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公開番号
2025096164
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-26
出願番号
2024198119
出願日
2024-11-13
発明の名称
防水接合部を備えた複合時計コンポーネントの製造
出願人
ザ・スウォッチ・グループ・リサーチ・アンド・ディベロップメント・リミテッド
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G04B
39/00 20060101AFI20250619BHJP(時計)
要約
【課題】時計コンポーネントに直接、特注の防水接合部、特にシール、を製造する。
【解決手段】複合時計コンポーネント1000を製造する方法に関する。第1のステップにおいて、ベース50および第1の材料が与えられ、第2のステップにおいて、ベースが積層造形手段上に位置決めされ、第3のステップにおいて、第1の材料から作られた第1の隆起部分10が積層造形により、ベースの一側に成長させられる。第4のステップにおいて、第1の隆起部分の進展が検証され、第1の隆起部分が設定値を超えて進展したことが見られおよび検証されるまで第3および第4のステップが反復的に繰り返され、当該進展が当該設定値を超えたときに積層造形が停止される。随意的に、第2の材料から作られた第2の隆起部分20が、ベースの一側におよび/または第1の隆起部分に積層造形によって成長させられる。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
複合時計コンポーネント(1000)を製造する方法であって、
第1のステップ(100)において、積層造形に適したベース(50)および少なくとも一つの第1の材料(1)が与えられ、第2のステップ(200)において、前記ベース(50)が積層造形手段上に準備および位置決めされ、第3のステップ(300)において、前記少なくとも一つの第1の材料(1)から作られた第1の隆起部分(10)が、前記ベース(50)の少なくとも一側に積層造形によって成長させられ、第4のステップ(400)において、前記第1の隆起部分(10)の進展が第1の所定の設定値に対して検証され、前記第1の材料(1)の付加を伴う積層造形の前記第3のステップ(300)と前記第4のステップ(400)とが、前記第1の隆起部分(10)が前記第1の所定の設定値に達するまたはこれを超えるだけ進展したことが見られおよび検証されるまで反復的に繰り返され、前記第1の隆起部分(10)が前記第1の所定の設定値に達するまたはこれを超えるだけ進展したときに、前記第1の材料(1)の付加を伴う積層造形が停止される、方法。
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【請求項2】
前記第1のステップ(100)において、または後続の複数のステップのうちの一つにおいて、前記第1の材料(1)とは異なる少なくとも一つの第2の材料(2)が与えられることと、
前記第3のステップ(300)の間に、または前記第1の隆起部分(10)が前記第1の所定の設定値に達するまたはこれを超えるまで進展した後の第5のステップ(500)の間に、前記少なくとも一つの第2の材料(2)から作られた第2の隆起部分(20)が、前記ベース(50)の少なくとも一側におよび/または前記第1の隆起部分(10)に、積層造形によって成長させられることと
を特徴とする、請求項1に記載の製造方法。
【請求項3】
前記第2の隆起部分(20)が、前記第3のステップ(300)から積層造形によって成長させられることと、
前記第4のステップ(400)において、または第6のステップ(600)において、前記第2の隆起部分(20)の進展が所定の第2の設定値に対して検証され、前記第2の材料(2)の付加を伴う積層造形の前記第3のステップ(300)または前記第2の材料(2)の付加を伴う積層造形の前記第5のステップ(500)である製造ステップが一方で、前記第6のステップ(600)である検証ステップが他方で、前記第2の隆起部分(20)が前記所定の第2の設定値に達するまたはこれを超えるだけ進展したことが見られおよび検証されるまで反復的に繰り返され、前記第2の隆起部分(20)が前記所定の第2の設定値に達するまたはこれを超えるだけ進展したときに、前記第2の材料(2)の付加を伴う積層造形が停止されることと
を特徴とする、請求項2に記載の製造方法。
【請求項4】
前記第2の隆起部分(20)が、前記第1の隆起部分(10)が前記第1の所定の設定値に達するまたはこれを超えるだけ進展した後の前記第5のステップ(500)の間に積層造形によって成長させられることと、
