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公開番号
2025088235
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-11
出願番号
2023202803
出願日
2023-11-30
発明の名称
層転写装置
出願人
ブラザー工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B65H
37/04 20060101AFI20250604BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】2つのシートをより確実に剥離させること。
【解決手段】層転写装置は、印刷層を有する第1シート(シートS)に、第2シート(粘弾性層フィルムPF)の粘弾性層を転写する装置であり、加熱回転体(加熱ローラ60)と、加圧回転体(加圧ローラ51)と、剥離部材(剥離ローラ42)と、制御部を備える。加圧回転体は、加熱回転体との間で各シートを挟んで搬送することで、印刷層に粘弾性層を転写する。剥離部材は、加熱回転体から搬送されてくる第2シートを第1シートから剥離させる。制御部は、離間状態である加熱回転体および加圧回転体に向けて第1シートを搬送する。制御部は、加熱回転体および加圧回転体を離間状態から加圧状態に切り替える。加熱回転体が加圧状態になった時点において、第1シートの先端がニップ部NPよりも第1シートの搬送方向の下流側に位置し、かつ、第1シートの後端がニップ部NPよりも搬送方向の上流側に位置する。
【選択図】図11
特許請求の範囲
【請求項1】
印刷層を有する第1シートに、粘弾性層を有する第2シートから粘弾性層を転写する層転写装置であって、
本体筐体と、
加熱回転体と、
前記加熱回転体との間で前記第2シートと前記第1シートを挟んで搬送することで、前記第1シートの前記印刷層に前記第2シートの前記粘弾性層を転写する加圧回転体と、
前記加熱回転体および前記加圧回転体の状態を、前記加熱回転体と前記加圧回転体との間で前記第2シートを挟む加圧状態と、前記加熱回転体および前記加圧回転体の少なくとも一方を前記第2シートから離間させる離間状態とに切替可能な切替機構と、
前記加熱回転体および前記加圧回転体から搬送されてくる前記第2シートを前記第1シートから剥離させるための剥離部材と、
前記第1シートを前記前記加熱回転体および前記加圧回転体に向けて供給する上流搬送ローラと、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記上流搬送ローラを制御して、前記離間状態である前記前記加熱回転体および前記加圧回転体に向けて前記第1シートを搬送する搬送処理と、
前記切替機構を制御して、前記前記加熱回転体および前記加圧回転体を前記離間状態から前記加圧状態に切り替える切替処理と、を実行可能であり、
前記切替処理によって前記前記加熱回転体および前記加圧回転体が前記加圧状態になった時点において、前記第1シートの先端が、前記加熱回転体と前記加圧回転体の間のニップ部よりも前記第1シートの搬送方向の下流側に位置し、かつ、前記第1シートの後端が前記ニップ部よりも前記搬送方向の上流側に位置することを特徴とする層転写装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記剥離部材よりも前記搬送方向の下流に位置し、前記第1シートを搬送する下流搬送ローラをさらに備え、
前記制御部は、
前記下流搬送ローラによって搬送されている第1シートの後端が前記剥離部材を通過するまで前記前記加熱回転体および前記加圧回転体を前記加圧状態にし、かつ、回転させ、当該第1シートの後端が前記剥離部材を通過した後、前記加熱回転体および前記加圧回転体を前記加圧状態から離間状態に切り替える剥離処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の層転写装置。
【請求項3】
前記第2シートが巻回された供給リールと、
前記供給リールから供給された前記第2シートを巻き取る巻取リールと、をさらに備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の層転写装置。
【請求項4】
前記上流搬送ローラに向けて前記第1シートを搬送する供給ローラをさらに備え、
前記制御部は、
前記供給ローラおよび前記上流搬送ローラを駆動することで前記離間状態である前記前記加熱回転体および前記加圧回転体に向けて前記第1シートを搬送する搬送処理と、
前記前記加熱回転体および前記加圧回転体を前記離間状態から前記加圧状態に切り替える切替処理と、を実行可能であり、
前記第1シートが前記加熱回転体と前記加圧回転体の間に到達するまで、前記供給ローラおよび前記上流搬送ローラの駆動を継続させることを特徴とする請求項3に記載の層転写装置。
【請求項5】
前記本体筐体内を冷却するためのファンをさらに備え、
前記制御部は、
前記第1シートの前記印刷層に前記第2シートの前記粘弾性層を転写する層転写処理を実行している間、前記ファンを停止させることを特徴とする請求項1に記載の層転写装置。
【請求項6】
前記第1シートは、
第1基材層と、
