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公開番号2025091007
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-18
出願番号2023205946
出願日2023-12-06
発明の名称際根太受具及び二重床構造
出願人個人
代理人個人,個人
主分類E04F 15/024 20060101AFI20250611BHJP(建築物)
要約【課題】本発明は、根太材30の特殊加工を必要とせず、上床材40からの荷重を分散可能な際根太受具10を提供する。
【解決手段】際根太受具10は、上下方向に貫通する雌ねじ孔15aが形成された根太受板14と、雌ねじ孔15aに螺着した支持ボルト22と、を有する。根太受板14は、根太支持面14aと、第1立上部11、第2立上部12及び第3立上部13と、突条16と、を有する。第3立上部13は、根太支持面14aにおける雌ねじ孔15a側の第2端部14cに第2立上部よりも低く形成される。第2立上部12は、雌ねじ孔15aに隣接する位置に形成される。第1立上部11と第3立上部13とが根太支持面14a上に配置される根太材30の両側面と対向し、突条16の下面が根太材30の上面の一部と対向する。第2立上部12の第2上面12cが根太材30の上面と同じ高さの部分を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
上下方向に貫通する雌ねじ孔が形成された根太受板と、
前記雌ねじ孔に螺着した支持ボルトと、
を有し、
前記根太受板は、前記根太受板の上面に形成される根太支持面と、前記根太支持面の上方まで延びる第1立上部、第2立上部及び第3立上部と、前記第1立上部の上部から突出して前記根太支持面と平行に延びる突条と、を有し、
前記根太支持面は、前記雌ねじ孔から第1方向に延びる平坦部分に形成され、
前記第1立上部は、前記根太支持面における一方の端部に形成され、
前記第3立上部は、前記根太支持面における前記雌ねじ孔側の他方の端部に前記第2立上部よりも低く形成され、
前記第2立上部は、前記雌ねじ孔に隣接する位置に形成され、
前記第1立上部と前記第3立上部とが前記根太支持面上に配置される根太材の両側面と対向し、
前記突条の下面が前記根太材の上面の一部と対向し、
前記第2立上部の上面が前記根太材の上面と同じ高さの部分を有することを特徴とする、際根太受具。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
請求項1に記載の際根太受具において、
前記第2立上部の上面は、平面視で、前記第1立上部に対して前記雌ねじ孔の奥側に在る第1部分と、当該第1部分から前記第1方向に直交する第2方向に延在する第2部分と、を備え、
前記第2部分は、平面視で前記第2方向において前記雌ねじ孔の一部と重なる部分を有することを特徴とする、際根太受具。
【請求項3】
請求項2に記載の際根太受具において、
前記第2立上部の側面は、前記雌ねじ孔に沿って湾曲する凹面部を有することを特徴とする、際根太受具。
【請求項4】
請求項1または請求項2に記載の際根太受具を下床上に配設し、前記根太支持面上に前記根太材を保持し、前記第1立上部の上面及び前記第2立上部の上面の上に上床材を支持することを特徴とする、二重床構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、際根太受具及び際根太受具を用いた二重床構造に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
コンクリートなどの躯体床の上に施工する根太受具を用いた二重床構造が知られている(例えば特許文献1、特許文献2など)。二重床構造は、例えば、集合住宅などのコンクリートの躯体床で採用されている。根太受具は、躯体床の上に所定間隔で複数設置され、その上に上床材を載せて施工される。根太受具は高さ調整可能に構成され、根太受具の高さを調整することで躯体床と上床材との間隔を調整することができる。二重床構造は、上床材の材質や根太受具の構成により、遮音性や断熱性などに優れた効果を発揮する。そして、根太材の中でも壁際に設置されるものを際根太という。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-204931号公報
特開2015-224446号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の根太受具は根太材を確実に保持するために、根太材を特殊な形状に加工する必要がある。具体的には、根太材の側面に長手方向に延びる溝を設け、その溝に根太受具の突条を差し込むことにより根太材に対して根太受具をスライド可能に取り付けている。そのため、根太材を加工する手間や費用が必要となっている。
【0005】
また、従来の際根太用の根太材を支持する際根太受具は、支持ボルトに対して根太材が片持ち梁の状態となり、上床材からの荷重により根太受具がたわみ易い。
【0006】
そこで、本発明は、根太材の特殊加工を必要とせず、上床材からの荷重を分散可能な際根太受具及び際根太受具を用いた二重床構造を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様または適用例として実現することができる。
【0008】
[1]本発明に係る際根太受具の一態様は、
上下方向に貫通する雌ねじ孔が形成された根太受板と、
前記雌ねじ孔に螺着した支持ボルトと、
を有し、
前記根太受板は、前記根太受板の上面に形成される根太支持面と、前記根太支持面の上方まで延びる第1立上部、第2立上部及び第3立上部と、前記第1立上部の上部から突出して前記根太支持面と平行に延びる突条と、を有し、
前記根太支持面は、前記雌ねじ孔から第1方向に延びる平坦部分に形成され、
前記第1立上部は、前記根太支持面における一方の端部に形成され、
前記第3立上部は、前記根太支持面における前記雌ねじ孔側の他方の端部に前記第2立上部よりも低く形成され、
前記第2立上部は、前記雌ねじ孔に隣接する位置に形成され、
前記第1立上部と前記第3立上部とが前記根太支持面上に配置される根太材の両側面と
対向し、
前記突条の下面が前記根太材の上面の一部と対向し、
前記第2立上部の上面が前記根太材の上面と同じ高さの部分を有することを特徴とする。
【0009】
上記際根太受具の一態様によれば、突条が根太材の上面と対向する位置にあることで、根太材の側面に溝加工を施す必要がなくなる。また、根太材の上面と同じ高さに第2立上部の上面の一部があることで、上床材からの荷重を第2立上部の上面も受けることになる。これにより、根太支持面だけでなく、雌ねじ孔に隣接する位置すなわち支持ボルト付近でも上床材からの荷重を受けることができる。そのため、従来のような片持ち梁構造だけでなく、支持ボルト側へ荷重を分散することができる。
【0010】
[2]上記際根太受具の一態様において、
前記第2立上部の上面は、平面視で、前記第1立上部に対して前記雌ねじ孔の奥側に在る第1部分と、当該第1部分から前記第1方向に直交する第2方向に延在する第2部分と、を備え、
前記第2部分は、平面視で前記第2方向において前記雌ねじ孔の一部と重なる部分を有することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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