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公開番号2025095702
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023211930
出願日2023-12-15
発明の名称切断具および切断装置
出願人株式会社ORC JAPAN
代理人弁理士法人アローレインターナショナル
主分類B26B 15/00 20060101AFI20250619BHJP(切断手工具;切断;切断機)
要約【課題】 簡素な構成により引き切りを容易に行うことができる切断具および切断装置を提供する。
【解決手段】 先端側に刃部11,21を有し基端側に操作部12,22を有する一対の刃体10,20が、刃部11,21と操作部12,22との間で互いに回動可能に結合され、操作部12,22の操作により刃部11,21を開閉して被切断物を切断する切断具1であって、一対の刃体10,20は、それぞれの回動が互いに異なる回動軸31,32を中心に行われ、前記各刃体10(20)には、回動中に回動中心となる回動軸31(32)とは異なる回動軸32(31)との干渉を回避するための逃げ部16(26)が形成されている。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
先端側に刃部を有し基端側に操作部を有する一対の刃体が、前記刃部と前記操作部との間で互いに回動可能に結合され、前記操作部の操作により前記刃部を開閉して被切断物を切断する切断具であって、
一対の前記刃体は、それぞれの回動が互いに異なる回動軸を中心に行われ、
前記各刃体には、回動中に回動中心となる前記回動軸とは異なる前記回動軸との干渉を回避するための逃げ部が形成されている切断具。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
一対の前記刃体は、同一形状の部材であり、一方が他方に対して表裏反転した状態で結合されている請求項1に記載の切断具。
【請求項3】
請求項1または2に記載の前記切断具と、前記切断具を開閉する開閉装置とを備える切断装置であって、
前記切断具の前記操作部は、外側面にカム部が形成され、付勢部材により前記刃部を開く方向に付勢されており、
前記開閉装置は、前記切断具を進退させる進退機構と、前記切断具の進退方向両側に配置された一対のカムフォロアとを備え、前記切断具の進出により前記カム部が前記カムフォロアと係合して前記刃部が閉じられるように構成された切断装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、切断具および切断装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
回動可能に結合された一対の刃体により引き切りが可能な切断具が知られている。引き切りは、刃体の切れ味を活かしやすいだけでなく、被切断物を押し出すことなく手前側に引き込んで確実に切断することができるため、引き切りを効率良く行うための構成が従来から検討されている。例えば、特許文献1に開示された切断具は、第一刃体のセンター孔および第二刃体の長孔にセンター軸が挿通されて第一刃体および第二刃体が回動自在に結合されると共に、第一刃体および第二刃体の間にリンク杆が介在されている。この切断具は、第一刃体および第二刃体を閉じるときに、第二刃体が第一刃体に対して長孔に沿って刃線方向に移動することで、引き切りの作用により被切断物を切断可能とされている。
【0003】
ところが、上記従来の切断具は、第一刃体および第二刃体に対してリンク杆を取り付ける必要があるため、部品点数が増加して組付け作業が煩雑になるだけでなく、回動時の第一刃体および第二刃体の動きが相対的に押し引きの関係になるため、引き切りのメリットを十分に得られないという問題があった。
【0004】
また、従来の切断装置として、一対の刃体を備える切断具の開閉を行うために、カム機構により直線運動を回動運動に変換して切断を自動化する構成が知られている(例えば特許文献2)。このような構成の切断装置は、切断具を被切断物に向けて進出させながら切断を行うため押し切りになり易いので、切断具を引き切り可能に構成するニーズはより高まるが、特許文献1の切断具は、回動時の第一刃体および第二刃体の動きが非対称になり、切断点となる刃線同士の交差位置が切断中に中心線からずれるため、被切断物を自動的に切断することが困難であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2003-88244号公報
特開2016-77773号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで、本発明は、簡素な構成により引き切りを容易に行うことができる切断具および切断装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の前記目的は、先端側に刃部を有し基端側に操作部を有する一対の刃体が、前記刃部と前記操作部との間で互いに回動可能に結合され、前記操作部の操作により前記刃部を開閉して被切断物を切断する切断具であって、一対の前記刃体は、それぞれの回動が互いに異なる回動軸を中心に行われ、前記各刃体には、回動中に回動中心となる前記回動軸とは異なる前記回動軸との干渉を回避するための逃げ部が形成されている切断具により達成される。
【0008】
この切断具において、一対の前記刃体は、同一形状の部材であることが好ましく、一方が他方に対して表裏反転した状態で結合された構成にすることができる。
【0009】
また、本発明の前記目的は、上述した前記切断具と、前記切断具を開閉する開閉装置とを備える切断装置であって、前記切断具の前記操作部は、外側面にカム部が形成され、付勢部材により前記刃部を開く方向に付勢されており、前記開閉装置は、前記切断具を進退させる進退機構と、前記切断具の進退方向両側に配置された一対のカムフォロアとを備え、前記切断具の進出により前記カム部が前記カムフォロアと係合して前記刃部が閉じられるように構成された切断装置により達成される。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、簡素な構成により引き切りを容易に行うことができる切断具および切断装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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