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公開番号
2025086013
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-06
出願番号
2023199773
出願日
2023-11-27
発明の名称
転造盤
出願人
株式会社ジェイテクト
代理人
弁理士法人あいち国際特許事務所
主分類
B21H
3/04 20060101AFI20250530BHJP(本質的には材料の除去が行なわれない機械的金属加工;金属の打抜き)
要約
【課題】転造盤において、ロールダイスの中心軸角度のクランプ/アンクランプ機構を簡素化する。
【解決手段】ロールダイス112、115の中心軸C1、C1がロールダイス112、115の中心軸CWに対して非平行になるように旋回可能な旋回プレート211と、旋回プレート211と積層されるスライドベース212と、旋回プレート211をスライドベース212に拘束させる拘束力を発生させるクランプ部213と、ロールダイス112、115が被加工物1を加圧するようにスライドベース212を加圧する加圧部113、116とを備え、クランプ部213は、加圧部113、116がスライドベース212を反加圧方向に変位させることに伴って拘束力を低減させる機構を有している。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
円柱状の被加工物を加圧しながら回転駆動されることによって前記被加工物に転造加工を施す円柱状のロールダイスと、
前記ロールダイスを回転可能に支持する支持機構と、
前記支持機構が固定され、前記ロールダイスの中心軸が前記ロールダイスの中心軸に対して非平行になるように旋回可能な旋回プレートと、
前記旋回プレートと積層されるスライドベースと、
前記旋回プレートを前記スライドベースに拘束させる拘束力を発生させるクランプ部と、
前記ロールダイスが前記被加工物を加圧するように前記スライドベースを加圧する加圧部とを備え、
前記クランプ部は、前記加圧部が前記スライドベースを反加圧方向に変位させることに伴って前記拘束力を低減させる機構を有している、転造盤。
続きを表示(約 640 文字)
【請求項2】
前記スライドベースは前記旋回プレートに対して反加圧方向側に積層されており、
前記クランプ部は、
前記スライドベースに対して前記旋回プレートと反対側に配置された弾性部材と、
前記旋回プレート、前記スライドベースおよび前記弾性部材を外側から挟み込んで前記弾性部材を圧縮する挟込部材と、
前記加圧部が前記スライドベースを加圧方向に変位させたときに前記挟込部材と当接するストッパとを有し、
前記挟込部材は、前記旋回プレートおよび前記スライドベースに対して変位可能になっており、
前記挟込部材が前記ストッパに対して離間している状態では、前記旋回プレートが前記挟込部材と前記スライドベースの間に挟み込まれることによって前記拘束力が発生し、
前記挟込部材が前記ストッパと当接している状態では、前記旋回プレートが前記挟込部材と前記スライドベースの間に挟み込まれなくなることによって前記拘束力が低減する、請求項1に記載の転造盤。
【請求項3】
前記被加工物に転造加工を施す転造工程では、前記加圧部は前記スライドベースを原位置から加圧方向に変位させ、
前記ロールダイスの中心軸の角度を調整する場合、前記加圧部は前記スライドベースを前記原位置よりも反加圧方向に変位させ、
前記スライドベースが前記原位置にある状態では、前記挟込部材は前記ストッパに対して離間する位置にある、請求項2に記載の転造盤。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、転造盤に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ロールダイスを用いて円柱状の被加工物に転造加工を施す転造盤が記載されている。この転造盤は、スルーフィード転造を行うために、ロールダイスの中心軸の角度を調整する角度調整機構を有している。この角度調整機構は、転造加工の多様化を図るために、転造加工中にロールダイスの中心軸角度(傾斜角)を変化させることが可能に構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第3596278号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
転造加工の種類によっては転造加工中にロールダイスの中心軸角度を確実に一定に固定する必要がある。そのため、転造加工時にはロールダイスの中心軸角度を一定に固定(クランプ)し、被加工物に合わせてロールダイスの中心軸角度を調整する段取り時にはロールダイスの中心軸角度の固定を解除(アンクランプ)することが必要となる。
【0005】
このようなロールダイスの中心軸角度のクランプ/アンクランプを手動で行うとクランプ/アンクランプの作業が繁雑になってしまう。ロールダイスの中心軸角度のクランプ/アンクランプを自動で行おうとするとクランプ/アンクランプを自動で行うための機構が複雑となってしまう。
【0006】
この点に関して、上記特許文献1の転造盤は、転造加工中にロールダイスの中心軸角度を変化させることが前提となっているので、上記特許文献1には、ロールダイスの中心軸角度のクランプ/アンクランプ機構について言及されていない。
【0007】
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、転造盤において、ロールダイスの中心軸角度のクランプ/アンクランプ機構を簡素化しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様は、
円柱状の被加工物を加圧しながら回転駆動されることによって前記被加工物に転造加工を施す円柱状のロールダイスと、
前記ロールダイスを回転可能に支持する支持機構と、
前記支持機構が固定され、前記ロールダイスの中心軸が前記ロールダイスの中心軸(CW)に対して非平行になるように旋回可能な旋回プレートと、
前記旋回プレートと積層されるスライドベースと、
前記旋回プレートを前記スライドベースに拘束させる拘束力を発生させるクランプ部と、
前記ロールダイスが前記被加工物を加圧するように前記スライドベースを加圧する加圧部とを備え、
前記クランプ部は、前記加圧部が前記スライドベースを反加圧方向に変位させることに伴って前記拘束力を低減させる機構を有している転造盤にある。
【発明の効果】
【0009】
前記一態様の転造盤においては、クランプ部によってロールダイスの中心軸角度を固定(クランプ)でき、加圧部を利用してロールダイスの中心軸角度の固定を解除(アンクランプ)できる。
【0010】
この構成により、前記一態様の転造盤によれば、ロールダイスの中心軸角度の固定を解除(アンクランプ)するための専用の機構を設ける場合と比較してクランプ/アンクランプ機構を簡素化できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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