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公開番号2025097520
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-01
出願番号2023213749
出願日2023-12-19
発明の名称内壁パネル、及び該内壁パネルを用いた内壁断熱構造
出願人積水ハウス株式会社
代理人個人,個人
主分類E04B 1/80 20060101AFI20250624BHJP(建築物)
要約【課題】断熱性能を低下させず、耳部のフィルムに破れ等を生じさせない耳付き断熱材を用いた内壁パネル、及び内壁断熱構造を提供すること。
【解決手段】建物の内壁下地である矩形状の内壁枠1と、内壁枠1に隣接して固定される耳付き断熱材2と、弾性を有するコの字型のクリップ片3と、を有し、耳付き断熱材2は、周囲をフィルム2aに覆われた断熱材2bと、フィルム2aの周縁から断熱材2bの面内方向に延びる耳部2cと、を備え、クリップ片3が内壁枠1及び耳部2cを挟み込み、耳部2cが内壁枠1に固定されることを特徴としたこと。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
建物の内壁下地である矩形状の内壁枠と、
前記内壁枠に隣接して固定される耳付き断熱材と、
弾性を有するコの字型のクリップ片と、を有し、
前記耳付き断熱材は、周囲をフィルムに覆われた断熱材と、
前記フィルムの周縁から前記断熱材の面内方向に延びる耳部と、を備え、
前記クリップ片が前記内壁枠及び前記耳部を挟み込み、前記耳付き断熱材が前記内壁枠に固定されていることを特徴とする内壁パネル。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
前記クリップ片の内側面に、滑り止め部を有することを特徴とする請求項1に記載の内壁パネル。
【請求項3】
前記滑り止め部は、鋸刃の形状であることを特徴とする請求項2に記載の内壁パネル。
【請求項4】
前記クリップ片は不燃性であって、
前記内壁枠は、左右一対となる縦枠材と、上下一対となる横枠材と、を含み、
前記クリップ片のうち、前記縦枠材に固定される縦長クリップ片の長さは、前記縦枠材の長さと略同一であり、
前記クリップ片のうち、前記横枠材に固定される横長クリップ片の長さは、前記横枠材の長さと略同一であり、
前記縦長クリップ片と前記横長クリップ片とが接続されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の内壁パネル。
【請求項5】
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の内壁パネルを用いた内壁断熱構造であって、
前記内壁パネルが連続して配置され、
前記クリップ片の屋外側であって、隣接する前記内壁パネルの前記耳付き断熱材同士の間に生ずる縦目地を埋める目地断熱材が配置され、
水平方向に前記耳付き断熱材及び前記目地断熱材が交互に連続して配置されることを特徴とする内壁断熱構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、住宅等の建物の内壁に使用される耳付き断熱材を用いた内壁パネル、及び該内壁パネルを用いた内壁断熱構造に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、断熱材が設けられた内壁パネルを生産する場合、断熱材を木や鉄で形成された内壁枠に固定していた。その固定方法としては、ステープルやビス等により膨らみのある断熱材の上からステープルやビス等を押し付けて内壁枠に固定をするものであった。したがって、ビス等により固定されている断熱材の周辺箇所は圧縮され、公称厚よりも薄くなる。よって、断熱材が薄くなる分、断熱性能が低下していた。
【0003】
そこで、特許文献1では、断熱材は全体が覆われた袋状の防湿フィルムと、防湿フィルムが面内方向に四方に張り延ばされた耳部と、が用いられた耳付き断熱材が記載されている。耳付き断熱材は、柱と該柱に隣接する間柱との間に断熱材を挿入し、断熱材の周縁から四方に延びる防湿フィルムの耳部を柱や間柱にステープルや釘等の適当な手段を用いて固定されており、断熱材のない耳部において固定がされるので、公称圧よりも薄くなることがなくなり、断熱性能も低下するものでなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2001-271437
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1に記載の固定方法では、断熱材の中心付近で固定をしていないため公称圧よりも薄くなることはないので断熱性能は落ちないが、比較的面積の大きい断熱材に対して断熱材の周縁にある薄いフィルムの耳部においてステープルといった「点」で内壁枠に固定しているため、作業時において、耳付き断熱材が引っ張られる等により固定箇所周辺の耳部が破れたりする原因となっていた。また、断熱材が柱や間柱の箇所には設けられていないので、断熱ラインが途絶え、断熱性能が落ちていた。
【0006】
そこで、上記課題を解決するために、本件発明は、耳部のフィルムに破れ等を生じさせない耳付き断熱材を用いた内壁パネル、及び断熱性能を低下させずに、当該内壁パネルを用いた内壁断熱構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、建物の内壁下地である矩形状の内壁枠と、内壁枠に隣接して固定される耳付き断熱材と、弾性を有するコの字型のクリップ片と、を有し、耳付き断熱材は、周囲をフィルムに覆われた断熱材と、フィルムの周縁から断熱材の面内方向に延びる耳部と、を備え、クリップ片が内壁枠及び耳部を挟み込み、耳付き断熱材が内壁枠に固定されていることを特徴としたことにある。
【0008】
クリップ片の内側面に、滑り止め部を有することを特徴としたことにある。
【0009】
滑り止め部は、鋸刃の形状であることを特徴としたことにある。
【0010】
クリップ片は不燃性であって、内壁枠は、左右一対となる縦枠材と、上下一対となる横枠材と、を含み、クリップ片のうち、縦枠材に固定される縦長クリップ片の長さは、縦枠材の長さと略同一であり、クリップ片のうち、横枠材に固定される横長クリップ片の長さは、横枠材の長さと略同一であり、縦長クリップ片と横長クリップ片とが接続されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の内壁パネル。
(【0011】以降は省略されています)

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