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公開番号2025088393
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2023203072
出願日2023-11-30
発明の名称走査光学装置および画像形成装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G02B 26/10 20060101AFI20250604BHJP(光学)
要約【課題】迷光を遮りつつ、ポリゴンミラーの回転に伴う騒音の発生を抑制できる走査光学装置および画像形成装置を提供する。
【解決手段】走査光学装置4は、ポリゴンミラー51を有する偏向器50と、走査レンズ60YMを有する走査光学系と、走査レンズ60CKを有する走査光学系と、偏向器50が設置されたフレームベース壁110を有するフレーム100と、カバーベース壁210を有するカバー200とを備える。カバー200は、カバーベース壁210からフレームベース壁110に向けて延び、ポリゴンミラー51と走査レンズ60CKとの間に位置し、第2方向から見て走査レンズ60CKの入射面61と重なる第1遮光壁240Bを有する。フレーム100は、フレームベース壁110からカバーベース壁210に向けて延び、走査レンズ60CKの出射面62側に位置し、第2方向から見て出射面62と重なる第2遮光壁120Bを有する。
【選択図】図13
特許請求の範囲【請求項1】
第1ビームを出射する第1光源装置と、
第2ビームを出射する第2光源装置と、
前記第1ビームおよび前記第2ビームを偏向する偏向器であって、第1方向に延びる回転軸線を中心に回転可能なポリゴンミラーを有する偏向器と、
前記偏向器で偏向された第1ビームを第1被走査面上に結像させる第1走査光学系であって、前記偏向器で偏向された第1ビームが入射する第1走査レンズを有する第1走査光学系と、
前記偏向器で偏向された第2ビームを第2被走査面上に結像させる第2走査光学系であって、前記第1方向に直交する第2方向において前記ポリゴンミラーを挟んで前記第1走査レンズとは反対側に位置し、前記偏向器で偏向された第2ビームが入射する第2走査レンズを有する第2走査光学系と、
前記偏向器が設置されたフレームベース壁を有するフレームと、
前記第1方向において前記フレームベース壁とは反対側から前記偏向器を覆うカバーベース壁を有するカバーと、を備え、
前記カバーは、前記カバーベース壁から前記フレームベース壁に向けて延びる第1遮光壁であって、前記ポリゴンミラーと前記第1走査レンズとの間に位置する第1遮光壁であり、前記第2方向から見て前記第1走査レンズの入射面と重なる第1遮光壁を有し、
前記フレームは、前記フレームベース壁から前記カバーベース壁に向けて延びる第2遮光壁であって、前記第1走査レンズの出射面側に位置する第2遮光壁であり、前記第2方向から見て前記第1走査レンズの出射面と重なる第2遮光壁を有することを特徴とする走査光学装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記第1遮光壁の、前記フレームベース壁に近い端面は、前記第1方向において前記ポリゴンミラーよりも前記カバーベース壁の近くに位置し、
前記第2遮光壁の、前記カバーベース壁に近い端面は、前記第1方向において前記ポリゴンミラーよりも前記フレームベース壁の近くに位置することを特徴とする請求項1に記載の走査光学装置。
【請求項3】
前記第1遮光壁は、前記第1方向から見て、前記ポリゴンミラーの回転軸線から前記第2方向に離れるように曲がる形状を有することを特徴とする請求項1に記載の走査光学装置。
【請求項4】
前記第1遮光壁は、
前記ポリゴンミラーの回転軸線と前記第2方向に向かい合う第1部分と、
前記第1走査レンズの、前記第1方向および前記第2方向の両方に直交する第3方向の中央と前記第2方向に向かい合う第2部分と、を有し、
前記ポリゴンミラーの回転軸線から前記第1部分までの前記第2方向の距離は、前記ポリゴンミラーの回転軸線から前記第2部分までの前記第2方向の距離よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の走査光学装置。
【請求項5】
前記第1走査レンズは、前記第1走査レンズの前記第3方向の中央から前記ポリゴンミラー側に突出する凸部を有し、
前記フレームは、前記凸部が嵌る凹部を有することを特徴とする請求項4に記載の走査光学装置。
【請求項6】
前記第1遮光壁の、前記フレームベース壁に近い端面は、前記第2方向において前記第1走査レンズに近づくにつれて前記カバーベース壁に近づくように傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の走査光学装置。
【請求項7】
前記第1走査レンズの出射面は、前記第1方向および前記第2方向の両方に直交する第3方向の中央が前記第2方向に突出する形状の凸面であり、
前記第2遮光壁は、前記第1方向から見て、前記第1走査レンズの出射面に沿うような形状を有することを特徴とする請求項1に記載の走査光学装置。
【請求項8】
前記第2遮光壁の、前記カバーベース壁に近い端面は、前記第2方向において前記第1走査レンズから離れるにつれて前記フレームベース壁に近づくように傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の走査光学装置。
