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公開番号2025087088
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2023201493
出願日2023-11-29
発明の名称サーバ、通信システム、および、対象データをデバイスに送信するための方法
出願人ブラザー工業株式会社
代理人鳳国際弁理士法人
主分類G06F 3/12 20060101AFI20250603BHJP(計算;計数)
要約【課題】デバイスへのデータの伝達の確実性を向上する。
【解決手段】
サーバは、対象データをステータス情報と対応付けて格納する格納部であって、ステータス情報は、対象データを送信先のデバイスに送信すべきことを示す第1状態と、第1状態とは異なる第2状態と、を含む、格納部と、プッシュ型の第1通信方式に従って対象データをデバイスに送信する第1送信部と、プル型の第2通信方式に従って格納部に格納済みの対象データのうち第1状態を示すステータス情報と対応付けられる対象データをデバイスに送信する第2送信部と、を備える。制御部は、第1送信部を用いて対象データをデバイスに送信した後に、デバイスから特定の通知を受信する場合に、対象データのステータス情報を、第1状態から第2状態に更新し、デバイスから特定の要求を受信する場合に、第2送信部を用いて第1状態を示すステータス情報と対応付けられる対象データをデバイスに送信する。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
サーバであって、
対象データをステータス情報と対応付けて格納する格納部であって、前記ステータス情報は、前記対象データを送信先のデバイスに送信すべきことを示す第1状態と、前記第1状態とは異なる第2状態と、を含む複数の状態のいずれかを示す、前記格納部と、
プッシュ型の通信方式である第1通信方式に従って前記対象データをデバイスに送信する第1送信部と、
プル型の通信方式である第2通信方式に従って前記格納部に格納済みの前記対象データのうち前記第1状態を示す前記ステータス情報と対応付けられる前記対象データを前記デバイスに送信する第2送信部と、
前記第1送信部と前記第2送信部とを制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記第1送信部を用いて前記対象データを前記デバイスに送信した後に、前記デバイスから前記対象データに関する特定の通知を受信する場合に、前記対象データの前記ステータス情報を、前記第1状態を示す情報から前記第2状態を示す情報に更新し、
前記デバイスから特定の要求を受信する場合に、前記第2送信部を用いて前記特定の要求に応じて前記第1状態を示す前記ステータス情報と対応付けられる前記対象データを前記デバイスに対して送信する、サーバ。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載のサーバであって、さらに、
前記制御部は、前記特定の要求に応じて前記第2送信部を用いて前記対象データを前記デバイスに送信した後に、前記特定の通知を受信することなく、前記対象データの前記ステータス情報を、前記第1状態を示す情報から前記第2状態を示す情報に更新する、サーバ。
【請求項3】
請求項1に記載のサーバであって、
前記第1状態は、前記デバイスにおいて、前記対象データを処理すべき特定のアプリケーションによって前記対象データが取得されていない状態を含む、サーバ。
【請求項4】
請求項1に記載のサーバであって、
前記格納部は、複数の前記対象データを格納可能であり、
前記制御部は、さらに、前記特定の要求に応じて、前記格納部に格納済みの前記対象データのうち、前記第1状態を示す前記ステータス情報と対応付けられる前記対象データの個数を、前記デバイスに通知する、サーバ。
【請求項5】
請求項1に記載のサーバであって、
前記特定の要求は、一回の応答で受信可能な前記対象データの個数を指定する個数情報を含み、
前記制御部は、前記特定の要求に応じて、前記個数情報によって指定された個数以下の前記対象データを含む応答を、前記第2送信部を用いて前記デバイスに送信する、サーバ。
【請求項6】
請求項1に記載のサーバであって、さらに、
前記第1送信部は、
前記第1通信方式に従って前記デバイスとの間の通信を維持する通信維持部を備え、
前記デバイスとの間の通信が維持されているときに、前記制御部から送信指示を受け取る場合に、前記送信指示に基づくデータを前記デバイスに送信し、
前記デバイスとの間の通信が維持されていないときに、前記制御部から送信指示を受け取る場合に、前記送信指示に基づくデータを前記デバイスに送信せず、
前記第2送信部は、
前記第2通信方式に従う要求を前記デバイスから受信する場合に、前記制御部の送信指示に基づいて、前記第2通信方式に従う要求に対する応答を前記デバイスに送信する、サーバ。
【請求項7】
請求項6に記載のサーバであって、
前記第1通信方式は、MQTT(Message Queueing Telemetry Transport)に従う通信方式であり、
前記第2通信方式は、HTTP(HyperText Transfer Protocol)に従う通信方式である、サーバ。
【請求項8】
請求項1に記載のサーバであって、
前記制御部は、前記サーバが前記デバイスと通信可能状態となり、前記デバイスから前記特定の要求を受信した場合に、前記第1状態を示す前記ステータス情報と対応付けられる前記対象データを前記格納部への格納順序が先のものから順に、前記第2送信部を用いて前記デバイスに対して送信する、サーバ。
【請求項9】
請求項1に記載のサーバであって、さらに、
外部装置から前記デバイスに送信すべき第1対象データを受信した場合に、前記制御部は、
前記第1対象データを、前記第1状態を示す前記ステータス情報と前記格納部への格納順序を特定するための情報とを対応付けて前記格納部に格納し、
前記格納部に前記第1対象データよりも前に格納済みの第2対象データであって、前記第1状態を示す前記ステータス情報と対応付けられる前記第2対象データが格納されているか否かを判断し、
