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公開番号2025086014
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-06
出願番号2023199774
出願日2023-11-27
発明の名称転造盤
出願人株式会社ジェイテクト
代理人弁理士法人あいち国際特許事務所
主分類B21H 1/00 20060101AFI20250530BHJP(本質的には材料の除去が行なわれない機械的金属加工;金属の打抜き)
要約【課題】加工状況の把握が容易な転造盤を提供する。
【解決手段】被加工物1に転造加工を施す2つのロールダイス112、115と、転造加工を施すために2つのロールダイス112、115の加圧および回転駆動を行う加圧駆動部113、114、116、117と、加圧駆動部113、114、116、117が固定される平面部111aを有するベース111とを備え、平面部111aは、2つのロールダイス112、115が被加工物1を少なくとも重力方向に挟む位置関係となるように、床面FLに対して角度θBを有している。
【選択図】図4

特許請求の範囲【請求項1】
被加工物に転造加工を施す2つのロールダイスと、
前記転造加工を施すために前記2つのロールダイスの加圧および回転駆動を行う加圧駆動部と、
前記加圧駆動部が固定される平面部を有するベースとを備え、
前記平面部は、前記2つのロールダイスが前記被加工物を少なくとも重力方向に挟む位置関係となるように、水平面に対して角度を有している、転造盤。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記平面部は、前記水平面に対して傾斜している、請求項1に記載の転造盤。
【請求項3】
前記角度は、45度以上90度未満である、請求項2に記載の転造盤。
【請求項4】
前記転造加工が施された前記被加工物を前記2つのロールダイスの間から前記被加工物の軸方向に搬出する搬出部を備え、
前記加圧駆動部の一部および前記搬出部は、前記2つのロールダイスよりも前記被加工物の搬出側に配置されており、
前記軸方向において、前記搬出部と前記加圧駆動部の少なくとも一部とが同じ位置に配置されている、請求項2に記載の転造盤。
【請求項5】
前記搬出部は、前記被加工物を把持する把持部と、前記把持部を前記軸方向にスライド移動させるスライド部とを備え、
前記スライド部は、前記被加工物よりも重力方向上方側に配置されている、請求項4に記載の転造盤。
【請求項6】
前記被加工物が前記2つのロールダイスの間に搬入された時に前記被加工物を回転可能に支持するブッシュを備える、請求項1または2に記載の転造盤。
【請求項7】
前記2つのロールダイスのうち重力方向下方側に位置するロールダイスよりも重力方向下方側に配置され、前記被加工物に向けて噴射されたクーラントを重力方向下方側で受けるクーラントパンを備える、請求項1または2に記載の転造盤。
【請求項8】
さらに、前記被加工物を前記2つのロールダイスの間に前記被加工物の軸方向に搬入する搬入部を備え、
前記搬入部は、前記被加工物の搬入方向と交差する方向にスライド移動可能に構成されている、請求項1または2に記載の転造盤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、転造盤に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、2つのロールダイスを用いて被加工物に転造加工を施す転造盤が記載されている。この転造盤は、上面が水平になっているベースの上に2つのロールダイスが水平方向に並んで配置されている。被加工物に転造加工を施す時には2つのロールダイスの間に被加工物が搬入される。2つのロールダイスが被加工物を水平方向に加圧しながら回転駆動されることによって被加工物に転造加工が施される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第2696572号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記転造盤では、2つのロールダイスが水平方向に並んで配置されているため、転造加工が施されている時に加工状況を把握しにくい。具体的には、作業者が転造加工中の被加工物を見ようとすると被加工物の手前にロールダイスがあるため作業者から被加工物までの距離が遠くなり被加工物が見づらくなってしまう。
【0005】
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、加工状況の把握が容易な転造盤を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、
被加工物に転造加工を施す2つのロールダイスと、
前記転造加工を施すために前記2つのロールダイスの加圧および回転駆動を行う加圧駆動部と、
前記加圧駆動部が固定される平面部を有するベースとを備え、
前記平面部は、前記2つのロールダイスが前記被加工物を少なくとも重力方向に挟む位置関係となるように、水平面に対して角度を有している、転造盤にある。
【発明の効果】
【0007】
前記一態様の転造盤においては、ベースの平面部が水平面に対して角度を有していることによって2つのロールダイスが被加工物を少なくとも重力方向に挟む位置関係となっている。これによると、ベースの平面部が水平面と平行になっている場合と比較して、作業者から被加工物までの水平方向の距離が近くなって被加工物が見えやすくなる。
【0008】
この構成により、前記一態様の転造盤によれば、被加工物の加工状況を容易に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態にかかる転造盤を示す斜視図。
実施形態にかかる、前面扉と搬入側側面カバーとが開けられた転造盤を示す斜視図。
実施形態にかかる転造盤を示す正面図。
図3のIV-IV断面図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(実施形態)
1.転造盤10の構成
本形態の転造盤10の構成について、図1~図4を参照して説明する。図1は、全体カバー14を含めた転造盤10全体の斜視図である。図2は、全体カバー14のうち前面扉141bと側面可動カバー部142bとが開けられた状態の転造盤10の斜視図である。図3は、全体カバー14等を除いた転造盤10の模式的な正面図である。図4は図3のIV-IV断面を模式的に示した図である。図1~図4において上下の矢印は、重力方向における上下方向を示している。図1~図4において前後左右の矢印は、転造盤10の前後左右方向を示している。
(【0011】以降は省略されています)

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