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公開番号2025094518
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-25
出願番号2023210109
出願日2023-12-13
発明の名称情報処理装置、情報処理方法及び情報処理用プログラム
出願人パイオニア株式会社
代理人弁理士法人インテクト国際特許事務所,個人
主分類H04N 5/91 20060101AFI20250618BHJP(電気通信技術)
要約【課題】車載カメラで撮影された動画を有事の際に保存する場合には、動画を保存するための操作に対応する部分を含めて保存でき、車載カメラで撮影された動画を有事でない際に保存する場合には、動画を保存するための操作に対応する部分を削除して保存できる情報処理装置等を提供すること。
【解決手段】車載カメラで撮影中の動画を一時的に記憶し、当該動画の一部の保存を開始させるための保存開始操作が検出される第1の所定時間前から、保存を停止するための所定の保存停止条件が満たされるまでの期間のうちに、所定の条件が満たされた場合には、前記期間に対応する動画を保存させ、期間のうちに、所定の条件が満たされなかった場合には、期間に対応する動画から、少なくとも保存開始操作に対応する部分を削除した動画である部分動画を保存させる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車載カメラで撮影中の動画を一時的に記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された動画の一部の保存を開始させるための保存開始操作を検出する保存開始操作検出手段と、
前記保存開始操作が検出される第1の所定時間前から、前記保存を停止するための所定の保存停止条件が満たされるまでの期間のうちに、所定の条件が満たされた場合には、前記期間に対応する前記動画を保存させ、前記期間のうちに、前記所定の条件が満たされなかった場合には、前記期間に対応する前記動画から、少なくとも前記保存開始操作に対応する部分を削除した動画である部分動画を保存させる保存手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記保存開始操作に基づいて開始された保存を停止させるための保存停止操作を検出する保存停止操作検出手段を備え、
前記所定の保存停止条件は、前記保存停止操作検出手段が前記保存停止操作を検出することであり、
前記保存手段は、前記期間のうちに、前記所定の条件が満たされなかった場合には、前記保存開始操作及び前記保存停止操作に対応する部分を削除した前記部分動画を保存させることを特徴とする情報処理装置。
【請求項3】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記保存手段は、前記期間のうちに、前記所定の条件が満たされなかった場合には、前記保存開始操作に対応する部分として、前記保存開始操作が検出された第2の所定時間前から、前記保存開始操作が検出されてから第3の所定時間後までの部分を削除した前記部分動画を保存させることを特徴とする情報処理装置。
【請求項4】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記保存手段は、前記期間のうちに、前記所定の条件が満たされなかった場合には、前記保存開始操作に対応する部分として、前記保存開始操作が検出される前記第1の所定時間前から、前記保存開始操作が検出されてから第3の所定時間後までの部分を削除した前記部分動画を保存させることを特徴とする情報処理装置。
【請求項5】
請求項2に記載の情報処理装置であって、
前記保存手段は、前記期間のうちに、前記所定の条件が満たされなかった場合には、前記保存停止操作に対応する部分として、前記保存停止操作が検出される第4の所定時間前から、前記保存停止操作が検出されるまでの部分を削除した前記部分動画を保存させることを特徴とする情報処理装置。
【請求項6】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記車載カメラで撮影した動画を解析して、前記動画における前記保存開始操作に対応する部分を特定する特定手段を備え、
前記保存手段は、前記期間のうちに、前記所定の条件が満たされなかった場合には、前記保存開始操作に対応する部分として、前記特定手段が特定した部分を削除した前記部分動画を保存させることを特徴とする情報処理装置。
【請求項7】
請求項2に記載の情報処理装置であって、
前記車載カメラで撮影した動画を解析して、前記動画における前記保存停止操作に対応する部分を特定する特定手段を備え、
前記保存手段は、前記期間のうちに、前記所定の条件が満たされなかった場合には、前記保存停止操作に対応する部分として、前記特定手段が特定した部分を削除した前記部分動画を保存させることを特徴とする情報処理装置。
【請求項8】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記車載カメラで撮影した動画を解析して、前記車載カメラが搭載された車両の周囲で危険運転がなされている危険車両を検知する危険車両検知手段を備え、
前記所定の条件は、前記危険車両検知手段が前記危険車両を検知することであることを特徴とする情報処理装置。
【請求項9】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記車載カメラで撮影した動画を解析して、前記車載カメラが搭載された車両の搭乗者による所定の動作、及び、前記搭乗者による所定の発声の少なくとも一方を検知する検知手段を備え、
前記所定の条件は、前記検知手段が前記搭乗者による前記所定の動作、及び、前記搭乗者による前記所定の発声の少なくとも一方を検知することであることを特徴とする情報処理装置。
