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公開番号2025087218
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2023201720
出願日2023-11-29
発明の名称画像形成方法、及び画像形成システム
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人i-MIRAI,個人,個人,個人
主分類B41J 2/015 20060101AFI20250603BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】ある駆動周波数と他の駆動周波数の各々において好適な量の液体を吐出して画像形成を行うことの出来る画像形成方法を提供する。
【解決手段】画像形成方法は、互いに同じ階調値を有する複数の画素の形成において、第1タイミングに第1アクチュエータに第1駆動波形を印加し且つ第1タイミングから前記駆動周波数の一周期が経過した後の第2タイミングに第1アクチュエータに第2駆動波形を印加すること、及び/又は第1タイミングに第1アクチュエータに第1駆動波形を印加し且つ第2アクチュエータに第2駆動波形を印加することを含む。第1、第2駆動波形は、アクチュエータに前記駆動周波数で第1、第2駆動波形を連続的に印加した場合、ノズルから吐出される3発目の液滴の吐出量が前記ノズルから吐出される1発目の液滴の吐出量のR1倍、R2倍となるように構成されている。R1とR2とが互いに異なる値である。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
ノズル及び該ノズルから液体を吐出させるアクチュエータを有するヘッドと、前記ヘッドの駆動を制御するコントローラとを備え、前記ヘッド及び媒体の一方に対して前記ヘッド及び前記媒体の他方が移動方向に移動する状態で、前記ヘッドから前記液体を吐出して前記媒体に画像を形成する画像形成システムが実行する画像形成方法であって、
前記ノズルは、前記移動方向に直交する直交方向に隣接する第1ノズル及び第2ノズルを含み、
前記アクチュエータは、前記第1ノズルから前記液体を吐出させる第1アクチュエータ及び前記第2ノズルから前記液体を吐出させる第2アクチュエータを含み、
前記方法は、
前記コントローラにより、前記第1アクチュエータ及び前記第2アクチュエータの各々に所定の駆動周波数で第1駆動波形及び/又は第2駆動波形を連続的に印加して前記媒体上に互いに同じ階調値を有する複数の画素を形成することと、
前記複数の画素の形成において、前記コントローラにより、第1タイミングに前記第1アクチュエータに前記第1駆動波形を印加し且つ前記第1タイミングから前記駆動周波数の一周期が経過した後の第2タイミングに前記第1アクチュエータに前記第2駆動波形を印加すること、及び/又は前記第1タイミングに前記第1アクチュエータに前記第1駆動波形を印加し且つ前記第1タイミングに前記第2アクチュエータに前記第2駆動波形を印加することを含み、
前記第1駆動波形は、前記アクチュエータに前記駆動周波数で前記第1駆動波形を連続的に印加した場合、前記ノズルから吐出される3発目の液滴の吐出量が前記ノズルから吐出される1発目の液滴の吐出量のR

倍となるように構成されており、
前記第2駆動波形は、前記アクチュエータに前記駆動周波数で前記第2駆動波形を連続的に印加した場合、前記ノズルから吐出される3発目の液滴の吐出量が前記ノズルから吐出される1発目の液滴の吐出量のR

倍となるように構成されており、


とR

とが互いに異なる値である画像形成方法。
続きを表示(約 2,200 文字)【請求項2】


及びR

の一方が1よりも大きい値であり、R

及びR

の他方が1よりも小さい値である請求項1に記載の画像形成方法。
【請求項3】


及びR

のいずれもが1よりも大きい値である請求項1に記載の画像形成方法。
【請求項4】


とR

との算術平均値が0.95以上且つ1.05以下である請求項2に記載の画像形成方法。
【請求項5】
前記複数の画素の形成において、前記コントローラにより、
前記第1タイミングに前記第1アクチュエータ及び前記第2アクチュエータの各々に前記第1駆動波形を印加し、
前記第2タイミングに前記第1アクチュエータ及び前記第2アクチュエータの各々に前記第2駆動波形を印加する請求項1~4のいずれか一項に記載の画像形成方法。
【請求項6】
前記複数の画素の形成において、前記コントローラにより、
前記第1タイミング及び前記第2タイミングの各々に前記第1アクチュエータに前記第1駆動波形を印加し且つ前記第2アクチュエータに前記第2駆動波形を印加する請求項1~4のいずれか一項に記載の画像形成方法。
【請求項7】
前記複数の画素の形成において、前記コントローラにより、
前記第1タイミングに前記第1アクチュエータに前記第1駆動波形を印加し
且つ前記第2アクチュエータに前記第2駆動波形を印加し、
前記第2タイミングに前記第1アクチュエータに前記第2駆動波形を印加し且つ前記第2アクチュエータに前記第1駆動波形を印加する請求項1~4のいずれか一項に記載の画像形成方法。
【請求項8】
前記複数の画素の形成において、前記コントローラにより、
前記第1タイミングに前記第1アクチュエータに前記第1駆動波形を印加し、
前記第2タイミングに前記第1アクチュエータに前記第2駆動波形を印加し、
前記第2タイミングから前記駆動周波数の一周期が経過した後の第3タイミングに前記第1アクチュエータに前記第1駆動波形を印加する請求項1~4のいずれか一項に記載の画像形成方法。
【請求項9】
前記ノズルは、直交方向において前記第2ノズルの前記第1ノズルとは反対側において前記第2ノズルに隣接する第3ノズルを含み、
前記アクチュエータは、前記第3ノズルから前記液体を吐出させる第3アクチュエータを含み、
前記複数の画素の形成において、前記コントローラにより、
前記第1タイミングに前記第1アクチュエータに前記第1駆動波形を印加し、前記第2アクチュエータに前記第2駆動波形を印加し、且つ前記第3アクチュエータに前記第1駆動波形を印加する請求項1~4のいずれか一項に記載の画像形成方法。
【請求項10】
ノズル及び該ノズルから液体を吐出させるアクチュエータを有するヘッドと、
前記ヘッドの駆動を制御するコントローラとを備え、
前記ヘッド及び媒体の一方に対して前記ヘッド及び前記媒体の他方が移動方向に移動する状態で、前記ヘッドから前記液体を吐出して前記媒体に画像を形成する画像形成システムであって、
前記ノズルは、前記移動方向に直交する直交方向に隣接する第1ノズル及び第2ノズルを含み、
前記アクチュエータは、前記第1ノズルから前記液体を吐出させる第1アクチュエータ及び前記第2ノズルから前記液体を吐出させる第2アクチュエータを含み、
前記コントローラは、
前記第1アクチュエータ及び前記第2アクチュエータの各々に所定の駆動周波数で第1駆動波形及び/又は第2駆動波形を連続的に印加して前記媒体上に互いに同じ階調値を有する複数の画素を形成することと、
前記複数の画素の形成において、第1タイミングに前記第1アクチュエータに前記第1駆動波形を印加し且つ前記第1タイミングから前記駆動周波数の一周期が経過した後の第2タイミングに前記第1アクチュエータに前記第2駆動波形を印加すること、及び/又は前記第1タイミングに前記第1アクチュエータに前記第1駆動波形を印加し且つ前記第1タイミングに前記第2アクチュエータに前記第2駆動波形を印加することを実行するように構成されており、
前記第1駆動波形は、前記アクチュエータに前記駆動周波数で前記第1駆動波形を連続的に印加した場合、前記ノズルから吐出される3発目の液滴の吐出量が前記ノズルから吐出される1発目の液滴の吐出量のR

