TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025091125
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-18
出願番号2023206187
出願日2023-12-06
発明の名称ストライカ取付構造
出願人ダイムラー トラック エージー
代理人個人,弁理士法人真田特許事務所
主分類B62D 25/12 20060101AFI20250611BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】トランクリッドを閉状態で保持するためのストライカが、トランクリッドを開いた状態で作業する作業者と干渉することを防止する。
【解決手段】車両1の床下に配備されたトランク室2の開口部にアーム部材を介して開閉可能に装備されたトランクリッドを閉状態に係止するために、開口部の上縁部2Uを構成する車体構造部材1Aに支持されてトランクリッドに設けられたキャッチャが係合するストライカ11を、車両の車体に取り付けるストライカ取付構造10Aであって、可動支持部材15と、付勢部材と、連動部材13とを備えている。可動支持部材15は、車体構造部材1Aに設けられ、ストライカ11を突出状態と排除状態との間で可動に支持する。付勢部材は、ストライカ11を突出状態へ突出させる付勢力を発揮する。連動部材13は、トランクリッドの開放時にストライカ11を排除状態へ移動させる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車両の床下に配備されたトランク室の開口部にアーム部材を介して開閉可能に装備されたトランクリッドを閉状態に係止するために、前記開口部の上縁部を構成する車体構造部材に支持されて前記トランクリッドの開放側端部に設けられたキャッチャが係合するストライカを、前記車両の車体に取り付けるストライカ取付構造であって、
前記車体構造部材に設けられ、前記ストライカを前記上縁部の下方に突出した突出状態と前記上縁部の上方に排除された排除状態との間で可動に支持する可動支持部材と、
前記ストライカを前記突出状態へ突出させる付勢力であって、前記トランクリッドを開放状態に保持する開放保持力よりも小さな付勢力を発揮する付勢部材と、
前記トランクリッドの開閉時に前記アーム部材と連動して移動し、前記トランクリッドの開放時に前記ストライカを前記排除状態へ移動させる連動部材と、を備える
ことを特徴とするストライカ取付構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本件は、車両のトランクリッド用のストライカ取付構造に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、大型バスにおいて、バスの床下にトランクが設けられ、乗客の荷物を収納できるように構成されたものがある。この場合、例えば、トランクの開口部は、バス車体の側面に設けられ、スイング式トランクリッドで開閉される。トランクを閉じるときはトランクリッドで開口部を塞ぎ、トランクを開くときはトランクリッドを開口部に対して車幅方向外側且つ上方へ引き上げるようになっている(特許文献1を参照)。
また、トランクリッドを閉状態で保持するための構造として、開口部の上縁部から下方へ突設された突起状のストライカを設け、トランクリッドの閉状態においてトランクリッド上端部に設けられたキャッチャにストライカを係合させるものが知られる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019―6214号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記のストライカは、一般に、開口部の上縁部に下方へ向けて突出した状態に固定されており、トランクリッドを開いた状態で作業者がトランク内から荷物を出し入れする際に、作業者がストライカに干渉しやすく、荷物の出し入れ作業に支障を来すことが考えられる。
本件は、かかる課題に着目して創案されたもので、トランクリッドを閉状態で保持するためのストライカが、トランクリッドを開いた状態で作業者と干渉することを防止できるようにしたストライカ取付構造を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本件は上記の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様又は適用例として実現できる。
本適用例に係るストライカ取付構造は、車両の床下に配備されたトランク室の開口部にアーム部材を介して開閉可能に装備されたトランクリッドを閉状態に係止するために、前記開口部の上縁部を構成する車体構造部材に支持され、前記トランクリッドの開放側端部に設けられたキャッチャが係合するストライカを、前記車両の車体に取り付けるストライカ取付構造であって、前記車体構造部材に設けられ、前記ストライカを前記上縁部の下方に突出した突出状態と前記上縁部の上方に排除された排除状態との間で可動に支持する可動支持部材と、前記ストライカを前記突出状態へ突出させる付勢力であって、前記トランクリッドを開放状態に保持する開放保持力よりも小さな付勢力を発揮する付勢部材と、前記トランクリッドの開閉時に前記アーム部材と連動して移動し、前記トランクリッドの開放時に前記ストライカを前記排除状態へ移動させる連動部材と、を備えることを特徴としている。
