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公開番号
2025099532
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2023216246
出願日
2023-12-21
発明の名称
射出成形機
出願人
住友重機械工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B29C
45/64 20060101AFI20250626BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約
【課題】複数の金型のそれぞれの型締力を適切に調整できる技術を提供する。
【解決手段】射出成形機は、相互に独立した複数の可動金型を備える可動プラテンと、複数の可動金型の各々に対向可能な複数の固定金型を備える固定プラテンと、固定プラテンに対して可動プラテンを相対的に型開閉方向に移動させる移動機構と、を備える。可動プラテンまたは固定プラテンは、複数の可動金型および複数の固定金型の型締時に、複数の可動金型および複数の固定金型のうち一部の金型の型締力を、他部の金型の型締力よりも小さくする型締力抑制部と、複数の可動金型および複数の固定金型の型締後の射出成形時に、一部の金型の型締力を調整する一部型締力調整部と、を有する。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
相互に独立した複数の可動金型を備える可動プラテンと、
前記複数の可動金型の各々に対向可能な複数の固定金型を備える固定プラテンと、
前記固定プラテンに対して前記可動プラテンを相対的に型開閉方向に移動させる移動機構と、を備える射出成形機であって、
前記可動プラテンまたは前記固定プラテンは、前記複数の可動金型および前記複数の固定金型の型締時に、前記複数の可動金型および前記複数の固定金型のうち一部の金型の型締力を、他部の金型の型締力よりも小さくする型締力抑制部と、
前記複数の可動金型および前記複数の固定金型の型締後の射出成形時に、前記一部の金型の型締力を調整する一部型締力調整部と、を有する、
射出成形機。
続きを表示(約 810 文字)
【請求項2】
前記型締力抑制部は、前記固定プラテンから前記可動プラテンに向かって突出するまたは前記可動プラテンから前記固定プラテンに向かって突出する1以上のピラーである、
請求項1に記載の射出成形機。
【請求項3】
前記1以上のピラーは、前記一部の金型と前記他部の金型が並ぶ方向において、前記他部の金型に隣接しない一方で前記一部の金型の隣接する位置に配置される、
請求項2に記載の射出成形機。
【請求項4】
前記1以上のピラーは、前記一部の金型と前記他部の金型が並ぶ方向と直交する方向に複数設けられる、
請求項2に記載の射出成形機。
【請求項5】
前記一部型締力調整部は、前記一部の金型を構成する前記複数の可動金型および前記複数の固定金型のうち一方を他方に対して移動させることにより前記一部の金型の型締力を調整する、
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の射出成形機。
【請求項6】
前記複数の可動金型および前記複数の固定金型の間に形成されるキャビティ空間に前進して成形品を取り出すエジェクタ装置を備え、
前記一部型締力調整部は、前記エジェクタ装置の前進に伴って移動する押圧体と、当該押圧体と対向する金型との間で型締力を調整する、
請求項5に記載の射出成形機。
【請求項7】
前記一部型締力調整部は、前記固定プラテンに対して前記一部の固定金型を前記可動プラテンに向けて相対移動させることで、前記一部の金型の型締力を調整する、
請求項5に記載の射出成形機。
【請求項8】
前記一部型締力調整部は、前記可動プラテンに対して前記一部の可動金型を前記固定プラテンに向けて相対移動させることで、前記一部の金型の型締力を調整する、
請求項5に記載の射出成形機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、射出成形機に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、異なる複数の金型を同時に型締する型締装置を備えた射出成形機が開示されている。この射出成形機は、一次成形を行う一次金型と、二次成形を行う二次金型と、各金型に対応する一対の型締アクチュエータと、を備える。射出成形機は、射出成形において、各型締アクチュエータにより各金型を同時に型締し、最初に一次金型により一次成形を行った後、各可動型を反転して、二次金型により二次成形を行うことで、成形品を成形する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-113963号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この種の射出成形機において型締時に金型にかける型締力は、成形品の形状や充填材料によって異なる。型締力が適切な値よりも少ないと、金型が開いてバリが発生する。このため、従来は、2つの金型のうち高い型締力が必要な金型に合わせて型締力を設定し、当該2つの金型に対して同じ型締力で型締を行っていた。
【0005】
しかしながら、型締力が小さくて済む金型に必要以上に型締力をかけると、エアベントが潰れてガス逃げが悪くなる、金型の負荷が大きくなって当該金型の寿命が低下し易くなる等の不都合が生じる。
【0006】
本開示は、複数の金型のそれぞれの型締力を適切に調整できる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様によれば、相互に独立した複数の可動金型を備える可動プラテンと、前記複数の可動金型の各々に対向可能な複数の固定金型を備える固定プラテンと、前記固定プラテンに対して前記可動プラテンを相対的に型開閉方向に移動させる移動機構と、を備える射出成形機であって、前記可動プラテンまたは前記固定プラテンは、前記複数の可動金型および前記複数の固定金型の型締時に、前記複数の可動金型および前記複数の固定金型のうち一部の金型の型締力を、他部の金型の型締力よりも小さくする型締力抑制部と、前記複数の可動金型および前記複数の固定金型の型締後の射出成形時に、前記一部の金型の型締力を調整する一部型締力調整部と、を有する、射出成形機が提供される。
【発明の効果】
【0008】
一態様によれば、複数の金型のそれぞれの型締力を適切に調整できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施形態に係る射出成形機の型開完了時の状態を示す図である。
一実施形態に係る射出成形機の型締時の状態を示す図である。
回転盤の回転角が第1回転角の時であって金型装置の固定金型と可動金型が離れた状態を示す水平断面図である。
回転盤の回転角が第1回転角の時であって型締時の金型装置の状態を示す水平断面図である。
回転盤の回転角が第1回転角の時であって型開完了時の金型装置の状態を示す水平断面図である。
回転盤の回転角が第2回転角の時であって型締時の金型装置の状態を示す水平断面図である。
回転盤の回転角が第2回転角の時であって型開完了時の金型装置の状態を示す水平断面図である。
第2固定金型および固定プラテンの一部を概略的に示す斜視図である。
図9(A)は、昇圧工程の終了時における各金型の型締力を示す水平断面図である。図9(B)は、充填工程の開示時における各金型の型締力を示す水平断面図である。
図10(A)は、第1変形例に係る一部型締力調整部を示す水平断面図である。図10(B)は、射出成形時における一部型締力調整部を拡大して示す水平断面図である。
第2変形例に係る一部型締力調整部を示す水平断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本開示を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
(【0011】以降は省略されています)
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