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公開番号2025086007
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-06
出願番号2023199765
出願日2023-11-27
発明の名称情報処理装置、制御方法、プログラム及び記憶媒体
出願人パイオニア株式会社
代理人個人
主分類G06Q 30/02 20230101AFI20250530BHJP(計算;計数)
要約【課題】複合施設においてユーザが訪問した個別施設を推定することが可能な情報処理装置を提供する。
【解決手段】サーバ装置1は、個別施設リスト取得手段と、施設訪問履歴取得手段と、スコア算出手段と、推定手段と、を備える。個別施設リスト取得手段は、車両の駐車位置に対応する施設の個別施設リストを取得する。施設訪問履歴取得手段は、前記車両のユーザの施設訪問履歴を取得する。スコア算出手段は、前記個別施設リスト及び前記ユーザの施設訪問履歴に基づいて、前記個別施設リストに含まれる個別施設ごとに、前記ユーザが当該個別施設を訪問する確度を示すスコアを算出する。推定手段は、前記個別施設ごとのスコアの比較結果に基づいて、前記ユーザが今回訪問した個別施設を推定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
車両の駐車位置に対応する施設に存在する個別施設の個別施設リストを取得する個別施設リスト取得手段と、
前記車両のユーザの施設訪問履歴を取得する施設訪問履歴取得手段と、
前記個別施設リスト及び前記ユーザの施設訪問履歴に基づいて、前記個別施設リストに含まれる個別施設ごとに、前記ユーザが当該個別施設を訪問する確度を示すスコアを算出するスコア算出手段と、
前記個別施設ごとのスコアの比較結果に基づいて、前記ユーザが今回訪問した個別施設を推定する推定手段と、
を備える情報処理装置。
続きを表示（約 1,600 文字）【請求項２】
前記施設は、複数の個別施設を組み合わせた複合施設である請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項３】
前記車両から前記ユーザを含む外部風景を撮影した風景画像を取得する風景画像取得手段と、
前記風景画像から前記ユーザが向かった複合施設の入口を推定する入口推定手段と、を備え、
前記スコア算出手段は、前記入口から所定の範囲内にある個別施設のスコアに所定の重みを付与する請求項２に記載の情報処理装置。
【請求項４】
前記施設への前記ユーザの今回の訪問日時を取得する訪問日時取得手段を備え、
前記ユーザの施設訪問履歴は、施設への訪問日時を含み、
前記スコア算出手段は、前記ユーザの施設訪問履歴から今回の訪問日時と一致または類似する訪問日時の履歴を選択し、選択した履歴に基づいて、各個別施設の訪問スコアに所定の重みを付与する請求項２に記載の情報処理装置。
【請求項５】
前記車両の車内を撮影した車内画像を取得する車内画像取得手段と、
前記車内画像から前記車両の同乗者を推定する同乗者推定手段と、を備え、
前記ユーザの施設訪問履歴は、同乗者を含み、
前記スコア算出手段は、前記ユーザの施設訪問履歴から今回の同乗者と同じ同乗者を有する履歴を選択し、選択した履歴に基づいて、各個別施設の訪問スコアに所定の重みを付与する請求項２に記載の情報処理装置。
【請求項６】
前記車両の前記駐車位置における滞在時間を取得する滞在時間取得手段を備え、
前記ユーザの施設訪問履歴は、個別施設ごとの滞在時間を含み、
前記推定手段は、前記個別施設ごとのスコア及び前記滞在時間に基づき、１又は複数の個別施設を前記ユーザが今回訪問した個別施設として推定する請求項２に記載の情報処理装置。
【請求項７】
前記推定手段によって推定された個別施設を出力する出力手段と、
前記ユーザから推定された個別施設の正否を取得する正否取得手段と、を備え、
前記推定手段は、推定された個別施設が正解でない場合は、次の候補となる個別施設を更に推定し、推定された個別施設が正解である場合は、推定された個別施設をユーザが今回訪問した個別施設として確定する請求項２に記載の情報処理装置。
【請求項８】
情報処理装置が実行する制御方法であって、
車両の駐車位置に対応する施設に存在する個別施設の個別施設リストを取得する個別施設リスト取得工程と、
前記車両のユーザの施設訪問履歴を取得する施設訪問履歴取得工程と、
前記個別施設リスト及び前記ユーザの施設訪問履歴に基づいて、前記個別施設リストに含まれる個別施設ごとに、前記ユーザが当該個別施設を訪問する確度を示すスコアを算出するスコア算出工程と、
前記個別施設ごとのスコアの比較結果に基づいて、前記ユーザが今回訪問した個別施設を推定する推定工程と、
を有する制御方法。
【請求項９】
コンピュータが実行するプログラムであって、
車両の駐車位置に対応する施設に存在する個別施設の個別施設リストを取得する個別施設リスト取得手段と、