前記格納部に前記第2対象データが格納されていない場合に、前記第1送信部を用いて前記第1対象データを前記デバイスに送信し、
前記格納部に前記第2対象データが格納されている場合に、前記第1送信部を用いて前記第1対象データを前記デバイスに送信せず、前記第2送信部を用いて前記特定の要求に応じて、前記格納順序が先のものから順に前記第2対象データを前記デバイスに送信した後に、前記第2送信部を用いて前記第1対象データを前記デバイスに送信する、サーバ。
【請求項10】
請求項1に記載のサーバであって、さらに、
前記対象データを受信したことを示す通知であって前記特定の通知とは異なる通知を前記第1通信方式に従って受信する第1受信部と、
前記特定の通知を前記第2通信方式に従って受信する第2受信部と、
を備え、
前記制御部は、
前記第1受信部が前記特定の通知とは異なる通知を受信する場合に、前記対象データの前記ステータス情報を、前記第1状態を示す情報から前記第2状態を示す情報に更新せず、
前記第2受信部が前記特定の通知を受信する場合に、前記対象データの前記ステータス情報を、前記第1状態を示す情報から前記第2状態を示す情報に更新する、サーバ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、サーバ、通信システム、および、対象データをデバイスに送信するための方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、Message Queueing Telemetry Transport(以下、MQTTとも呼ぶ)と呼ばれるプッシュ型の通信を行うプロトコルを用いて、収集機器にデータ送信指示を送信することによって、収集機器からデータを収集するシステムが開示されている。このようなプッシュ型の通信では、送信側は、任意のタイミングでプル型の通信よりも少ない遅延で情報をデバイスに送信し得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-46548号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、プッシュ型の通信では、例えば、使用するプロトコルによっては、デバイスが情報を取得したか否かを正確には把握できない場合があり、デバイスへのデータの伝達の確実性が十分ではない可能性があった。
【0005】
本明細書は、デバイスとの通信にプッシュ型の通信を利用しつつ、デバイスへのデータの伝達の確実性を向上できる技術を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書に開示された技術は、以下の適用例として実現することが可能である。
【0007】
[適用例1]サーバであって、対象データをステータス情報と対応付けて格納する格納部であって、前記ステータス情報は、前記対象データを送信先のデバイスに送信すべきことを示す第1状態と、前記第1状態とは異なる第2状態と、を含む複数の状態のいずれかを示す、前記格納部と、プッシュ型の通信方式である第1通信方式に従って前記対象データをデバイスに送信する第1送信部と、プル型の通信方式である第2通信方式に従って前記格納部に格納済みの前記対象データのうち前記第1状態を示す前記ステータス情報と対応付けられる前記対象データを前記デバイスに送信する第2送信部と、前記第1送信部と前記第2送信部とを制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記第1送信部を用いて前記対象データを前記デバイスに送信した後に、前記デバイスから前記対象データに関する特定の通知を受信する場合に、前記対象データの前記ステータス情報を、前記第1状態を示す情報から前記第2状態を示す情報に更新し、前記デバイスから特定の要求を受信する場合に、前記第2送信部を用いて前記特定の要求に応じて前記第1状態を示す前記ステータス情報と対応付けられる前記対象データを前記デバイスに対して送信する、サーバ。
【0008】
上記構成によれば、プッシュ型の通信方式に従って対象データを送信する第1送信部を用いて対象データをデバイスに送信した後に、デバイスから特定の通知を受信する場合に、対象データのステータス情報を、第1状態を示す情報から第2状態を示す情報に更新する。そして、デバイスから特定の要求を受信する場合に、プル型の通信方式に従って対象データを送信する第2送信部を用いて第1状態を示すステータス情報と対応付けられる対象データをデバイスに送信する。この結果、例えば、プッシュ型の通信方式による対象データの送信が失敗した場合であっても、デバイスからの特定の通知を受信していなければ、デバイスからの特定の要求に応じて、プル型の通信方式にて対象データをデバイスに送信できる。したがって、デバイスとの通信にプッシュ型の通信を利用しつつ、デバイスへの対象データの伝達の確実性を向上できる。
【0009】
なお、本明細書に開示された技術は、種々の形態で実現可能であり、例えば、対象データをデバイスに送信するための方法、サーバとデバイスとを含む通信システム、これらのサーバ、方法、通信システム、あるいは、デバイスの機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体、等の形態で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
システム1000の構成を示すブロック図。
管理データベースDBmの説明図。
システム1000の動作を示す第1のシーケンス図。
システム1000の動作を示す第2のシーケンス図。
システム1000の動作を示す第3のシーケンス図。
システム1000の動作を示す第4のシーケンス図。
コマンド送信指示の受付時の処理のフローチャート。
システム1000の動作を示す第5のシーケンス図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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