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公開番号
2025084404
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-03
出願番号
2023198287
出願日
2023-11-22
発明の名称
円筒部材の固定構造および鉄道車両
出願人
日本車輌製造株式会社
代理人
弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
主分類
B61D
37/00 20060101AFI20250527BHJP(鉄道)
要約
【課題】結合部の露出を防ぎ、かつ、ビス等の締結部品を支持部材に螺合する必要のない円筒部材の固定構造およびそのような固定構造を備える鉄道車両を提供すること。
【解決手段】支持部材52A,52Bは、円筒部材51に面する第1面524A,524Bから反対側の第2面525A,525Bまで貫通し、かつ、円筒部材51の軸方向の両端部の内の一端を挿入可能な貫通孔522a,522bを備え、固定部材53は、第2面525A,525Bの側から貫通孔522a,522bに挿入可能で、貫通孔522a,522bの内部で円筒部材51と連結する連結部532と、固定部材53が貫通孔522a,522bを通して第2面525A,525Bの側から第1面524A,524Bの側へ通り抜けないよう、第2面525A,525Bに当接してストッパとなる当接面531aと、を備えること。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
鉄道車両の室内に円筒部材を固定するための円筒部材の固定構造において、
前記室内の壁面に固定され、前記円筒部材を、前記円筒部材の軸方向の両端で支持する一対の支持部材と、
前記支持部材に前記円筒部材を固定するための固定部材と、
を備え、
前記支持部材は、
前記円筒部材に面する第1面から反対側の第2面まで貫通し、かつ、前記円筒部材の軸方向の両端部の内の一端を挿入可能な貫通孔を備え、
前記固定部材は、
前記第2面の側から前記貫通孔に挿入可能で、前記貫通孔の内部で前記円筒部材と連結する連結部と、
前記固定部材が前記貫通孔を通して前記第2面の側から前記第1面の側へ通り抜けないよう、前記第2面に当接してストッパとなる当接部と、
を備えること、
を特徴とする円筒部材の固定構造。
続きを表示(約 220 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の円筒部材の固定構造において、
前記固定部材は、
前記円筒部材の軸心を中心として前記連結部の外周側に、前記第2面の側から前記支持部材に挿し込むことで、前記軸心を中心とした前記固定部材の回転を防止するための凸部を備えること、
を特徴とする円筒部材の固定構造。
【請求項3】
請求項1または2に記載の円筒部材の固定構造を備えること、
を特徴とする鉄道車両。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、鉄道車両の室内に円筒部材を固定するための円筒部材の固定構造およびそのような固定構造を備える鉄道車両に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、鉄道車両の客室内に取り付けられる荷棚や握り棒、手すり、保護棒、つり手棒には、例えば、特許文献1に開示されるように円筒部材(特許文献1中の荷棚棒)が利用されている。この円筒部材は、客室内の壁面に固定される支持部材(特許文献1中の荷棚棒支持具)により支持されるようになっている。なお、支持部材には、樹脂部品、アルミ樹脂積層材、積層木材、メラミン化粧板等が用いられる。
【0003】
円筒部材は、支持部材に対して、例えば、図9に示すようにして固定される。図9は、従来技術に係る円筒部材の固定構造の一例を示す図である。
【0004】
円筒部材100の軸方向(図面の左右方向)の端部には、連結部材101が結合されている。連結部材101は、円筒部材100を挿入可能な円筒状の筒状部101aと、筒状部101aから半径方向に延伸されるフランジ部101bと、を備えている。
【0005】
筒状部101aには、外周側からステンレス製のビス102が挿通されており、当該ビス102は、筒状部101aに挿入された円筒部材100に螺合されている。このようにビス102が円筒部材100に螺合されることで、円筒部材100と連結部材101とが結合されている。
【0006】
さらに、連結部材101のフランジ部101bには、支持部材103の側とは反対側からステンレス製のビス104が挿通され、当該ビス104は支持部材103に螺合されている。これにより連結部材101と支持部材103とが結合されている。以上のように、円筒部材100と連結部材101との結合、連結部材101と支持部材103との結合が行われることで、円筒部材100は、連結部材101を介して支持部材103に支持されるようになっている。なお、以上の円筒部材100の固定構造は、円筒部材100の軸方向の両端部のうちの一端について説明しているが、他端の側も同様である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2018-70026号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上記したようにビス102,104を用いて円筒部材100を支持部材103に固定した場合、ビス102,104により各部材を連結している箇所(結合部)が露出しているため、ビス102,104の頭に乗客の荷物や衣服がひっかかるおそれがある。また、結合部が露出していると意匠性の低下が懸念される。さらに、支持部材103には、樹脂部品、アルミ樹脂積層材、積層木材、メラミン化粧板、等が用いられるところ、材料強度が、ビス102,104の材料強度よりも低いため、螺合の際に、支持部材103に亀裂が入り、外観不良となるおそれがある。
【0009】
本発明は、上記問題点を解決するためのものであり、結合部の露出を防ぎ、かつ、ビス等の締結部品を支持部材に螺合する必要のない円筒部材の固定構造およびそのような固定構造を備える鉄道車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、本発明の円筒部材の固定構造または鉄道車両は、次のような構成を有している。
(【0011】以降は省略されています)
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