前記第1基材層上に形成された第1剥離層と、
前記第1剥離層上に形成された、前記印刷層と、を有することを特徴とする請求項1に記載の層転写装置。
【請求項7】
前記第2シートは、
第2基材層と、
前記第2基材層上に形成された第2剥離層と、
前記第2剥離層上に形成された、前記粘弾性層と、を有することを特徴とする請求項1に記載の層転写装置。
【請求項8】
前記制御部は、
前記第1シートの前記印刷層に前記第2シートの前記粘弾性層を転写する層転写処理を、複数の第1シートに対して連続して実行する場合、一枚の第1シートごとに、前記剥離処理を実行することを特徴とする請求項2に記載の層転写装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、層転写装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
トナー像などの印刷層が形成された第1のシートに、接着層を有する第2のシートを重ね合わせた状態で、加熱・圧接することで、印刷層に接着層を圧着し、その後第1のシートから第2のシートを剥がすことで、印刷層に接着層を転写する層転写装置が知られている(特許文献1参照)。この層転写装置によって第1のシートの印刷層に第2のシートの接着層を圧着した後、プレス機で接着層が転写された印刷層をTシャツなどの布地に転写する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-059086号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、従来の層転写装置において、第1のシートと第2のシートの先端同士を加熱・圧接すると、剥離のきっかけとなる先端同士が接着されてしまい、2つのシートを剥離できなくなるおそれがある。
【0005】
そこで、本開示は、2つのシートをより確実に剥離させることができる層転写装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
層転写装置は、印刷層を有する第1シートに、粘弾性層を有する第2シートから粘弾性層を転写する装置である。
層転写装置は、本体筐体と、加熱回転体と、加圧回転体と、切替機構と、剥離部材と、上流搬送ローラと、制御部と、を備える。
加圧回転体は、加熱回転体との間で第2シートと第1シートを挟んで搬送することで、第1シートの印刷層に第2シートの粘弾性層を転写する。
切替機構は、加熱回転体および加圧回転体の状態を、加熱回転体と加圧回転体との間で第2シートを挟む加圧状態と、加熱回転体および加圧回転体の少なくとも一方を第2シートから離間させる離間状態とに切替可能である。
剥離部材は、加熱回転体および加圧回転体から搬送されてくる第2シートを第1シートから剥離させる。
上流搬送ローラは、第1シートを加熱回転体および加圧回転体に向けて供給する。
制御部は、搬送処理と、切替処理と、を実行可能である。
搬送処理において、制御部は、上流搬送ローラを制御して、離間状態である加熱回転体および加圧回転体に向けて第1シートを搬送する。切替処理において、制御部は、切替機構を制御して、加熱回転体および加圧回転体を離間状態から加圧状態に切り替える。
切替処理によって加熱回転体および加圧回転体が加圧状態になった時点において、第1シートの先端が、加熱回転体と加圧回転体の間のニップ部よりも第1シートの搬送方向の下流側に位置し、かつ、第1シートの後端がニップ部よりも搬送方向の上流側に位置する。
【0007】
加熱回転体および加圧回転体が加圧状態になった時点において、第1シートの先端が、加熱回転体と加圧回転体の間のニップ部よりも第1シートの搬送方向の下流側に位置し、かつ、第1シートの後端がニップ部よりも搬送方向の上流側に位置する構成とすることで、第1シートの先端が第2シートに接着されないので、第2シートを第1シートからより確実に剥離させることができる。
【0008】
また、層転写装置は、下流搬送ローラをさらに備えていてもよい。
下流搬送ローラは、剥離部材よりも搬送方向の下流に位置する。下流搬送ローラは、第1シートを搬送する。
この場合、制御部は、下流搬送ローラによって搬送されている第1シートの後端が剥離部材を通過するまで加熱回転体および加圧回転体を加圧状態にし、かつ、回転させ、当該第1シートの後端が剥離部材を通過した後、加熱回転体および加圧回転体を加圧状態から離間状態に切り替える剥離処理を実行してもよい。
【0009】
下流搬送ローラによって搬送されている第1シートの後端が剥離部材を通過するまで加熱回転体および加圧回転体を加圧状態にし、かつ、回転させることで、第1シートの後端付近の部分の剥離が完了するまで加熱回転体および加圧回転体によって第1シートおよび第2シートを搬送することができるので、第2シートを第1シートからより確実に剥離させることができる。
【0010】
また、層転写装置は、第2シートが巻回された供給リールと、供給リールから供給された第2シートを巻き取る巻取リールと、をさらに備えていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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