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公開番号2025082460
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-29
出願番号2023195793
出願日2023-11-17
発明の名称紙製品用包装体
出願人日本製紙クレシア株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B65D 83/08 20060101AFI20250522BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】紙製品、特に積層した薄葉紙等の紙製品を被包装物とする場合であっても、包装しやすく操業性に優れ、包装後における紙製品及び包装体の美粧性も良好である紙製品用包装体を提供する。
【解決手段】チューブ型フィルムの包装基材で、紙製品が覆われ、シール部により紙製品が封止されている、紙製品用包装体であって、包装基材による包装形態が、ガゼット包装であり、包装基材の厚さが22μm以上122μm以下であり、紙製品が、2プライのローション加工されていないティシューペーパーを積層したティシュー積層体であり、ティシュー積層体の質量が50g以上450g以下、密度が0.10g/cm3以上0.24g/cm3以下であり、包装基材とティシューペーパーの動摩擦係数が0.14以上0.24以下であることを特徴とする、紙製品用包装体を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
チューブ型フィルムの包装基材で、紙製品が覆われ、シール部により前記紙製品が封止されている、紙製品用包装体であって、
前記包装基材による包装形態が、ガゼット包装であり、
前記包装基材の厚さが22μm以上122μm以下であり、
前記紙製品が、2プライのローション加工されていないティシューペーパーを積層したティシュー積層体であり、
前記ティシュー積層体の質量が50g以上450g以下、密度が0.10g/cm

以上0.24g/cm

以下であり、
前記包装基材と前記ティシューペーパーの動摩擦係数が0.14以上0.24以下であることを特徴とする、紙製品用包装体。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
前記包装基材の坪量が、20g/m

以上110g/m

以下であることを特徴とする、請求項1に記載の紙製品用包装体。
【請求項3】
前記包装基材と前記ティシューペーパーの静摩擦係数が0.20以上0.30以下であることを特徴とする、請求項1に記載の紙製品用包装体。
【請求項4】
前記包装基材は、乳白ポリエチレンフィルムの層を含む三層構造であり、最内層に前記乳白ポリエチレンフィルムの層を有することを特徴とする、請求項1に記載の紙製品用包装体。
【請求項5】
(前記包装基材の周長/前記ティシュー積層体の周長)×100(%)が101%以上113%以下である、請求項1に記載の紙製品用包装体。
【請求項6】
前記ティシューペーパーの紙厚が0.70mm/10枚以上1.08mm/10枚以下であることを特徴とする、請求項1に記載の紙製品用包装体。
【請求項7】
前記ティシューペーパーの1プライ当たりの坪量が10g/m

以上18g/m

以下であることを特徴とする、請求項1に記載の紙製品用包装体。
【請求項8】
前記ティシュー積層体の高さが28mm以上220mm以下であることを特徴とする、請求項1に記載の紙製品用包装体。
【請求項9】
((前記包装基材と前記ティシューペーパーの静摩擦係数)×(前記ティシュー積層体の底面積当たりにおける前記ティシュー積層体の質量)×100)で算出される値が0.07以上0.70以下であることを特徴とする、請求項1に記載の紙製品用包装体。
【請求項10】
((前記包装基材と前記ティシューペーパーの動摩擦係数)×(前記ティシュー積層体の底面積当たりにおける前記ティシュー積層体の質量)×100)で算出される値が0.05以上0.55以下であることを特徴とする、請求項1に記載の紙製品用包装体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、紙製品、特に薄葉紙等の紙製品を包装するのに好適な紙製品用包装体に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、トイレットペーパー、キッチンペーパー等のロール状の紙製品や、ティシューペーパー、ワイパー等の積層した紙製品を被包装物として収容する包装体が知られている。
【0003】
その中でも、積層したティシューペーパーを被包装物とする包装体は、従来は紙製の箱型カートンで包装したものが多かったが、近年は持ち運びのしやすさから、カートンではなくフィルムで包装した、いわゆるソフトパックのティシューも販売されている。
【0004】
特に、高級品のローションティシューペーパーをフィルム包装したものとしては、キャラメル包装で包装した製品が販売されており、同様に持ち運びに便利である。
【0005】
キャラメル包装は、包装体の形態(見た目)が良好である。一方で、キャラメル包装は、包装体の形態が良好であるが、包装が難しい。
具体的には、薄葉紙の積層体の高さがある程度一定にならないと、包装時のヒートシールが安定しない。そのため、薄葉紙原反の上巻と下巻では積層体の高さが異なり、原反によって包装時に不良品が発生しやすくなることが多かった。
【0006】
また、別の包装形態であるピロー包装は、包装が容易であるが、包装体の形態に劣る。
なお、フィルム包装においては、チューブ型フィルムを用いた場合、包装体の形態が良好となるが、チューブ型フィルムに積層体を挿入する際、積層体の上部や下部がフィルムと接触して、めくれて不良品になる場合がある。
【0007】
キャラメル包装による薄葉紙の包装体として、例えば、特許文献1には、複数枚の保湿性シートが積層されたシート積層体と、シート積層体を包装する包装袋とを有し、シート積層体が積層方向に圧縮率50%以上80%以下で圧縮された状態で包装袋に収容されている、シート包装体が開示されている。また、シート積層体がキャラメル包装されている旨も記載されている。
【0008】
一方、ピロー包装による薄葉紙の包装体として、例えば、特許文献2には、積層された複数枚のシートが収容され、長手方向の両端に一対のシール部を有するピロー包装袋と、ピロー包装袋の上面に形成され、ピロー包装袋の長手方向に延びる取出口と、を有し、ピロー包装袋は、紙成分を含む紙層と、紙層の少なくともいずれか一方の面に設けられた熱可塑性樹脂を含む樹脂層と、を有し、紙成分の比率が50%以上であり、シートのプライ数が1プライのとき、上面の長手方向における一対のシール部間の距離に対して、取出口の長さが80%以上100%以下であり、シートのプライ数が2プライ以上のとき、上面の長手方向における一対のシール部間の距離に対して、取出口の長さが70%以上90%以下である、シート包装体が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2021-113085号公報
特開2022-115638号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
紙製品、特に積層した薄葉紙(以下、クリップとも称する)等の紙製品を被包装物とする場合、操業時、フィルムとシートの間に摩擦が起きることによって、包装体に被包装体を挿入しづらくなり、操業性に劣ってしまう。
また、摩擦が起きることによって、クリップが折れ曲がって、しわになる等して美粧性が悪くなる。逆に摩擦がなく滑りすぎても、クリップがフィルムの中で安定せず動いてしまうため、クリップが折れ曲がって、しわになるなどして美粧性が悪くなる。
(【0011】以降は省略されています)

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