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公開番号2025092123
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023207797
出願日2023-12-08
発明の名称低床バスの構造
出願人ダイムラー トラック エージー
代理人個人,弁理士法人真田特許事務所
主分類B62D 31/02 20060101AFI20250612BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】低床バスにおいて、サイドボデーと床との結合部の剛性及び強度を確保すると共に、乗客用シートを安定して固定できるようにする。
【解決手段】低床バスの構造であって、床の構造部材であるボデーフレーム21と、ボデーフレーム21の車両幅方向縁部21aに結合されたスカートレール22と、スカートレール22に結合され上方に延在するピラー31と、ボデーフレーム21の上面21bに底面部51を結合され、スカートレール22及びピラー31の各内向き面22a,31bに外向き面部52を結合されたガゼット50と、を備え、乗客用シート60の脚部63が、ガゼット50の内方上向きの傾斜面部53に結合されて支持される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
乗降口の踏板と通路の床面との高低差を無くした低床バスの構造であって、
床の構造部材であるボデーフレームと、
前記ボデーフレームの車両幅方向縁部に結合されたスカートレールと、
前記スカートレールに結合され上方に延在するピラーと、
前記ボデーフレームの上面に底面部を結合され、前記スカートレール及び前記ピラーの各内向き面に外向き面部を結合されたガゼットと、を備え、
乗客用シートの脚部が、前記ガゼットの内方上向きの傾斜面部に結合され支持される
ことを特徴とする、低床バスの構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、路線バスに用いて好適の低床バスの構造に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、バリアフリーの観点から床面高さを低床構造として乗降口の踏板と通路の床面との高低差を無くした低床バスが、路線バスに適用されている。このような低床バスは、高齢者や障害者でも乗降し易くなる利点がある反面、通路の床面を下げたことで、例えば、前タイヤのタイヤハウスが車室内に大きく張り出してしまうなど、種々の課題が発生している。
【0003】
例えば、特許文献1には、前タイヤのタイヤハウスの張り出しによる圧迫感を軽減し且つ該タイヤハウス周辺に位置する座席の乗降性についても改善し得るようにした低床バスのシャシフレームが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-093818号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、低床バスでは、床部分の構造の厚み(上下方向長)が少ないため、サイドボデーと床との結合部の剛性及び強度を確保し難い。図5は低床バスの構造を示す模式的な横断面図であり、車両の左半部を示す。図5(a)に示すように、低床バスの床部分は、車幅方向に延びるボデーフレーム101上に木製のフロアボード110が配設されている。ボデーフレーム101の車両外方端部は車長方向に延びるスカートレール102に結合され、スカートレール102の上方には、車高方向に延びるピラー103が結合される。
【0006】
しかし、ボデーフレーム101とピラー103との結合部分の剛性及び強度を確保し難く、図5(b)に示すように、車体に外力Fが加わるとピラー103が外力Fの方向に倒れるように変形しやすい。このため、かかる結合部が車両の横転時のウィークポイントとなっており、結合部の補強が必要である。
【0007】
また、上記のように、低床バスの床は、ボデーフレーム101上に木製のフロアボード110が配設されており、乗客用シート120の一側(ここでは、車両右側(図示左側))はフロアボード110のシート取付孔111を介して長い取付ボルト121によりボデーフレーム101へ固定されている。このようにフロアボード110が介在する分だけ、乗客用シート120とボデーフレーム101とが離間するため、乗客用シート120の締結力が不安定となりやすい。また、床下からシート取付孔111を通して車室104内への雨水の浸入も懸念される。このため、シート取付孔111の取付ボルト121周りへのシールが必要であるが、このシールの施工作業は床下からの作業のため、作業性も悪い。
【0008】
本件は、このような課題に着目して創案されたもので、低床バスにおいて、サイドボデーと床との結合部の剛性及び強度を確保すると共に、乗客用シートを安定して固定できるようにした、低床バスの構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本件は上記の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様又は適用例として実現できる。
本適用例に係る低床バスの構造は、乗降口の踏板と通路の床面との高低差を無くした低床バスの構造であって、床の構造部材であるボデーフレームと、前記ボデーフレームの車両幅方向縁部に結合されたスカートレールと、前記スカートレールに結合され上方に延在するピラーと、前記ボデーフレームの上面に底面部を結合され、前記スカートレール及び前記ピラーの各内向き面に外向き面部を結合されたガゼットと、を備え、乗客用シートの脚部が、前記ガゼットの内方上向きの傾斜面部に結合され支持される。
【0010】
本適用例によれば、スカートレールに結合されるボデーフレームとピラーとにガゼットが結合されるので、ボデーフレーム(床)とピラーとの結合部の剛性及び強度が高まり、車両の横転時における車両の損傷を抑制できる。また、乗客用シートの脚部がガゼットに結合され支持されるので、乗客用シートを安定して固定できる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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