TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025094567
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-25
出願番号2023210196
出願日2023-12-13
発明の名称情報処理装置及び情報生成装置、情報処理方法並びに情報処理用プログラム
出願人パイオニア株式会社
代理人弁理士法人インテクト国際特許事務所,個人
主分類G08G 1/00 20060101AFI20250618BHJP(信号)
要約【課題】車両内の盛り上がりが風景に起因するものか否かを容易且つ確実に判定することが可能な情報処理装置等を提供する。
【解決手段】車両の現在位置と、車両の搭乗者の現在の盛り上がり状況と、注目すべき風景が存在する注目風景エリアと、に基づいて、搭乗者の現在の盛り上がりが現在位置の風景に起因するものか否かを判定する判定部4を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
移動体の現在位置を示す現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段と、
前記移動体の搭乗者の現在の気持ち又は感情に関連する搭乗者情報を取得する搭乗者情報取得手段と、
前記現在から予め設定された期間だけ遡った時と当該現在との間に前記搭乗者以外の複数の者の気持ち又は感情が変化したと判定される地点の地理的密度が予め設定された基準以上となるエリアを、注目すべき風景が存在する注目風景エリアとして示すエリア情報を取得するエリア情報取得手段と、
前記現在位置情報、前記搭乗者情報及び前記エリア情報に基づいて、前記気持ち又は前記感情の変化が前記現在位置の風景に起因するものか否かを判定する判定手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記移動体外を撮影して得られた移動体外画像の画像情報と、前記移動体内を撮影して得られた移動体内画像の画像情報と、をそれぞれ取得する画像情報取得手段と、
前記判定手段による判定結果に基づき、前記移動体外画像及び前記移動体内画像の少なくともいずれか一方を含む画像を生成する生成手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項3】
請求項2に記載の情報処理装置において、
前記気持ち又は前記感情の変化が前記現在位置の風景に起因するものである場合に、前記生成手段は、前記移動体外画像及び前記移動体内画像を含む前記画像を生成することを特徴とする情報処理装置。
【請求項4】
請求項2に記載の情報処理装置において、
前記気持ち又は前記感情の変化が前記現在位置の風景に起因するものでない場合に、前記生成手段は、前記移動体内画像を少なくとも含む前記画像を生成することを特徴とする情報処理装置。
【請求項5】
請求項2に記載の情報処理装置において、
前記現在位置が前記注目風景エリア内であり且つ前記気持ち又は前記感情の変化がないと判定された場合に、前記生成手段は、前記移動体外画像を少なくとも含む前記画像を生成することを特徴とする情報処理装置。
【請求項6】
請求項2に記載の情報処理装置において、
前記現在位置が前記注目風景エリア外であり且つ前記気持ち又は前記感情の変化がないと判定された場合に、前記生成手段は、前記移動体の移動記録用として前記画像を生成することを特徴とする情報処理装置。
【請求項7】
請求項6に記載の情報処理装置において、
前記移動記録用としての前記画像を、前記現在位置が前記注目風景エリア内であると判定された場合に生成された前記画像及び前記気持ち又は前記感情の変化があると判定された場合に生成された前記画像とは別個に且つ不揮発性に記録する記録手段を更に備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項8】
請求項6又は請求項7に記載の情報処理装置において、
前記移動記録用の前記画像の生成のみを行う記録用画像生成手段が、前記現在位置が前記注目風景エリア内であると判定された場合の前記画像を生成する前記生成手段及び前記気持ち又は前記感情の変化があると判定された場合の前記画像を生成する前記生成手段とは別個に備えられていることを特徴とする情報処理装置。
【請求項9】
複数の移動者のそれぞれと共に移動し且つ当該移動者の気持ち又は感情の変化を検知可能な複数の端末装置から、当該移動者の感情が変化した地点を示す変化地点情報を収集する収集手段と、