倍となるように構成されており、
前記第2駆動波形は、前記アクチュエータに前記駆動周波数で前記第2駆動波形を連続的に印加した場合、前記ノズルから吐出される3発目の液滴の吐出量が前記ノズルから吐出される1発目の液滴の吐出量のR

倍となるように構成されており、


とR

とが互いに異なる値である画像形成システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成方法、及び画像形成システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
ヘッドから液滴を吐出することにより、ヘッドに相対して移動する媒体上に画像を形成する画像形成方法、及び画像形成システムが用いられている。このような画像形成方法、画像形成システムにおいて、ヘッドは、複数のノズルと、当該複数のノズルにそれぞれ対応する複数のアクチュエータとを有する。複数のアクチュエータの各々に電圧を印加すると、当該アクチュエータに対応するノズルから液滴が吐出される。吐出された液滴は、媒体上に着弾し、媒体上に画素を形成する。
【0003】
特許文献1は、液滴吐出時の圧力振動の影響による液滴速度、液滴量の変動に対処するため、指定された液滴吐出周期よりも短い周期と、指定された液滴吐出周期よりも長い周期とでアクチュエータへの電圧の印加を行うことを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-013391号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、アクチュエータに印加する電圧のタイミングを示す駆動波形の設計については、次の課題が存在する。
【0006】
まず、画像形成システムが低駆動周波数で画像形成を行う場合(即ち、液滴吐出の周期が長い場合)は、液滴の着弾により形成される画素は媒体上にまばらに位置する。この状況においては、画素が大きいと、画素が粒として目立ってしまう(即ち、粒状感が高まってしまう)。したがって、画像形成システムが低駆動周波数で画像形成を行う場合は、液体の吐出量を、粒状感が抑制される量とすることが望まれる。
【0007】
一方で、画像形成システムが高駆動周波数で画像形成を行う場合(即ち、液滴吐出の周期が短い場合)は、液滴の着弾により形成される画素は媒体上に密に位置する。この状況においては、画素が小さいと、密に位置する画素により形成される画像が十分な濃度を有さないものとなる。したがって、画像形成システムが高駆動周波数で画像形成を行う場合は、液体の吐出量を、画像が十分な濃度を有する量とすることが望まれる。
【0008】
ここで、粒状感が抑制される量と画像が十分な濃度を有する量との大小関係、換言すれば、低駆動周波数で画像形成を行う場合の好適な吐出量と高駆動周波数で画像形成を行う場合の好適な吐出量との大小関係は、ヘッドの構成、ヘッドから吐出される液体の種類に応じて様々である。したがって、低駆動周波数で画像形成を行う場合の好適な吐出量が高駆動周波数で画像形成を行う場合の好適な吐出量よりも小さい場合、低駆動周波数で画像形成を行う場合の好適な吐出量と高駆動周波数で画像形成を行う場合の好適な吐出量とが等しい場合、低駆動周波数で画像形成を行う場合の好適な吐出量が高駆動周波数で画像形成を行う場合の好適な吐出量よりも大きい場合が存在する。
【0009】
しかしながら、従来の駆動波形の設計では、低駆動周波数で画像形成を行う場合に吐出される液体の量が好適な量となるように駆動波形を設計した場合、更に高駆動周波数で画像形成を行う場合に吐出される液体の量も好適な量とすることは困難であった。反対に、高駆動周波数で画像形成を行う場合に吐出される液体の量が好適な量となるように駆動波形を設計した場合、更に低駆動周波数で画像形成を行う場合に吐出される液体の量も好適な量とすることは困難であった。
【0010】
この点、特許文献1は、液滴吐出時の圧力振動の影響に対処するために駆動波形を印加する周期(即ち、駆動波形に基づく電圧の印加を行う周期)を調整することを開示するのみであり、低駆動周波数で画像形成を行う場合に好適な吐出量と高駆動周波数で画像形成を行う場合に好適な吐出量とをそれぞれ実現する駆動波形の設計になんら関わるものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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