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公開番号2025092261
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023208028
出願日2023-12-08
発明の名称付け柱
出願人旭コンステック株式会社
代理人弁理士法人あいち国際特許事務所
主分類E04B 2/74 20060101AFI20250612BHJP(建築物)
要約【課題】パネル配置の自由度を向上することができる付け柱を提供する。
【解決手段】付け柱1は、第1の側面aを含む第1分割ピース10と、第2の側面1bを含む第2分割ピース20とを含む複数のピースに長手方向に沿って分割されている。第1分割ピース10は、第1パネル当接部11を貫通する第1貫通孔12を有し、第1貫通孔12に挿通されたボルト13により、第1のパネル101が第1パネル当接部11に取り付けられる。第2分割ピース20は、第2パネル当接部21を貫通する第2貫通孔22を有し、第2貫通孔22に挿通されたボルト23により、第2のパネル102が第2パネル当接部21に取り付けられる。第1分割ピース10と第2分割ピース20とを含む複数のピースを互いに締結固定する分割ピース固定部50は、第1パネル当接部11及び第2パネル当接部21と異なる位置に設けられている。
【選択図】図4

特許請求の範囲【請求項1】
床面に立設されるとともに、第1のパネルと第2のパネルとの間に位置して両者を固定するように構成された付け柱であって、
長手方向に延在する第1の側面に、前記第1のパネルの端面が当接する第1パネル当接部を有し、
前記第1の側面と反対側に位置するとともに長手方向に延在する第2の側面に、前記第2のパネルの端面が当接する第2パネル当接部を有し、
前記第1の側面を含む第1分割ピースと、前記第2の側面を含む第2分割ピースとを含む複数のピースに長手方向に沿って分割されており、
前記第1分割ピースは、前記第1パネル当接部を貫通する第1貫通孔を有するとともに、前記第1パネル当接部の反対側の面から前記第1貫通孔に挿通されたボルトにより、前記第1のパネルが前記第1パネル当接部に取り付けられるように構成されており、
前記第2分割ピースは、前記第2パネル当接部を貫通する第2貫通孔を有するとともに、前記第2パネル当接部の反対側の面から前記第2貫通孔に挿通されたボルトにより、前記第2のパネルが前記第2パネル当接部に取り付けられるように構成されており、
前記第1分割ピースと前記第2分割ピースとを含む複数の前記ピースを互いに締結固定する分割ピース固定部は、前記第1パネル当接部及び前記第2パネル当接部と異なる位置に設けられている、付け柱。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記付け柱は、前記第1の側面と前記第2の側面と、長手方向に延在する第3の側面と、前記第3の側面と反対側に位置する長手方向に延在する第4の側面とを有する四角柱状をなしており、さらに第3のパネルと第4のパネルとの間に位置して両者を固定するように構成されており、
前記第3の側面には、第3のパネルの端面が当接する第3パネル当接部を有し、
前記第4の側面には、第4のパネルの端面が当接する第4パネル当接部を有し、
前記第1分割ピースは、前記第3パネル当接部を含み、
前記第2分割ピースは、前記第4パネル当接部を含み、
前記分割ピース固定部は、前記第3の側面及び前記第4の側面において前記第3パネル当接部及び前記第4パネル当接部と異なる位置に形成された貫通孔に挿通されたボルトにより前記第1分割ピースと前記第2分割ピースとを締結固定するように構成されている、請求項1に記載の付け柱。
【請求項3】
前記第1分割ピースは、長手方向に直交する断面においてL字状に形成されているとともに、前記第1の側面の全域と、前記第3の側面における前記第3パネル当接部と、前記第3パネル当接部と前記第1の側面側の端部との間の領域である第1側面隣接領域と、前記第4の側面における前記第4パネル当接部と前記第1の側面側の端部との間の領域である第2側面隣接領域と、を含み、
前記第2分割ピースは、長手方向に直交する断面においてL字状に形成されているとともに、前記第2の側面の全域と、前記第4の側面における前記第4パネル当接部と、前記第4パネル当接部と前記第2の側面側の端部との間の領域である第3側面隣接領域と、前記第3の側面における前記第3パネル当接部と前記第2の側面側の端部との間の領域である第4側面隣接領域と、を含む、請求項2に記載の付け柱。
【請求項4】
前記第1分割ピースと前記第2分割ピースとは、長手方向に直交する断面において、点対称の形状を有するとともに、広幅の板材と狭幅の板材とをL字状に組み合わせて形成されており、
前記第1の側面の全域が、前記第1分割ピースにおける前記広幅の板材の主面により形成されており、
前記第2の側面の全域が、前記第2分割ピースにおける前記広幅の板材の主面により形成されており、
前記第3の側面は、前記第1分割ピースを構成する前記広幅の板材における幅方向の一方の端面と、前記第1分割ピースを構成する前記狭幅の板材の主面と、前記第2分割ピースを構成する前記広幅の板材における幅方向の一方の端面とにより形成されており、
前記第4の側面は、前記第2分割ピースを構成する前記広幅の板材における幅方向の他方の端面と、前記第2分割ピースを構成する前記狭幅の板材の主面と、前記第1分割ピースを構成する前記広幅の板材における幅方向の他方の端面とにより形成されており、
前記分割ピース固定部を構成する前記貫通孔は、前記第1分割ピースにおける前記第1の側面から前記第1分割ピースを構成する前記狭幅の板材を介して前記第2分割ピースにおける前記第2の側面まで貫通した第1貫通孔と、前記第2分割ピースにおける前記第2の側面から前記第2分割ピースを構成する前記狭幅の板材を介して前記第1分割ピースにおける前記第1の側面まで貫通した第2貫通孔とを含む、請求項3に記載の付け柱。
【請求項5】