【請求項9】
前記第1走査光学系は、
前記第1走査レンズを通過した第1ビームを前記第1被走査面に向けて反射する反射ミラーと、
前記反射ミラーで反射した第1ビームを前記第1被走査面上に結像させる第3走査レンズと、を有し、
前記フレームは、前記第1方向および前記第2方向の両方に直交する第3方向に延びる第3遮光壁であって、前記反射ミラーと前記第3走査レンズとの間に位置する第3遮光壁であり、前記第1方向から見て前記第3走査レンズの入射面と重なる第3遮光壁を有することを特徴とする請求項1に記載の走査光学装置。
【請求項10】
前記第3遮光壁は、前記第2方向において前記第3走査レンズの光軸を挟んで前記ポリゴンミラーとは反対側に位置することを特徴とする請求項9に記載の走査光学装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、走査光学装置および画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、走査光学装置として、ビームを偏向走査するポリゴンミラーと、ビームをドラム上で結像させる第1の結像レンズと、別のビームを別のドラム上で結像させる第2の結像レンズとを備えるものが知られている(特許文献1)。第1の結像レンズと第2の結像レンズは、ポリゴンミラーを挟んで向かい合っている。
【0003】
この技術では、ポリゴンミラーと走査レンズとの間に、それぞれ、遮光壁が設けられている。遮光壁は、ポリゴンミラーで偏向されたビームを通過させる開口部を有する。また、遮光壁は、一方の結像レンズの入射面で反射したビーム(迷光)が、他方の結像レンズに入射しないように遮る機能を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-004050号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、従来の構成では、遮光壁は、その全体がポリゴンミラーと走査レンズとの間の狭い空間に位置していた。そのため、ポリゴンミラーから遮光壁全体までの距離が小さくなり、ポリゴンミラーが回転した際に、ポリゴンミラーのミラー面と遮光壁との間の空気が繰り返し圧縮されることにより発生する騒音が大きくなりやすかった。
そこで、迷光を遮りつつ、ポリゴンミラーの回転に伴う騒音の発生を抑制できることが望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
走査光学装置は、第1光源装置と、第2光源装置と、偏向器と、第1走査光学系と、第2走査光学系と、フレームと、カバーと、を備える。
第1光源装置は、第1ビームを出射する。
第2光源装置は、第2ビームを出射する。
偏向器は、第1ビームおよび第2ビームを偏向する。偏向器は、第1方向に延びる回転軸線を中心に回転可能なポリゴンミラーを有する。
第1走査光学系は、偏向器で偏向された第1ビームを第1被走査面上に結像させる。第1走査光学系は、偏向器で偏向された第1ビームが入射する第1走査レンズを有する。
第2走査光学系は、偏向器で偏向された第2ビームを第2被走査面上に結像させる。第2走査光学系は、第1方向に直交する第2方向においてポリゴンミラーを挟んで第1走査レンズとは反対側に位置し、偏向器で偏向された第2ビームが入射する第2走査レンズを有する。
フレームは、偏向器が設置されたフレームベース壁を有する。
カバーは、第1方向においてフレームベース壁とは反対側から偏向器を覆うカバーベース壁を有する。
カバーは、第1遮光壁を有する。
第1遮光壁は、カバーベース壁からフレームベース壁に向けて延びる。第1遮光壁は、ポリゴンミラーと第1走査レンズとの間に位置する。第1遮光壁は、第2方向から見て第1走査レンズの入射面と重なる。
フレームは、第2遮光壁を有する。
第2遮光壁は、フレームベース壁からカバーベース壁に向けて延びる。第2遮光壁は、第1走査レンズの出射面側に位置する。第2遮光壁は、第2方向から見て第1走査レンズの出射面と重なる。
【0007】
第1遮光壁と第2遮光壁を有することで、第1遮光壁と第2遮光壁によって第2走査レンズで反射した光(迷光)を遮ることができる。また、偏向器が設置されたフレームベース壁から延びる第2遮光壁が、第1走査レンズの出射面側に位置することで、ポリゴンミラーから第2遮光壁までの距離を確保できる。これにより、ポリゴンミラーの回転に伴う騒音の発生を抑制できる。
【0008】
第1遮光壁の、フレームベース壁に近い端面は、第1方向においてポリゴンミラーよりもカバーベース壁の近くに位置していてもよい。
第2遮光壁の、カバーベース壁に近い端面は、第1方向においてポリゴンミラーよりもフレームベース壁の近くに位置していてもよい。
【0009】
第1遮光壁は、第1方向から見て、ポリゴンミラーの回転軸線から第2方向に離れるように曲がる形状を有していてもよい。
【0010】
第1遮光壁は、第1方向から見て、ポリゴンミラーの回転軸線から第2方向に離れるように曲がる形状を有することで、ポリゴンミラーから第1遮光壁までの第2方向の距離を確保できる。これにより、ポリゴンミラーの回転に伴う騒音の発生をより抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)

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