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公開番号
2025094241
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-24
出願番号
2025052450,2020163996
出願日
2025-03-26,2020-09-29
発明の名称
バリア性積層体、該バリア性積層体を備える包装容器
出願人
大日本印刷株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B32B
27/32 20060101AFI20250617BHJP(積層体)
要約
【課題】蒸着膜との層間の密着性に優れる中間層を備え、極めて高いガスバリア性を有する、バリア性積層体の提供。
【解決手段】バリア性積層体は、基材と、接着層と、蒸着膜と、中間層と、シーラント層とを備え、中間層が、少なくとも表面樹脂層と、接着性樹脂層と、ポリプロピレン樹脂層と、をこの順に備え、表面樹脂層が、融点180℃以上の樹脂材料、例えばポリビニルアルコール、ナイロン6、ナイロン6,6を含み、接着性樹脂層が、ポリエーテル、ポリエステル、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、ビニル樹脂、フェノール樹脂、ポリオレフィンおよびポリオレフィンの酸変性物から選択される1以上を含み、バリア性積層体が、表面樹脂層上に蒸着膜を備え、バリア性積層体が、接着層と蒸着膜との間に、バリアコート層をさらに備え、蒸着膜が、無機酸化物から構成され、表面樹脂層、接着性樹脂層およびポリプロピレン樹脂層は延伸処理が施されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
基材と、接着層と、蒸着膜と、中間層と、シーラント層とを備えるバリア性積層体であって、
前記中間層が、少なくとも表面樹脂層と、接着性樹脂層と、ポリプロピレン樹脂層と、をこの順に備え、
前記表面樹脂層が、融点180℃以上の樹脂材料を含み、
前記樹脂材料が、ポリビニルアルコール、ナイロン6、ナイロン6,6およびMXDナイロンから選択される1以上の樹脂材料であり、
前記接着性樹脂層が、ポリエーテル、ポリエステル、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、ビニル樹脂、フェノール樹脂、ポリオレフィンおよびポリオレフィンの酸変性物から選択される1以上を含み、
前記バリア性積層体が、前記表面樹脂層上に前記蒸着膜を備え、
前記バリア性積層体が、前記接着層と前記蒸着膜との間に、バリアコート層をさらに備え、
前記蒸着膜が、無機酸化物から構成され、
前記表面樹脂層、前記接着性樹脂層および前記ポリプロピレン樹脂層は延伸処理が施されていることを特徴とする、バリア性積層体。
続きを表示(約 650 文字)
【請求項2】
前記ポリプロピレン樹脂層と、前記基材および前記シーラント層とが同一の材料から構成され、
前記同一材料が、ポリプロピレンである、請求項1に記載のバリア性積層体。
【請求項3】
前記接着層が、ポリエステルポリオールおよびイソシアネート化合物を含む組成物の硬化物を含む接着剤層である、請求項1または2に記載のバリア性積層体。
【請求項4】
前記樹脂材料の融点が、265℃以下である、請求項1~3のいずれか一項に記載のバリア性積層体。
【請求項5】
前記樹脂材料の融点と、前記ポリプロピレン樹脂層に含まれるポリプロピレンの融点と、の差が20~80℃である、請求項1~4のいずれか一項に記載のバリア性積層体。
【請求項6】
前記樹脂材料が、ポリアミドである、請求項1~5のいずれか一項に記載のバリア性積層体。
【請求項7】
前記中間層の総厚さに対する、前記表面樹脂層の厚さの割合が、1%以上10%以下である、請求項1~6のいずれか一項に記載のバリア性積層体。
【請求項8】
前記中間層が、共押フィルムである、請求項1~7のいずれか一項に記載のバリア性積層体。
【請求項9】
包装容器用途に用いられる、請求項1~8のいずれか一項に記載のバリア性積層体。
【請求項10】
請求項1~9のいずれか一項に記載のバリア性積層体を備えることを特徴とする、包装容器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、バリア性積層体、該バリア性積層体を備える包装容器に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステルからなるフィルム(以下、ポリエステルフィルムともいう)は、機械的特性、化学的安定性、耐熱性および透明性に優れると共に、安価であることから、包装容器の作製に使用される積層体を構成する基材や中間層として使用されている。
【0003】
包装容器に充填する内容物によっては、包装容器には高い酸素バリア性および水蒸気バリア性などのガスバリア性が要求され、この要求を満たすべく、ポリエステルフィルム表面に、アルミナやシリカなどを含む蒸着膜を形成することが広く行われている(特許文献1)。
【0004】
ところで、近年、ポリエステルフィルムに代わる樹脂材料の探索が行われており、ポリオレフィンフィルム、特にポリプロピレンフィルムの表面に蒸着膜を形成したものを中間層として適用することが検討されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2005-053223号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明者らは、従来のポリエステルフィルムに代えて、ポリプロピレンの延伸フィルム(以下、延伸ポリプロピレンフィルムともいう)を使用することを検討していたところ、延伸ポリプロピレンフィルムの表面に蒸着膜を形成しても、満足するガスバリア性を得ることができないという新たな課題を見出した。
【0007】
そして、本発明者らが検討を進めたところ、該延伸ポリプロピレンフィルムに蒸着膜を設けたバリア性積層体を使用した包装容器では、ポリエステルフィルムを使用する従来のバリア性積層体には見られない特有の現象、即ち、延伸ポリプロピレンフィルムと蒸着膜との層間で剥離が生じていることを見出し、その現象がガスバリア性を不十分なものとしているとの知見を得た。
【0008】
そして、本発明者らは、延伸ポリプロピレンフィルム表面に、180℃以上の融点を有する樹脂材料を含む表面樹脂層を設けることにより、当該表面樹脂層上に、形成される蒸着膜の密着性が改善されると共に、ガスバリア性も向上するとの知見を得た。
【0009】
また、本発明者らは、延伸ポリプロピレンフィルム表面に、極性基を有する樹脂材料を含むコート層を設けることによっても、当該コート層上に形成される蒸着膜の密着性が改善されると共に、ガスバリア性も向上するとの知見を得た。
【0010】
本発明はかかる知見に基づいてなされたものであり、その解決しようとする課題は、蒸着膜との層間の密着性に優れる中間層を備え、極めて高いガスバリア性を有する、バリア性積層体を提供することである。
(【0011】以降は省略されています)
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