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公開番号
2025083098
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-30
出願番号
2023196780
出願日
2023-11-20
発明の名称
衝撃吸収床材
出願人
TOPPANホールディングス株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
E04F
15/16 20060101AFI20250523BHJP(建築物)
要約
【課題】防滑性に優れると共に、キャスタ付きの重量物を容易に移動できる衝撃吸収床材を提供する。
【解決手段】表面側に配設される床上材11と、床面側に配置されて床上材11よりも軟質材料からなる床下地材12と、床上材11と床下地材12との間に配設される中間材13とを備えている衝撃吸収床材10において、日本工業規格「JIS A 1454」にて規定される滑り抵抗係数(C.S.R)が、0.3以上0.5以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
表面側に配設される床上材と、
床面側に配設されて前記床上材よりも軟質材料からなる床下地材と、
前記床上材と前記床下地材との間に配設される中間材と
を備えている衝撃吸収床材において、
日本工業規格「JIS A 1454」にて規定される滑り抵抗係数(C.S.R)が、0.3以上0.5以下である
ことを特徴とする衝撃吸収床材。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
前記床上材は、表面に凸形状のエンボスが複数形成され、
前記エンボスは、平面視で正方形状をなし、高さが10μm以上100μm以下、幅が15μm以上300μm以下、隣り合う間隔が50μm以上1200μm以下である
ことを特徴とする請求項1に記載の衝撃吸収床材。
【請求項3】
前記床上材は、厚さが、0.1mm以上5mm以下である
ことを特徴とする請求項1に記載の衝撃吸収床材。
【請求項4】
前記中間材は、単位幅における曲げ剛性が、10Nm
2
以上100Nm
2
以下である
ことを特徴とする請求項1に記載の衝撃吸収床材。
【請求項5】
前記中間材は、厚さが、2mm以上8mm以下である
ことを特徴とする請求項1に記載の衝撃吸収床材。
【請求項6】
前記中間材は、樹脂材料と無機フィラとを混合した樹脂基材からなる
ことを特徴とする請求項1に記載の衝撃吸収床材。
【請求項7】
前記中間材は、前記無機フィラを30質量%以上85質量%以下で含有している
ことを特徴とする請求項6に記載の衝撃吸収床材。
【請求項8】
前記床下地材は、アスカーC硬度が、20以上60以下である
ことを特徴とする請求項1に記載の衝撃吸収床材。
【請求項9】
前記床下地材は、厚さが、4mm以上15mm以下である
ことを特徴とする請求項1に記載の衝撃吸収床材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、衝撃吸収床材に関し、特に、転倒等による骨折のリスクの低減に有効なものである。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、高齢者の転倒骨折が社会問題化しており、高齢者が要介護となる要因の10%を転倒骨折が占めている。転倒による骨折箇所は、年代によって大きく異なり、60歳代以降になると大腿骨骨折のリスクが急増している。大腿骨骨折は、入院治療が必要となり、歩行できない状態が長期間続くため、寝たきり状態や認知症等の要介護状態の原因となる事例が多い。
【0003】
そのため、例えば、下記特許文献1,2においては、転倒したときの衝撃を吸収することにより、骨折のリスクを低減させる床材を提案している。この特許文献1,2で提案されている床材においては、木製の硬質な表面材の裏面側に樹脂やゴムの発泡体の軟質層を積層することにより、衝撃吸収性を発現できるようにしている。
【0004】
しかしながら、上述した特許文献1,2等で提案されている床材は、軟質層を有して衝撃を吸収するようにしていることから、電動式介護用ベッドや配膳車等のようなキャスタ付きの重量物を移動させるときに、キャスタが軟質層に沈み込んでしまい易く、移動に大きな力が必要であったり、軟質層が潰れてへこみを生じてしまったりする場合があった。
【0005】
そこで、本発明者らは、鋭意検討した結果、従来の軟質層上に、一定割合の無機フィラを含有する樹脂製の中間材の層を設けることにより、衝撃吸収性を有しながらも耐荷重性に関する問題を改善できることを見出した(下記特許文献3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第3600726号公報
特許第5244927号公報
特開2022-156607号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、骨折のリスクを低減する床材においては、衝撃吸収性に加えて防滑性も重要となる。床材の防滑性は、日本工業規格「JIS A 1454(高分子系張り床材試験方法)」にて規定された滑り抵抗係数(C.S.R)で示すことができ、歩行を想定した滑り難さの基準値として評価することができる。
【0008】
そのため、防滑性を高めようとしてC.S.Rを大きくすると、前述したようなキャスタ付きの重量物を移動させるときに、滑り抵抗が大きいことから、移動し辛くなってしまう場合があった。
【0009】
このようなことから、本発明は、防滑性に優れると共に、キャスタ付きの重量物を容易に移動できる衝撃吸収床材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前述した課題を解決するための、本発明に係る衝撃吸収床材は、表面側に配設される床上材と、床面側に配設されて前記床上材よりも軟質材料からなる床下地材と、前記床上材と前記床下地材との間に配設される中間材とを備えている衝撃吸収床材において、日本工業規格「JIS A 1454」にて規定される滑り抵抗係数(C.S.R)が、0.3以上0.5以下であることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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