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公開番号
2025092602
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-19
出願番号
2025054706,2021500917
出願日
2025-03-28,2019-07-10
発明の名称
円形物体をセンタリングするシステム及び方法
出願人
ビーディー キエストラ ビーヴイ
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C12M
1/34 20060101AFI20250612BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】ペトリ皿等の円形物体をプラットフォーム上で好適にセンタリングする。
【解決手段】本開示は、ペトリ皿等の円形物体を複数のピンの間でセンタリングする方法に関し、3本の可動ピンによって取り囲まれた回転可能なプラットフォーム上に円形物体を載置し、3本のピンのうちの少なくとも2本が円形物体に接触するまで、全てのピンを一度目に円形物体に向かって動かし、さらに実質的な干渉なく円形物体が回転することができるように、全てのピンを円形物体から遠ざけ、その後該円形物体と共にプラットフォームをおよそ60度回転させ、全てのピンを二度目に円形物体に向かって動かすことを含む。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
3本又は4本のピンの間のプラットフォーム上に円形物体を載置することと、
ここで、前記ピンは互いに等距離に配置されており、前記ピンは第1の開位置にあり、
全ての前記ピンを一度目に前記円形物体に向かって閉位置へと動かすことと、
ここで、前記ピンが前記閉位置にあるときに、前記ピンの少なくとも2本は前記円形物体と接触しており、
全ての前記ピンを前記円形物体から第1の開位置又は第2の開位置へと遠ざけることと、
ここで、前記円形物体は、前記ピンが前記第1の開位置又は前記第2の開位置にあるときに、前記ピンからの干渉なく前記プラットフォーム上で回転させることができ、
前記円形物体をθ度又はθ度に360度の整数倍を加えた角度だけ回転させることと、
ここで、θは360度をピンの数の2倍で割った角度に等しく、
全ての前記ピンを二度目に前記円形物体に向かって前記閉位置へと動かすことと、
ここで、前記円形物体は、全ての前記ピンが二度目に前記閉位置に動かされた後に、全ての前記ピンの間でセンタリングされること、
を含む方法。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記プラットフォームは、回転可能であり、かつ前記円形物体は、前記プラットフォームを回転させることによって回転される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記円形物体は、ペトリ皿である、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記ペトリ皿が全ての前記ピンの間でセンタリングされた後に、前記ペトリ皿に生物学的試料を接種することを更に含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記ペトリ皿が全ての前記ピンの間でセンタリングされた後に、前記ペトリ皿の画像を画像キャプチャモジュールでキャプチャすることを更に含む、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記ペトリ皿が全ての前記ピンの間でセンタリングされた後に、前記ペトリ皿内の細菌の1つ以上のコロニーを採取することを更に含む、請求項3に記載の方法。
【請求項7】
3本のピンの間に配置された回転可能なプラットフォーム上に円形物体を載置することと、
ここで、前記ピンは互いに等距離に配置されており、前記ピンは第1の開位置にあり、
全ての前記ピンを一度目に前記円形物体に向かって閉位置へと動かすことと、
ここで、前記ピンが前記閉位置にあるときに、前記ピンの少なくとも2本は前記円形物体と接触しており、
全ての前記ピンを一度目に前記円形物体から第1の開位置又は第2の開位置へと遠ざけることと、
ここで、前記円形物体は、前記ピンが前記第1の開位置又は前記第2の開位置にあるときに、前記ピンからの干渉なく前記プラットフォーム上で回転させることができ、
前記プラットフォームを60度又は60度に360度の
整数倍
を加えた角度だけ回転させることと、
ここで、前記プラットフォームを回転させると、前記円形物体も回転され、
全ての前記ピンを二度目に前記円形物体に向かって前記閉位置へと動かすことと、
ここで、前記円形物体は、全ての前記ピンが二度目に前記閉位置に動かされた後に、全ての前記ピンの間でセンタリングされること、