長手方向に直交する断面において、前記第1分割ピースと前記第2分割ピースとで囲まれた空間部を有している、請求項1~4のいずれか一項に記載の付け柱。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、付け柱に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、居室に、建物の構造材とは独立した柱である付け柱を設けて、所望の間取りとしたり、造り付けの収納棚など設けたり、意匠性を高めたりすることが行われている。例えば、特許文献1には、付け柱の隣り合う側面のそれぞれに長手方向に連続した溝を設けるとともに、溝内に反対側の側面まで貫通する複数の貫通孔を設けた構成が開示されている。当該構成では、貫通孔に挿通したボルトでパネルを固定することにより、付け柱を介して2枚のパネルをL字型に配置することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実用新案登録第3232089号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示の構成では、付け柱において、パネルを取り付けた側面と反対側の側面にもう一つのパネルを取り付けようとしても、すでに取り付けたパネルにより貫通孔が覆われてボルトを貫通孔に挿入できないため、もう一つのパネルを取り付けることができない。したがって、当該付け柱を介してパネルを同一平面上に並べて固定することができない。そのため、パネルの配置の自由が低く改善の余地がある。
【0005】
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたもので、パネル配置の自由度を向上することができる付け柱を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、
床面に立設されるとともに、第1のパネルと第2のパネルとの間に位置して両者を固定するように構成された付け柱であって、
長手方向に延在する第1の側面に、前記第1のパネルの端面が当接する第1パネル当接部を有し、
前記第1の側面と反対側に位置するとともに長手方向に延在する第2の側面に、前記第2のパネルの端面が当接する第2パネル当接部を有し、
前記第1の側面を含む第1分割ピースと、前記第2の側面を含む第2分割ピースとを含む複数のピースに長手方向に沿って分割されており、
前記第1分割ピースは、前記第1パネル当接部を貫通する第1貫通孔を有するとともに、前記第1パネル当接部の反対側の面から前記第1貫通孔に挿通されたボルトにより、前記第1のパネルが前記第1パネル当接部に取り付けられるように構成されており、
前記第2分割ピースは、前記第2パネル当接部を貫通する第2貫通孔を有するとともに、前記第2パネル当接部の反対側の面から前記第2貫通孔に挿通されたボルトにより、前記第2パネルが前記第2パネル当接部に取り付けられるように構成されており、
前記第1分割ピースと前記第2分割ピースとを含む複数の前記ピースを互いに締結固定する分割ピース固定部は、前記第1パネル当接部及び前記第2パネル当接部と異なる位置に設けられている、付け柱にある。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様の付け柱は、第1分割ピースと第2分割ピースとを含む複数のピースにより分割形成されており、これらの分割ピースを互いに締結固定する分割ピース固定部は、第1分割ピースに設けられた第1パネル当接部と、第2分割ピースに設けられた第2パネル当接部とは異なる位置に形成されている。これにより、第1パネルを第1分割ピースの第1パネル当接部に取り付けるとともに、第2パネルを第2分割ピースの第2パネル当接部に取り付けた状態で、第1分割ピースと第2分割ピースとを分割ピース固定部により互いに固定することができるため、付け柱を介して両パネルを同一平面上に並べて固定することができる。これにより、パネル配置の自由度が向上することとなる。
【0008】
以上のごとく、本発明によれば、パネル配置の自由度を向上する付け柱を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態1における、付け柱を室内に設置した状態を表す斜視図。
実施形態1における、付け柱の斜視図。
実施形態1における、付け柱を分割した状態の斜視図。
図2におけるIV-IV線位置断面図。
図2におけるV-V線位置断面図。
実施形態1における、分割ピースの形成態様を説明する概念図。
実施形態1における、付け柱へのパネルの取り付け方法を説明する第1の概念図。
実施形態1における、付け柱へのパネルの取り付け方法を説明する第2の概念図。
実施形態1における、付け柱とパネルを室内に設置した第1の例を表す上面図。
実施形態1における、付け柱とパネルを室内に設置した第2の例を表す上面図。
実施形態1における、付け柱とパネルを室内に設置した第3の例を表す上面図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
前記付け柱は、前記第1の側面と前記第2の側面と、長手方向に延在する第3の側面と、前記第3の側面と反対側に位置する長手方向に延在する第4の側面とを有する四角柱状をなしており、さらに第3のパネルと第4のパネルとの間に位置して両者を固定するように構成されており、
前記第3の側面には、第3のパネルの端面が当接する第3パネル当接部を有し、
前記第4の側面には、第4のパネルの端面が当接する第4パネル当接部を有し、
前記第1分割ピースは、前記第3パネル当接部を含み、
前記第2分割ピースは、前記第4パネル当接部を含み、
前記分割ピース固定部は、前記第3の側面及び前記第4の側面において前記第3パネル当接部及び前記第4パネル当接部と異なる位置に形成された貫通孔に挿通されたボルトにより前記第1分割ピースと前記第2分割ピースとを締結固定するように構成されていることが好ましい。
この場合は、四角柱形状の付け柱の各側面にパネルを容易に取り付けることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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