前記第5のステップ(500)に続く第6のステップ(600)において、前記第2の隆起部分(20)の進展が第2の所定の設定値に対して検証され、前記第2の材料(2)の付加を伴う積層造形の前記第5のステップ(500)と前記第6のステップ(600)とが、前記第2の隆起部分(20)が前記第2の所定の設定値に達するまたはこれを超えるだけ進展したことが見られおよび検証されるまで反復的に繰り返され、前記第2の隆起部分(20)が前記第2の所定の設定値に達するまたはこれを超えるだけ進展したときに、前記第2の材料(2)の付加を伴う積層造形が停止されることと
を特徴とする、請求項2に記載の製造方法。
【請求項5】
前記第6のステップ(600)が前記第4のステップ(400)とは別個であることを特徴とする、請求項3に記載の製造方法。
【請求項6】
前記第1の材料(1)の付加を伴う積層造形の前記第3のステップ(300)において、前記少なくとも一つの第1の材料(1)から作られた前記第1の隆起部分(10)が、前記ベース(50)の少なくとも2つの異なる側で、前記ベース(50)の各側に一つずつ2つの別個のステップで、積層造形によって成長させられることを特徴とする、請求項1に記載の製造方法。
【請求項7】
前記第3のステップ(300)の間に、または前記第5のステップ(500)の間に、前記少なくとも一つの第2の材料(2)から作られた第2の隆起部分(20)が、前記ベース(50)の少なくとも2つの異なる側に、前記ベース(50)の各側に一つずつ2つの別個のステップで、積層造形によって成長させられることを特徴とする、請求項2に記載の製造方法。
【請求項8】
前記第3のステップ(300)の間にまたは前記第5のステップ(500)の間に、前記少なくとも一つの第2の材料(2)から作られた第2の隆起部分(20)が、前記第1の隆起部分(10)の少なくとも一部に積層造形によって成長させられることを特徴とする、請求項2に記載の製造方法。
【請求項9】
前記第1の材料(1)が、第1の防水接合部を構成する前記第1の隆起部分(10)を形成するように選択されることを特徴とする、請求項1に記載の製造方法。
【請求項10】
前記第2の材料(2)が、第2の防水接合部を構成する前記第2の隆起部分(20)を形成するように選択されることを特徴とする、請求項2に記載の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複合時計コンポーネントを製造する方法に関し、詳しくは、防水接合部を備えた複合時計コンポーネントを製造する方法に関する。
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【0002】
本発明は、時計コンポーネントおよびサブアセンブリの防水性に関する。
【背景技術】
【0003】
水密シールは典型的に、射出成形または押出成形によって製造され、その後、マシニングプロセスが、またはマシニングステップを必要とする他の製造プロセスが行われる。これらのシールは非常に厳しい公差基準を満たさなければならない。
【0004】
時計製造においては、外部環境と、時計、特に腕時計、の内部との間のすべての界面に防水接合部が存在する。詳しくは、ただし排他的ではなく、クリスタル、裏蓋、竜頭、押しボタン、ボルト、他の静止または動作コンポーネントの支承面、さらに典型的には耐水性が要求される時計または腕時計のすべての要素にシールが見出される。
【0005】
時計コンポーネントと、この時計コンポーネントが動作上接触しなければならない防水接合部とは、独立して製造される。
【0006】
防水接合部は、特にシールは、組み立てるのがデリケートであり、この作業は有資格者に任され、多くの場合、2つの非防水かつ剛性の時計コンポーネントを組み立てるために押し込み作業が必要なので、この押し込み作業中にこの接合部を傷つける危険性がある。時計コンポーネントと防水接合部とは、接着などによって一体化され得るが、この場合、関与する両材料にとって適切なかつ動作温度範囲にわたって安定した接着剤を開発することの困難性ゆえに、良好な長期的な安定性が得られない。
【発明の概要】
【0007】
防水接合部の損傷を回避するべく、さらに寸法および表面仕上げの点で極めて精密でなければならないマシニング作業を時計コンポーネントに施すことを回避するべく、本発明は、時計コンポーネントに直接、特注の防水接合部、特にシール、を製造することを提案し、特に、時計コンポーネントに製造された、特に印刷された、特注のシールの製造を提案する。
【0008】
本発明の目的は、時計、特に腕時計、のコンポーネントに接合部、特にシール、を直接製造することにより、特定の押し込みおよび/または組み立てステップの必要性をなくし、防水性を向上させおよび保証するとともに、耐久性を確保することにある。
【0009】
成形および/または旋盤加工に関与する従来の防水接合部製造技術は、得られる形状の範囲が限定され、典型的には一つの材料だけから作られた接合部を製造することに関与する。
【0010】
本発明はさらに、任意の形状の接合部またはシールを製造し、それを時計コンポーネントに直接製造することにより、特殊かつ型破りなシール形状の範囲を広げることを提案する。
(【0011】以降は省略されています)
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