を含む方法。
【請求項8】
前記円形物体は、ペトリ皿である、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記ペトリ皿を覆う蓋を前記ペトリ皿から取り外すことを更に含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記ペトリ皿が全ての前記ピンの間でセンタリングされた後に、前記ペトリ皿に生物学的試料を接種することを更に含む、請求項9に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ペトリ皿等の円形物体を複数のピンの間でセンタリングするシステム及び方法を記載している。
続きを表示(約 4,000 文字)
【背景技術】
【0002】
コンピュータ、ネットワーキング、及びロボット工学の進歩により、自動化は幅広いワークフロープロセスを能率化するにあたって有用なツールとなっている。例えば、自動化は、実験室の設定において、実験室分析のために生物学的試料(例えば、患者試料、環境試料等)を調製する様々なプロセスを能率化するために使用されてきた。そのようなタスクを自動化することで、(a)人件費を削減し、(b)例えば、操作者が疲れている場合、気が散っている場合、又はそうでなければ集中していない場合に起こり得る操作者の過失(例えば、ヒューマンエラー)を減らし、(c)試料を分析して結果を報告するのにかかる時間を短縮することができる。
【0003】
例えば、米国特許出願公開第2015/0276566号として公開された、2015年3月31日に出願された米国特許出願第14/674,827号(「’827号出願」)(その開示は、引用することにより本明細書の一部をなす)は、試験及び分析のために様々な容器に生物学的試料を接種するための自動化プラットフォームを記載している。幾つかの実施の形態では、自動化プラットフォームは、接種モジュール及び画線モジュールを備える。接種モジュールにより、容器(例えば、ペトリ皿、プレート、ブロスチューブ、スライドガラス等)に生物学的試料が接種される。接種は、ピペットユニット、白金耳、スワブ等で実現され得る。ペトリ皿に接種している間に、接種モジュールによりペトリ皿に磁気ビーズも分注され得る。ペトリ皿に接種された後に、それらはコンベアシステムを伝って画線モジュールに搬送され得る。幾つかの実施の形態では、画線モジュールは、ペトリ皿に堆積された磁気ビーズをもとにして、接種された培地(例えば、血液寒天、チョコレート寒天、マッコンキー寒天等)に規定のパターンに従って試料を画線することを可能にする磁石を備える。ペトリ皿が画線された後に、それらはインキュベーションシステムに搬送され得る。この自動化プラットフォームに関する追加の詳細は、’827号出願に見出すことができる。
【0004】
別の例として、米国特許出願公開第2015/0299639号として公開された、2015年4月15日に出願された米国特許出願第14/687,400号(「’400号出願」)(その開示は、引用することにより本明細書の一部をなす)は、インキュベータの雰囲気を調節し、試料検体の高解像度デジタル画像を取得する一体型のインキュベータ及び画像キャプチャモジュールを記載している。幾つかの実施の形態では、インキュベータは、インキュベータの内容物に制御された環境を提供することを可能にするキャビネット型の筐体を有する。幾つかの実施の形態では、インキュベータは、生物学的試料によって接種された栄養培地を含むペトリ皿を収容する。栄養培地及びインキュベータに供給される制御された雰囲気は、培地に接種された試料中に存在すれば、培地中の少なくとも或る特定の微生物の成長を支える。幾つかの実施の形態では、画像キャプチャモジュールは、インキュベータに直接隣接する密閉されたユニットである。これにより、ペトリ皿をインキュベータから画像キャプチャモジュールへと直接輸送することが可能となる。画像キャプチャモジュール内に入ると、画像キャプチャユニットがペトリ皿を電子的に画像化する(例えば、デジタル写真を撮る)ことができるように、ペトリ皿の蓋を取り外すことができる。その後に、蓋を元に戻し、ペトリ皿をインキュベータに搬送して戻すことができる。幾つかの実施の形態では、画像は、微生物の成長が起こったかどうかを確認することができるソフトウェアプログラムを使用して自動的に分析され得る。このインキュベータ及び画像キャプチャモジュールに関する追加の詳細は、’400号出願に見出すことができる。
【0005】
