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公開番号2025088350
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2023203011
出願日2023-11-30
発明の名称制御装置のためのコンピュータプログラム、制御装置、及び、制御装置を制御するための方法
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人快友国際特許事務所
主分類G06F 21/45 20130101AFI20250604BHJP(計算;計数)
要約【課題】ユーザの利便性が向上する技術を提供する。
【解決手段】制御装置は、特定の機能実行装置の初期セットアップの進捗に関する第1のセットアップ情報を取得して、取得済みの第1のセットアップ情報が第1の情報を含む場合に、第1のパスワード設定画面を表示部に表示させる。第1のパスワード設定画面は、特定の機能実行装置へのアクセスに必要な初期パスワードであって、特定の機能実行装置に予め記憶されている初期パスワードを入力するためのパスワード入力領域を含まず、かつ、特定の機能実行装置へのアクセスに必要な初期パスワードに代わる更新用パスワードを入力するための第1のパスワード入力領域を含む。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
制御装置のためのコンピュータプログラムであって、
前記制御装置を、
特定の機能実行装置の初期セットアップの進捗に関する第１のセットアップ情報を取得する第１の取得部と、
取得済みの前記第１のセットアップ情報が第１の情報を含む場合に、第１のパスワード設定画面を表示部に表示させる第１の表示制御部であって、前記第１のパスワード設定画面は、前記特定の機能実行装置へのアクセスに必要な初期パスワードであって、前記特定の機能実行装置に予め記憶されている前記初期パスワードを入力するためのパスワード入力領域を含まず、かつ、前記特定の機能実行装置へのアクセスに必要な前記初期パスワードに代わる更新用パスワードを入力するための第１のパスワード入力領域を含む、前記第１の表示制御部と、
として機能させる、コンピュータプログラム。
続きを表示（約 1,600 文字）【請求項２】
前記初期セットアップは、前記特定の機能実行装置に対する消耗品の装着操作を含む、請求項１に記載のコンピュータプログラム。
【請求項３】
前記制御装置は、前記特定の機能実行装置と通信可能な端末装置の制御部であり、
前記表示部は、前記端末装置の表示部である、請求項１に記載のコンピュータプログラム。
【請求項４】
前記コンピュータプログラムは、前記制御装置を、さらに、
前記特定の機能実行装置を含む１個以上の機能実行装置を識別する１個以上の装置識別情報を含む装置選択画面を前記表示部に表示させる第２の表示制御部として機能させ、
前記第１の取得部は、前記装置選択画面において、前記１個以上の装置識別情報の中から、前記特定の機能実行装置を識別する特定の装置識別情報を選択する操作を受け付ける場合に、前記第１のセットアップ情報を取得する、請求項３に記載のコンピュータプログラム。
【請求項５】
前記第１の情報は、前記初期セットアップが未開始であることを示す情報である、請求項３に記載のコンピュータプログラム。
【請求項６】
前記コンピュータプログラムは、前記制御装置を、さらに、
前記第１のセットアップ情報が、前記第１の情報を含まず、かつ、前記初期セットアップが開始済みであるが未完了であることを示す第２の情報を含む場合に、前記第１のパスワード設定画面を表示することなく、前記初期セットアップに関連する初期セットアップ画面を前記表示部に表示させる第３の表示制御部として機能させる、請求項５に記載のコンピュータプログラム。
【請求項７】
前記コンピュータプログラムは、前記制御装置を、さらに、
前記第１のセットアップ情報が、前記第１の情報を含まず、かつ、前記初期セットアップが完了済みであることを示す第３の情報を含む場合に、前記第１のパスワード設定画面を表示することなく、前記特定の機能実行装置に関連するサービスに対応するサービス画面を前記表示部に表示させる第４の表示制御部として機能させる、請求項５に記載のコンピュータプログラム。
【請求項８】
前記コンピュータプログラムは、前記制御装置を、さらに、
前記第１のセットアップ情報が、前記第１の情報を含まず、かつ、前記初期セットアップが完了済みであることを示す第３の情報を含む場合に、前記第１のパスワード設定画面を表示することなく、前記特定の機能実行装置を利用するためのプログラムに関連するプログラム画面を前記表示部に表示させる第５の表示制御部として機能させる、請求項５に記載のコンピュータプログラム。
【請求項９】
前記コンピュータプログラムは、前記制御装置を、さらに、
前記第１のパスワード入力領域に前記更新用パスワードを入力する操作が受け付けられる場合に、前記特定の機能実行装置の前記初期セットアップに関する第２のセットアップ情報を取得する第２の取得部と、
取得済みの前記第２のセットアップ情報が、前記第１の情報を含まず、かつ、前記初期セットアップが開始済みであるが未完了であることを示す第２の情報を含む場合に、前記初期パスワードを更新することができないことを示すエラー情報を前記表示部に表示させる第６の表示制御部と、
として機能させる、請求項５に記載のコンピュータプログラム。
【請求項１０】
前記コンピュータプログラムは、前記制御装置を、さらに、
前記第２のセットアップ情報が、前記第１の情報を含まず、かつ、前記第２の情報を含む場合に、前記初期セットアップに関連する初期セットアップ画面を前記表示部に表示させる第７の表示制御部として機能させる、請求項９に記載のコンピュータプログラム。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本明細書は、パスワード設定画面を表示部に表示させる制御装置に関する技術を開示する。
