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公開番号2025083788
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-02
出願番号2023197372
出願日2023-11-21
発明の名称棟構造、棟部材及び棟の施工方法
出願人ケイミュー株式会社
代理人弁理士法人北斗特許事務所
主分類E04D 3/40 20060101AFI20250526BHJP(建築物)
要約【課題】施工性の良い棟構造、棟部材及び棟の施工方法を提供する
【解決手段】棟1をはさんで両側に設けられた屋根材5と、前記棟1及びその両側の前記屋根材5上に固定されたベース材8と、前記ベース材8に取り付けられ、前記棟1及び前記両側の前記屋根材5を覆うカバー材9と、を備え、前記カバー材9は、断面逆V字状をなし、その屈曲部9Bのなす内角βが前記棟1のなす内角αの角度よりも小さく、前記屈曲部9Bと前記棟1との間にスペース10が形成されている、棟構造。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
棟をはさんで両側に設けられた屋根材と、
前記棟及びその両側の前記屋根材上に固定されたベース材と、
前記ベース材に取り付けられ、前記棟及び前記両側の前記屋根材を覆うカバー材と、を備え、
前記カバー材は、断面逆V字状をなし、その屈曲部のなす内角が前記両側の前記屋根材のなす角度よりも小さく、前記屈曲部と前記棟との間にスペースが形成されている、棟構造。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
請求項1において、
前記ベース材は、断面逆V字状をなし、前記屋根材上に固定された固定部と、固定部の軒側端部に設けられて前記カバー材が取り付けられる一対の被取付部と、を有し、
各前記被取付部は、前記固定部から軒側に行くほど上方に延びる傾斜片と、傾斜片の軒側端から前記屋根材の上面に沿って延びる被取付片と、を有し、
前記カバー材は、断面逆V字状のカバー材本体と、該カバー材本体の軒側端から該カバー材本体の裏側において棟側に折り返され、前記被取付片に取り付けられる一対の取付片と、を有する、棟構造。
【請求項3】
請求項2において、
前記ベース材の裏側において一方側の前記屋根材から前記棟及び他方側の前記屋根材に亘って設けられた防水材をさらに備え、
前記防水材は、前記固定部の軒側まで延びている、棟構造。
【請求項4】
請求項1において、
前記ベース材は、前記棟に沿って延びる長尺部材である、棟構造。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の棟構造の前記ベース材及び前記カバー材を備えた棟部材。
【請求項6】
請求項1の棟構造を施工する方法であって、
前記ベース材を、前記棟の両側の前記屋根材上に固定する工程と、
一方側の前記屋根材上にある前記ベース材の軒側端部に、前記カバー材の一方側の端部を取り付ける工程と、
前記カバー材の一方側の端部が前記ベース材の軒側端部に取り付けられた状態で、前記カバー材の屈曲部を他方側の前記屋根材側に押さえ付ける工程と、
前記カバー材の他方側の端部が、他方側の前記屋根材上にある前記ベース材の軒側端を超えた状態で、前記カバー材の復元力により、前記ベース材の軒側端部に取り付けられる工程と、を含む、
棟の施工方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、屋根の棟構造、当該棟構造に用いられる棟部材及び棟の施工方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、棟に沿って樋溝が凹設された捨て水切板を棟に取り付け、棟をはさんで両側に配設した各屋根板をその棟側端部が捨て水切板の樋溝上に位置するように取り付け、この棟をはさんで配設した屋根材の棟側端部の上面間に渡って防水材を張ると共に防水材の上側からこの屋根材の棟側端部の上面間に渡って棟包みを取り付けて成る棟の構造が開示されている。
【0003】
具体的には、棟の延びる方向に沿って固定された長尺の防水材の上側に、断面逆V字状の固定金具が屋根面に沿って設置され、同じく断面逆V字状の棟包みが、その軒側端部の係止片が固定金具の軒側端部の係止受け片に係止することにより固定されている。
【0004】
これら固定金具と棟包みとは、棟の両側の屋根面のなす角度と同角の内角で形成されている。棟包みを固定する際は、その一方側の軒側の係止片を固定金具の一方の係止受け片に係止し、続いて、棟包みを固定金具に被せるように他方の係止片を他方の係止受け片の上方から下して係止させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実開昭63-5124号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1の棟構造では、棟包みの他方の係止片を、固定金具の他方の係止受け片の上方から下して係止させる際に、形状によっては嵌りにくい場合があり、施工に手間がかかるという課題がある。
【0007】
本発明の目的は、施工性の良い棟構造、棟部材及び棟の施工方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る棟構造は、棟をはさんで両側に設けられた屋根材と、前記棟及びその両側の前記屋根材上に固定されたベース材と、前記ベース材に取り付けられ、前記棟及び前記両側の前記屋根材を覆うカバー材と、を備え、前記カバー材は、断面逆V字状をなし、その屈曲部のなす内角が前記両側の前記屋根材のなす角度よりも小さく、前記屈曲部と前記棟との間にスペースが形成されている。
【0009】
本発明に係る棟部材は、前記棟構造の前記ベース材及び前記カバー材を備える。
【0010】
本発明に係る棟の施工方法は、前記棟構造を施工する方法であって、前記ベース材を、前記棟の両側の前記屋根材上に固定する工程と、一方側の前記屋根材上にある前記ベース材の軒側端部に、前記カバー材の一方側の端部を取り付ける工程と、前記カバー材の一方側の端部が前記ベース材の軒側端部に取り付けられた状態で、前記カバー材の屈曲部を他方側の前記屋根材側に押さえ付ける工程と、前記カバー材の他方側の端部が、他方側の前記屋根材上にある前記ベース材の軒側端を超えた状態で、前記カバー材の復元力により、前記ベース材の軒側端部に取り付けられる工程と、を含む。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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