【0006】
本適用例によれば、トランクリッドの開放時に、アーム部材の上方への回動に伴いストライカが上方へ移動する。これにより、ストライカが上縁部から下方へ突出した突出状態から上方へ排除された排除状態となる。この結果、トランクリッドを開いた状態でトランク室内への荷物の出し入れを行う際に、作業者がストライカに干渉することを防止できる。
【発明の効果】
【0007】
本件のストライカ取付構造によれば、トランクリッドを閉状態で保持するためのストライカが、トランクリッドを開いた状態で作業する作業者と干渉することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
各実施形態に係るストライカ取付構造を備えたトランク室の外面を示す車両の要部斜視図である。
各実施形態に係るトランク室内のアーム部材等の動きを示すトランク室の要部断面図(図1のA-A矢視断面図)である。
第一実施形態に係るストライカ取付構造の要部構成及びその動きを示すトランク室の要部断面図(図1のA-A矢視断面の部分拡大図に対応する図)である。
図3に示す要部構成を説明するための斜視図であり、一部を省略している。
図3に示す要部を車両側面から視た図であり、(a)はトランクリッドが閉状態のときの側面図、(b)はトランクリッドが開状態のときの側面図である。
図5の断面を示す図であり、(a)はB-B矢視断面図、(b)はC-C矢視断面図、(c)はD-D矢視断面図、(d)はE-E矢視断面図である。
第二実施形態に係るストライカ取付構造の要部を車両側面から視た図であり、(a)はトランクリッドが閉状態のときの側面図、(b)はトランクリッドが開状態のときの側面図である。
図7の断面を示す図であり、(a)はF-F矢視断面図であり、(b)はG-G矢視断面図である。
第三実施形態に係るストライカ取付構造の要部構成及びその動きを示すトランク室の要部断面図(図1のA-A矢視断面の部分拡大図に対応する図)である。
図9に示す要部を車両側面から視た図であり、(a)はトランクリッドが閉状態のときの側面図、(b)はトランクリッドが開状態のときの側面図である。
図10の断面を示す図であり、(a)はH-H矢視断面図であり、(b)はI-I矢視断面図である。
第四実施形態に係るストライカ取付構造の要部構成及びその動きを示すトランク室の要部断面図(図1のA-A矢視断面の部分拡大図に対応する図)である。
図12の部分拡大図であり、(a)はトランクリッドが全開になる直前の状態を示し、(b)はトランクリッドが全開の状態を示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図面を参照して、実施形態としてのストライカ取付構造について説明する。以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、以下の実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。実施形態の各構成は、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。また、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせることができる。
【0010】
以下の説明では、車両の前進方向を車両前方(単に「前方」という、図中「FR」)とし、後進方向を車両後方(単に「後方」という、図中「RR」)とし、前方を基準に左右を定める。左右方向は、車幅方向とも換言でき、車両前後方向を単に「前後方向」という。なお、図中の「LH」は車両が前方を向いた時の左方向を示す。また、重力の方向を下方、その逆を上方(図中「UP」)として上下方向を定める。なお、上下方向は、鉛直方向と完全に一致していなくてもよく、鉛直方向に対して僅かに傾斜していてもよい。同様に、前後方向や左右方向は、水平方向と完全に一致していなくてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
走行装置
2日前
個人
乗り物
1か月前
個人
電動走行車両
2日前
個人
電動モビリティ
3か月前
個人
発音装置
3か月前
個人
折り畳み自転車
6か月前
個人
閂式ハンドル錠
2日前
個人
自転車用傘捕捉具
7か月前
個人
体重掛けリフト台車
7か月前
個人
自転車用荷台
11か月前
個人
自由方向乗車自転車
3か月前
個人
自転車用荷物台
7か月前
個人
キャンピングトライク
5か月前
個人
アタッチメント
7か月前
個人
ステアリングの操向部材
10か月前
株式会社CPM
駐輪機
8か月前
個人
ステアリングの操向部材
5か月前
祖峰企画株式会社
平台車
11か月前
個人
フロントフットブレーキ。
9日前
三甲株式会社
台車
10か月前
株式会社三五
リアサブフレーム
6か月前
株式会社豊田自動織機
産業車両
22日前
三甲株式会社
台車
10か月前
ヤマハ発動機株式会社
車両
8か月前
ヤマハ発動機株式会社
車両
8か月前
ヤマハ発動機株式会社
車両
8か月前
個人
ホイールハブ駆動構造
19日前
ダイハツ工業株式会社
車両
9か月前
ヤマハ発動機株式会社
車両
8か月前
学校法人千葉工業大学
車両
6か月前
学校法人千葉工業大学
車両
6か月前
豊田合成株式会社
操舵装置
8か月前
学校法人千葉工業大学
車両
6か月前
株式会社クボタ
作業車
2か月前
株式会社オカムラ
搬送用什器
4か月前
株式会社クボタ
作業車
11か月前
続きを見る