前記現在から予め設定された期間だけ遡った時と当該現在との間に前記収集手段により収集された複数の前記変化地点情報に基づいて、前記移動者の気持ち又は感情が変化した地点の地理的密度が予め設定された基準以上となるエリアを特定する特定手段と、
前記特定手段により特定されたエリアを示すエリア情報を、注目すべき風景が存在する注目風景エリアを示す注目風景エリア情報として地図情報に関連付けて保存する保存手段と、
を備えることを特徴とする情報生成装置。
【請求項10】
請求項9に記載の情報生成装置において、
前記収集手段は、前記変化地点情報を時間帯ごとに収集し、
前記特定手段は、前記時間帯ごとに前記エリアを特定し、
前記保存手段は、前記注目風景エリアを前記時間帯ごとに前記地図情報に関連付けて保存することを特徴とする情報生成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願は、情報処理装置及び情報生成装置、情報処理方法並びに情報処理用プログラムの技術分野に属する。より詳細には、移動中の搭乗者に関する情報処理を行う情報処理装置及び情報生成装置、情報処理方法並びに当該情報処理装置用のプログラムの技術分野に属する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年、車載カメラで車両内又は車両外を撮影し、当該撮影の結果に基づいて当該車両の搭乗者(すなわち、当該車両の運転者又は同乗者)に関する情報の処理を行う技術が開発されている。このような現状に対応した先行技術を示す文献としては、例えば下記特許文献1が挙げられる。
【0003】
この特許文献1に開示されている先行技術は、「車内の状況に応じて適切な情報を記憶する」ことを目的としている。そして当該目的の下、先行技術は、「乗員の顔を抽出して拡大した顔画像と車外風景画像の合成映像を生成して記録する場合に、風景に関して盛り上がった発話があった場合には車外風景画像と顔画像の合成映像を記録し、当該発話がない場合は車外風景画像のみを記録する」構成とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-186790号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、車内の盛り上がりを示す発話には様々なものが通常であるため、上記特許文献1に開示されている先行技術では、その盛り上がりが風景に依存するものか否かをタイムリーに判定するのは現実的には難しく、よって所望される合成画像が生成されない場合があるといった問題点があった。
【0006】
そこで本願は、上記の問題点に鑑みて為されたもので、その課題の一例は、車両内の盛り上がりが風景に起因するものか否かを容易且つ確実に判定することが可能な情報処理装置及び情報生成装置、情報処理方法並びに当該情報処理装置用のプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、移動体の現在位置を示す現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段と、前記移動体の搭乗者の現在の気持ち又は感情に関連する搭乗者情報を取得する搭乗者情報取得手段と、前記現在から予め設定された期間だけ遡った時と当該現在との間に前記搭乗者以外の複数の者の気持ち又は感情が変化したと判定される地点の地理的密度が予め設定された基準以上となるエリアを、注目すべき風景が存在する注目風景エリアとして示すエリア情報を取得するエリア情報取得手段と、前記現在位置情報、前記搭乗者情報及び前記エリア情報に基づいて、前記気持ち又は前記感情の変化が前記現在位置の風景に起因するものか否かを判定する判定手段と、を備える。
【0008】
上記の課題を解決するために、請求項9に記載の発明は、複数の移動者のそれぞれと共に移動し且つ当該移動者の気持ち又は感情の変化を検知可能な複数の端末装置から、当該移動者の感情が変化した地点を示す変化地点情報を収集する収集手段と、前記現在から予め設定された期間だけ遡った時と当該現在との間に前記収集手段により収集された複数の前記変化地点情報に基づいて、前記移動者の気持ち又は感情が変化した地点の地理的密度が予め設定された基準以上となるエリアを特定する特定手段と、前記特定手段により特定されたエリアを示すエリア情報を、注目すべき風景が存在する注目風景エリアを示す注目風景エリア情報として地図情報に関連付けて保存する保存手段と、を備える。
【0009】