前記車両のユーザの施設訪問履歴を取得する施設訪問履歴取得手段と、
前記個別施設リスト及び前記ユーザの施設訪問履歴に基づいて、前記個別施設リストに含まれる個別施設ごとに、前記ユーザが当該個別施設を訪問する確度を示すスコアを算出するスコア算出手段と、
前記個別施設ごとのスコアの比較結果に基づいて、前記ユーザが今回訪問した個別施設を推定する推定手段としてコンピュータを機能させるプログラム。
【請求項１０】
請求項９に記載のプログラムを記憶したことを特徴とする記憶媒体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、複合施設内の訪問先を分析するシステムに関する。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
ユーザの行動分析を行い、ユーザに適した広告などを提供する技術が知られている。例えば、特許文献１には、駐車場の利用履歴からユーザが利用する施設の傾向を分析し、ユーザにとって有益な施設の情報を車載機器に表示する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１２－０６８０４１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、特許文献１の手法では、ユーザが複合施設の駐車場を利用した場合、複合施設内のどの店舗を訪問したかを特定することができない。そのため、特許文献１の手法では、複合施設の利用頻度が高いユーザほど、訪問傾向の分析精度が低下してしまう。
【０００５】
本発明は、上述した課題を鑑み、複合施設においてユーザが訪問した個別施設を推定することが可能な情報処理装置を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
請求項に記載の発明は、情報処理装置であって、
車両の駐車位置に対応する施設に存在する個別施設の個別施設リストを取得する個別施設リスト取得手段と、
前記車両のユーザの施設訪問履歴を取得する施設訪問履歴取得手段と、
前記個別施設リスト及び前記ユーザの施設訪問履歴に基づいて、前記個別施設リストに含まれる個別施設ごとに、前記ユーザが当該個別施設を訪問する確度を示すスコアを算出するスコア算出手段と、
前記個別施設ごとのスコアの比較結果に基づいて、前記ユーザが今回訪問した個別施設を推定する推定手段と、
を備える情報処理装置であることを特徴とする。
【０００７】
また、請求項に記載の発明は、情報処理装置が実行する制御方法であって、
車両の駐車位置に対応する施設に存在する個別施設の個別施設リストを取得する個別施設リスト取得工程と、
前記車両のユーザの施設訪問履歴を取得する施設訪問履歴取得工程と、
前記個別施設リスト及び前記ユーザの施設訪問履歴に基づいて、前記個別施設リストに含まれる個別施設ごとに、前記ユーザが当該個別施設を訪問する確度を示すスコアを算出するスコア算出工程と、
前記個別施設ごとのスコアの比較結果に基づいて、前記ユーザが今回訪問した個別施設を推定する推定工程と、
を有する制御方法であることを特徴とする。
【０００８】
また、請求項に記載の発明は、コンピュータが実行するプログラムであって、
車両の駐車位置に対応する施設に存在する個別施設の個別施設リストを取得する個別施設リスト取得手段と、
前記車両のユーザの施設訪問履歴を取得する施設訪問履歴取得手段と、
前記個別施設リスト及び前記ユーザの施設訪問履歴に基づいて、前記個別施設リストに含まれる個別施設ごとに、前記ユーザが当該個別施設を訪問する確度を示すスコアを算出するスコア算出手段と、
前記個別施設ごとのスコアの比較結果に基づいて、前記ユーザが今回訪問した個別施設を推定する推定手段としてコンピュータを機能させるプログラムである。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
実施例に係る訪問先分析システムの構成例を示す。
サーバ装置の概略構成の一例を示す。
車載機の概略構成の一例を示す。
訪問履歴の一例を示す。
複合施設内の個別施設配置図の一例を示す。
実施例に係る処理手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
本発明の１つの好適な実施形態では、情報処理装置は、車両の駐車位置に対応する施設に存在する個別施設の個別施設リストを取得する個別施設リスト取得手段と、前記車両のユーザの施設訪問履歴を取得する施設訪問履歴取得手段と、前記個別施設リスト及び前記ユーザの施設訪問履歴に基づいて、前記個別施設リストに含まれる個別施設ごとに、前記ユーザが当該個別施設を訪問する確度を示すスコアを算出するスコア算出手段と、前記個別施設ごとのスコアの比較結果に基づいて、前記ユーザが今回訪問した個別施設を推定する推定手段と、を備える。
（【００１１】以降は省略されています）

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