更に別の例としては、国際公開第2016/191646号として公開された、2016年5月27日に出願された国際出願PCT/US2016/034554号(「’554号出願」)(その開示は、引用することにより本明細書の一部をなす)は、同定(例えば、マトリックス支援レーザー脱離イオン化法 飛行時間型質量分析計(「MALDI-TOF-MS」))及び薬剤感受性実験(「AST」)の両方のために生物学的試料を調製する自動化システムを記載している。幾つかの実施の形態では、自動化システムは、培養皿上の微生物のコロニーを突き止めて選択し、選択された微生物のコロニーの試料を取得し、取得した試料について懸濁液を調製し、取得した試料の一部を標的プレート上に分注し、MALDIを実施する装置に標的プレートを載置して、選択された微生物のコロニーの試料を同定し、そして懸濁液の別の部分をAST等の別の試験のために使用する又は移すことができる。ASTは、Kirby-Baur法/ディスク拡散法、ディスク希釈法、ブロス寒天希釈法、又はその他の方法であり得る。この自動化システムに関する追加の詳細は、’554号出願に見出すことができる。
【0006】
上記の自動化システムの全てにおいて、ペトリ皿又は別の同様の物体を正確にセンタリングする必要がある場合がある。例えば、’827号出願に関しては、ペトリ皿に生物学的試料を接種する前に、ペトリ皿を正確にセンタリングする必要がある場合がある。別の例として、’400号出願に関しては、デジタル画像を正確に比較して微生物の成長を検出することができるように、ペトリ皿を画像キャプチャモジュール内で正確にセンタリングする必要がある場合がある。更に別の例としては、’554号出願に関して、試料をペトリ皿から共通の懸濁液に正確に移す前に、ペトリ皿を正確にセンタリングする必要がある場合がある。
【0007】
ペトリ皿等の円形物体をセンタリングする従来技術のシステムは、時には3本以上のピンを含むことがある。動作中に、これらのピンは、ペトリ皿が全てのピンの間で締め付けられるまで、ペトリ皿に向かって中心方向に動かされる。しかしながら、このようなシステムでは、ピンの一部(全てではない)しかペトリ皿に触れていないときに、ピンが動きを止める可能性がある。これは、ペトリ皿又はピンの底面又は側面の摩擦によって引き起こされ得る。このような場合に、ペトリ皿は適切にセンタリングされない可能性がある。結果として、ペトリ皿等の円形物体を確実かつ正確にセンタリングするシステム及び方法が求められている。
【発明の概要】
【0008】
本開示は、ペトリ皿等の円形物体を複数のピンの間で確実かつ正確にセンタリングするシステム及び方法を記載している。例えば、一実施の形態では、該方法は、3本の可動ピンによって取り囲まれた回転可能なプラットフォーム上に円形物体を載置することを含む。円形物体を大まかにセンタリングするために、該方法は、3本のピンのうちの少なくとも2本が円形物体に接触するまで、全てのピンを一度目に円形物体に向かって動かすことを更に含む。円形物体をより正確にセンタリングするために、該方法は、実質的な干渉なく円形物体が回転することができるように、全てのピンを円形物体から遠ざけ、プラットフォームをおよそ60度回転させ、ここで、プラットフォームの回転により円形物体のおよそ60度の回転も引き起こされ、そして全てのピンを二度目に円形物体に向かって動かすことを更に含む。
【0009】
本開示の1つの態様は、
(a)3本以上のピンの間のプラットフォーム上に円形物体を載置することと、
ここで、ピンは互いにほぼ等距離に配置されており、ピンは第1の開位置にある;
(b)全てのピンを一度目に円形物体に向かって閉位置へと動かすことと、
ここで、ピンが閉位置にあるときに、ピンの少なくとも2本は円形物体と接触している;
(c)全てのピンを円形物体から第1の開位置又は第2の開位置へと遠ざけることと、
ここで、円形物体は、ピンが第1の開位置又は第2の開位置にあるときに、ピンからの干渉なくプラットフォーム上で回転させることができる;
(d)円形物体をおよそθ度又はおよそθ度に1周以上の360度の完全な1回転を加えた角度だけ回転させることと、
ここで、θは360度をピンの数の2倍で割った角度に等しい;
(e)全てのピンを二度目に円形物体に向かって閉位置へと動かすことと、
ここで、円形物体は、全てのピンが二度目に閉位置に動かされた後に、全てのピンの間でほぼセンタリングされる;
を含む方法に関する。
【0010】
幾つかの実施の形態では、プラットフォームは、回転可能であり、かつ円形物体は、プラットフォームを回転させることによって回転される。幾つかの実施の形態では、円形物体は、ペトリ皿である。幾つかの実施の形態では、上記方法は、ペトリ皿が全てのピンの間でほぼセンタリングされた後に、ペトリ皿に生物学的試料を接種することを更に含む。幾つかの実施の形態では、上記方法は、ペトリ皿が全てのピンの間でほぼセンタリングされた後に、ペトリ皿の画像を画像キャプチャモジュールでキャプチャすることを更に含む。幾つかの実施の形態では、上記方法は、ペトリ皿が全てのピンの間でほぼセンタリングされた後に、ペトリ皿内の細菌の1つ以上のコロニーを採取することを更に含む。
(【0011】以降は省略されています)
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