上記の課題を解決するために、請求項12に記載の発明は、現在位置情報取得手段と、搭乗者情報取得手段と、エリア情報取得手段と、判定手段と、を備える情報処理装置において実行される情報処理方法であって、移動体の現在位置を示す現在位置情報を前記現在位置情報取得手段により取得する現在位置情報取得工程と、前記移動体の搭乗者の現在の気持ち又は感情に関連する搭乗者情報を前記搭乗者情報取得手段により取得する搭乗者情報取得工程と、前記現在から予め設定された期間だけ遡った時と当該現在との間に前記搭乗者以外の複数の者の気持ち又は感情が変化したと判定される地点の地理的密度が予め設定された基準以上となるエリアを、注目すべき風景が存在する注目風景エリアとして示すエリア情報を前記エリア情報取得手段により取得するエリア情報取得工程と、前記現在位置情報、前記搭乗者情報及び前記エリア情報に基づいて、前記気持ち又は前記感情の変化が前記現在位置の風景に起因するものか否かを前記判定手段により判定する判定工程と、を含む。
【0010】
上記の課題を解決するために、請求項13に記載の発明は、コンピュータを、移動体の現在位置を示す現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段、前記移動体の搭乗者の現在の気持ち又は感情に関連する搭乗者情報を取得する搭乗者情報取得手段、前記現在から予め設定された期間だけ遡った時と当該現在との間に前記搭乗者以外の複数の者の気持ち又は感情が変化したと判定される地点の地理的密度が予め設定された基準以上となるエリアを、注目すべき風景が存在する注目風景エリアとして示すエリア情報を取得するエリア情報取得手段、及び、前記現在位置情報、前記搭乗者情報及び前記エリア情報に基づいて、前記気持ち又は前記感情の変化が前記現在位置の風景に起因するものか否かを判定する判定手段、として機能させる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

パイオニア株式会社
表示装置
15日前
パイオニア株式会社
評価装置
27日前
パイオニア株式会社
情報処理装置
1か月前
パイオニア株式会社
ドライブレコーダ
20日前
パイオニア株式会社
判定装置、判定方法および判定プログラム
13日前
パイオニア株式会社
監視装置、監視方法および監視プログラム
1か月前
パイオニア株式会社
監視装置、監視方法および監視プログラム
27日前
パイオニア株式会社
監視装置、監視方法および監視プログラム
27日前
パイオニア株式会社
監視装置、監視方法、および監視プログラム
23日前
パイオニア株式会社
監視装置、監視方法、および監視プログラム
23日前
パイオニア株式会社
情報処理装置、情報処理方法及び情報処理用プログラム
28日前
パイオニア株式会社
情報処理装置、情報処理方法及び情報処理用プログラム
28日前
パイオニア株式会社
情報処理装置、情報処理方法及び情報処理用プログラム
28日前
パイオニア株式会社
光反射体
1か月前
パイオニア株式会社
保持装置
8日前
パイオニア株式会社
情報処理装置、情報処理方法、および、情報処理プログラム
27日前
パイオニア株式会社
生体センサ
13日前
パイオニア株式会社
情報処理装置
8日前
パイオニア株式会社
映像制御装置
13日前
パイオニア株式会社
情報処理装置
20日前
パイオニア株式会社
段差検出装置
1か月前
パイオニア株式会社
地図データ生成装置
6日前
パイオニア株式会社
地図データ生成方法
8日前
パイオニア株式会社
ドライブレコーダ、ドライブレコーダの制御方法、及び制御プログラム
20日前
パイオニア株式会社
ドライブレコーダ、ドライブレコーダの制御方法、及び制御プログラム
20日前
パイオニア株式会社
情報処理装置及び情報生成装置、情報処理方法並びに情報処理用プログラム
28日前
パイオニア株式会社
表示制御装置、表示制御方法及びプログラム
27日前
パイオニア株式会社
情報処理装置、方法、プログラム及び記憶媒体
1か月前
パイオニア株式会社
撮影装置、制御方法、プログラム及び記憶媒体
1か月前
パイオニア株式会社
推定装置、制御方法、プログラム及び記憶媒体
1か月前
パイオニア株式会社
情報処理装置、制御方法、プログラム及び記憶媒体
13日前
パイオニア株式会社
画像制御プログラム、画像制御装置及び画像制御方法
13日前
パイオニア株式会社
情報処理装置、情報出力方法、プログラム及び記憶媒体
1か月前
パイオニア株式会社
情報処理装置、情報処理方法、プログラム及び記憶媒体
1か月前
パイオニア株式会社
情報処理装置、情報処理方法及び情報処理用プログラム
今日
パイオニア株式会社
映像送信装置、映像送信方法、プログラム及び記録媒体
27日前
続きを見る