいて、外気を給排気することにより直接に空調されない部屋の結露の発生を抑制している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7321379公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、住宅の居室には、間仕切壁内に空間がある。間仕切壁内の空間には、例えば電気配線等が位置している。また、間仕切壁内の空間は、通気孔等により屋外と連通していることがある。夏季における屋外の暖かく湿った空気が間仕切壁内の空間に進入して、冷房により冷やされている間仕切壁を構成する壁材などに接触すると、壁材の表面に結露が発生することがあった。
【0005】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、壁内の空間における結露の発生を抑制する結露抑制システムおよびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1) 本発明に係る結露抑制システムは、居室と、上記居室を区画する壁材を有する間仕切壁と、上記間仕切壁の内部空間において上記壁材の表面温度を取得する温度センサと、上記間仕切壁の内部空間における温度および相対湿度を取得する壁内温湿度センサと、上記居室に風を送出して上記居室の室温を調節する空調装置と、上記空調装置の風向きを制御するコントローラと、を備える。上記コントローラは、上記壁内温湿度センサによって取得された室温および相対湿度に基づいて露点温度を算出する壁内露点温度算出処理と、上記表面温度よりも上記露点温度が高いことを条件として、上記風向きの動作範囲を制限することにより、上記空調装置の上記風向きが上記間仕切壁へ向かわないように制御する風向制御処理と、を実行する。
【0007】
間仕切壁の内部空間における露点温度が壁材の表面温度よりも高い場合に、空調装置の風向きが間仕切壁へ向かわないように制御される。これにより、壁材が空調装置から送出される風によって冷却されることが抑制される。壁材の表面温度の低下が抑制されることにより、壁材の表面における結露が抑制される。
【0008】
(2) 上記コントローラは、上記風向制御処理を実行した後、上記表面温度よりも上記露点温度が高いことを条件として、上記空調装置から送出される風の温度を上昇させる温度上昇処理をさらに実行してもよい。
【0009】
送出される風の温度を上昇させることにより、壁材の表面温度が上昇する。壁材の表面温度が上昇することにより、壁材の表面における結露が抑制される。
【0010】
(3) 結露抑制システムは、上記壁材を貫通して上記間仕切壁の内部空間と上記居室と連通する貫通孔と、上記間仕切壁の内部空間の気圧と屋外の気圧との差を取得する差圧センサと、上記居室と上記屋外とを区画する外壁の開口に位置する第1ファンと、をさらに備える。上記コントローラは、上記風向制御処理を実行した後、上記表面温度よりも上記露点温度が高く、且つ上記間仕切壁の内部空間よりも上記屋外の圧力が高いことを条件として、上記第1ファンを駆動して、上記屋外から上記居室へ外気を導入する第1ファン制御処理をさらに実行してよい。
(【0011】以降は省略されています)
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