続きを表示（約 2,300 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、画像形成装置とクライアント端末とを備える情報処理システムが開示されている。画像形成装置は、初めて電源が投入される場合に、リモート設定画面を表示し、リモート設定画面上の「はい」を選択する操作を受け付ける場合に、パスワード設定画面を表示する。画像形成装置は、パスワードがパスワード設定画面に入力された後に、ＯＫボタンを選択する操作を受け付けると、パスワード確認画面を表示する。画像形成装置は、パスワードがパスワード設定画面に入力された後に、ＯＫボタンを選択する操作を受け付け、かつ、パスワード設定画面及びパスワード確認画面に入力されたパスワードが一致する場合に、パスワードを更新する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２１－１４０７３６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
本明細書では、ユーザの利便性が向上する技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本明細書は、制御装置のためのコンピュータプログラムを開示する。前記コンピュータプログラムは、前記制御装置を、特定の機能実行装置の初期セットアップの進捗に関する第１のセットアップ情報を取得する第１の取得部と、取得済みの前記第１のセットアップ情報が第１の情報を含む場合に、第１のパスワード設定画面を表示部に表示させる第１の表示制御部であって、前記第１のパスワード設定画面は、前記特定の機能実行装置へのアクセスに必要な初期パスワードであって、前記特定の機能実行装置に予め記憶されている前記初期パスワードを入力するためのパスワード入力領域を含まず、かつ、前記特定の機能実行装置へのアクセスに必要な前記初期パスワードに代わる更新用パスワードを入力するための第１のパスワード入力領域を含む、前記第１の表示制御部と、として機能させてもよい。
【０００６】
上記の構成によると、制御装置は、第１のセットアップ情報が第１の情報を含む場合に、第１のパスワード設定画面を表示部に表示させる。このような構成によると、ユーザは、更新用パスワードを第１のパスワード入力領域に入力すればよく、初期パスワードを入力する必要がない。従って、ユーザの利便性が向上する。
【０００７】
上記のコンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能記録媒体、上記のコンピュータプログラムによって実現される制御装置、及び、制御装置を制御するための方法も、新規で有用である。また、制御装置と特定の機能実行装置とを含む通信システムも、新規で有用である。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
通信システムの構成を示す。
デバイス選択プロセスにおいて端末装置に表示される画面の一例である。
端末装置によって実行される第１の画面表示処理のフローチャートである。
図３の続きのフローチャートである。
端末装置に表示される初期セットアップ画面の一例である。
端末装置に表示されるサービス画面の一例である。
第２の初期セットアッププロセスにおいてプリンタに表示される画面の一例である。
第２のパスワード設定プロセスにおいて端末装置に表示される画面の一例である。
端末装置によって実行される第２の画面表示処理のフローチャートである。
端末装置に表示される指示画面の一例である。
端末装置に表示される処理実行中画面の一例である。
指示画面の表示が制限されるケースＡのシーケンス図である。
指示画面の表示が制限されないケースＢのシーケンス図である。
第２実施例において、端末装置によって実行される第２の画面表示処理のフローチャートである。
第２変形例に係るプログラム画面の一例である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
（第１実施例）
（通信システム２の構成；図１）
図１に示されるように、通信システム２は、プリンタ１０と、端末装置１００と、サーバ２００と、を備える。プリンタ１０、及び、端末装置１００は、Local Area Network（ＬＡＮ）４に接続されている。プリンタ１０、及び、端末装置１００は、ＬＡＮ４を介して通信可能である。プリンタ１０、端末装置１００、及び、サーバ２００は、インターネット６に接続されている。プリンタ１０、端末装置１００、及び、サーバ２００は、インターネット６を介して通信可能である。
【００１０】
（プリンタ１０の構成）
プリンタ１０は、印刷機能を実行可能な周辺装置である。プリンタ１０は、さらに、ウェブサーバ機能を実行可能である。ウェブサーバ機能は、外部機器がプリンタ１０内のウェブサーバにアクセスすることに応じて、ウェブページを表わすウェブページデータを外部機器に送信する機能である。変形例では、プリンタ１０は、印刷機能及びウェブサーバ機能に加えて、スキャン機能、ファクシミリ機能、コピー機能等を実行可能な多機能機であってもよい。プリンタ１０は、デバイスＩＤ「ＤＶ１」とモデル名「ＭＮ１」とを有する。デバイスＩＤは、プリンタの管理者によって付与される名称である。モデル名は、プリンタのモデルを示す名称である。プリンタ１０は、操作部１２と、表示部１４と、印刷実行部１６と、通信Ｉ／Ｆ２０と、を備える。
（【００１１】以降は省略されています）

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