【請求項10】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記車載カメラが搭載された車両に対する衝撃を検知する衝撃検知手段を備え、
前記所定の条件は、前記検知手段が前記衝撃を検知することであることを特徴とする情報処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願は、車載カメラで撮影された動画を保存する情報処理装置等の技術分野に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ドライブレコーダーで撮影された動画をドライブの思い出動画としてSDメモリーカード等に保存し、これをSNSに投稿することが行われている。しかしながら、ドライブレコーダーで撮影された動画には、動画を保存するための操作が動画に記録されてしまうことがあり、SNSへの投稿に際し、当該操作が記録されている部分を削除する編集作業が煩わしい。
【0003】
特許文献1には、動画撮影に際して動画を記録する間に、被写体の所定の動作であって、時間的に連続する一連の動作を検出し、当該動作が検出されている期間に対応する動画内の開始位置及び終了位置を特定期間として特定し、動画から当該特定期間を削除する旨が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許6143181号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、ドライブレコーダーには、有事により動画を保存する場合にはその動画の一部を削除するなどの編集をすることなくそのまま保存することが求められるが、特許文献1の発明では、有事の際にも動画を保存しようとするための操作が記録されている部分が削除されてしまうおそれがある。
【0006】
そこで、本発明の課題の1つは、車載カメラで撮影された動画を有事の際に保存する場合には、動画を保存するための操作に対応する部分を含めて保存でき、車載カメラで撮影された動画を有事でない際に保存する場合には、動画を保存するための操作に対応する部分を削除して保存できる情報処理装置等を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に記載の発明は、車載カメラで撮影中の動画を一時的に記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された動画の一部の保存を開始させるための保存開始操作を検出する保存開始操作検出手段と、前記保存開始操作が検出される第1の所定時間前から、前記保存を停止するための所定の保存停止条件が満たされるまでの期間のうちに、所定の条件が満たされた場合には、前記期間に対応する前記動画を保存させ、前記期間のうちに、前記所定の条件が満たされなかった場合には、前記期間に対応する前記動画から、少なくとも前記保存開始操作に対応する部分を削除した動画である部分動画を保存させる保存手段と、を備えることを特徴とする。
【0008】
請求項14に記載の発明は、車載カメラで撮影中の動画を一時的に記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された動画の一部の保存を開始させるための保存開始操作を検出する保存開始操作検出手段と、を備える情報処理装置による情報処理方法であって、前記保存開始操作が検出される第1の所定時間前から、前記保存を停止するための所定の保存停止条件が満たされるまでの期間のうちに、所定の条件が満たされた場合には、前記期間に対応する前記動画を保存させ、前記期間のうちに、前記所定の条件が満たされなかった場合には、前記期間に対応する前記動画から、少なくとも前記保存開始操作に対応する部分を削除した動画である部分動画を保存させる保存工程と、を含むことを特徴とする。
【0009】
請求項15に記載の発明は、車載カメラで撮影中の動画を一時的に記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された動画の一部の保存を開始させるための保存開始操作を検出する保存開始操作検出手段と、を備える情報処理装置に含まれるコンピュータを、前記保存開始操作が検出される第1の所定時間前から、前記保存を停止するための所定の保存停止条件が満たされるまでの期間のうちに、所定の条件が満たされた場合には、前記期間に対応する前記動画を保存させ、前記期間のうちに、前記所定の条件が満たされなかった場合には、前記期間に対応する前記動画から、少なくとも前記保存開始操作に対応する部分を削除した動画である部分動画を保存させる保存手段、として機能させることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態における情報処理装置100の構成例を示すブロック図である。
本実施例における車載器200の構成例を示すブロック図である。
動画の保存処理(ケース1)の概略説明図である。
動画の保存処理(ケース1)の一例を示すフローチャートである。
動画の保存処理(ケース2)の概略説明図である。
動画の保存処理(ケース2)の一例を示すフローチャートである。
動画の保存処理(ケース3)の概略説明図である。
動画の保存処理(ケース3)の一例を示すフローチャートである。
動画の保存処理(ケース4)の概略説明図である。
動画の保存処理(ケース4)の一例を示すフローチャートである。
動画の保存処理(ケース5)の一例を示すフローチャートである。
(A)は本実施例における動画の保存場所の一例を示す図であり、(B)は変形例1における動画の保存場所の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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