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公開番号2025081016
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-27
出願番号2023194487
出願日2023-11-15
発明の名称部屋構造及びモバイルユニット
出願人ミサワホーム株式会社
代理人個人
主分類E04H 1/12 20060101AFI20250520BHJP(建築物)
要約【課題】部屋の中にベッドが設置されていても生活空間が狭くなりにくくする。
【解決手段】部屋構造であって、部屋の二方に設けられて平行する一対の側壁14,15と、一対の側壁14,15の内壁面にそれぞれ固定されたベッド支持部25と、一対のベッド支持部25に架け渡されて支持されるベッド26と、を有しており、ベッド26は、当該ベッド26が一対のベッド支持部25に架け渡される方向と平面視において直交する方向に並べられて隣接する複数のベッド板27,28を備えている。これにより、複数のベッド板27,28を積層させたり、複数のベッド板27,28を一対のベッド支持部25から取り外したりすることで、ベッド26が部屋を占有する寸法を抑えることができるので、部屋の中にベッドが設置されていても生活空間が狭くなりにくい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
部屋の二方に設けられて平行する一対の側壁と、
一対の前記側壁の内壁面にそれぞれ固定されたベッド支持部と、
一対の前記ベッド支持部に架け渡されて支持されるベッドと、を有しており、
前記ベッドは、当該ベッドが一対の前記ベッド支持部に架け渡される方向と平面視において直交する方向に並べられて隣接する複数のベッド板を備えていることを特徴とする部屋構造。
続きを表示（約 930 文字）【請求項２】
請求項１に記載の部屋構造において、
一対の前記側壁と、当該一対の前記側壁との間に位置する他の側壁と、を含み、前記部屋の三方に設けられて平面視コ字状に隣接する三方の前記側壁と、
一対の前記ベッド支持部と、当該一対の前記ベッド支持部との間に位置する他のベッド支持部と、を含み、三方の前記側壁の内壁面にそれぞれ固定された三方の前記ベッド支持部と、を有しており、
複数の前記ベッド板のうち、一つの前記ベッド板は、三方の前記ベッド支持部に架け渡されていて、他の前記ベッド板は、一対の前記ベッド支持部に架け渡されていることを特徴とする部屋構造。
【請求項３】
請求項１に記載の部屋構造において、
前記ベッドは、複数の前記ベッド板のうち、隣接する一方の前記ベッド板における他端部と、隣接する他方の前記ベッド板における一端部とを着脱自在に連結する連結手段を更に備えていることを特徴とする部屋構造。
【請求項４】
請求項１に記載の部屋構造において、
一対の前記ベッド支持部の上面には凸部がそれぞれ設けられ、
複数の前記ベッド板のうち、少なくとも一つの前記ベッド板における架け渡し方向の両端部の下面には、前記凸部が差し込まれる差込穴が形成されていることを特徴とする部屋構造。
【請求項５】
請求項１に記載の部屋構造において、
前記ベッド支持部は、前記側壁の内壁面に固定された枠体と、前記枠体の表面に貼り付けられた有孔ボードと、を有していることを特徴とする部屋構造。
【請求項６】
請求項１に記載の部屋構造において、
前記部屋の床上に設けられ、底面にキャスターが設けられた複数の可動ベンチを更に備えており、
複数の前記可動ベンチは、前記ベッド２６の下方に寄せ集められて下段ベッドを構成することを特徴とする部屋構造。
【請求項７】
請求項１から６のいずれか一項に記載の部屋構造は、台車に載せられて自動車によって搬送され、かつ、箱状に形成されたモバイルユニットの内部空間であることを特徴とするモバイルユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、部屋構造及びモバイルユニットに関する。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、簡易的に移設や設置が可能なモバイルユニットについては、コンテナハウスやトレーラーハウス、キャンピングカー等として広く知られている。また、モバイルユニットは、住居や店舗、事務所として常設されたり、仮設の宿泊施設として利用されたり、自然災害時における仮設住宅としても利用されるなど、近年、需要が高まっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開平１０－３０５７５１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ところで、モバイルユニットを居住や宿泊の目的で利用する場合はベッドの設置が想定されるが、ベッドは場所を取るため、その分、生活空間が狭くなってしまうという問題がある。また、このような問題は、モバイルユニットだけでなく、空間の広さに制限のある部屋でも共通して生じ得る。
【０００５】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、部屋の中にベッドが設置されていても生活空間が狭くなりにくくすることである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
請求項１に記載の発明は、例えば図１～図７に示すように、部屋構造であって、
部屋の二方に設けられて平行する一対の側壁１４，１５と、
一対の前記側壁１４，１５の内壁面にそれぞれ固定されたベッド支持部２５と、
一対の前記ベッド支持部２５に架け渡されて支持されるベッド２６と、を有しており、
前記ベッド２６は、当該ベッド２６が一対の前記ベッド支持部２５に架け渡される方向と平面視において直交する方向に並べられて隣接する複数のベッド板２７，２８を備えていることを特徴とする。
【０００７】
請求項１に記載の発明によれば、ベッド２６は、当該ベッド２６が一対のベッド支持部２５に架け渡される方向と平面視において直交する方向に並べられて隣接する複数のベッド板２７，２８を備えているので、複数のベッド板２７，２８を積層させたり、複数のベッド板２７，２８を一対のベッド支持部２５から取り外したりすることで、ベッド２６が部屋を占有する寸法を抑えることができるので、部屋の中にベッド２６が設置されていても生活空間が狭くなりにくい。
【０００８】
請求項２に記載の発明は、例えば図１～図７に示すように、請求項１に記載の部屋構造において、
一対の前記側壁１４，１５と、当該一対の前記側壁１４，１５との間に位置する他の側壁１３と、を含み、前記部屋の三方に設けられて平面視コ字状に隣接する三方の前記側壁１３，１４，１５と、
一対の前記ベッド支持部２５と、当該一対の前記ベッド支持部２５との間に位置する他のベッド支持部２５と、を含み、三方の前記側壁１３，１４，１５の内壁面にそれぞれ固定された三方の前記ベッド支持部２５と、を有しており、
複数の前記ベッド板２７，２８のうち、一つの前記ベッド板２７は、三方の前記ベッド支持部２５に架け渡されていて、他の前記ベッド板２８は、一対の前記ベッド支持部２５に架け渡されていることを特徴とする。
【０００９】
請求項２に記載の発明によれば、複数のベッド板２７，２８のうち、一つのベッド板２７は、三方のベッド支持部２５に架け渡されていて、他のベッド板２８は、一対のベッド支持部２５に架け渡されているので、他のベッド板２８を一対のベッド支持部２５から取り除いたり、一つのベッド板２７を三方のベッド支持部２５から取り除いたりすることができる。これにより、他のベッド板２８を一つのベッド板２７の上に積層したり、複数のベッド板２７，２８の双方を三方のベッド支持部２５から取り外したりすることで、ベッド２６が部屋の中央側に張り出す寸法を抑えることができるので、部屋の中にベッド２６が設置されていても生活空間が狭くなりにくい。
【００１０】
請求項３に記載の発明は、例えば図７等に示すように、請求項１に記載の部屋構造において、
前記ベッド２６は、複数の前記ベッド板２７，２８のうち、隣接する一方の前記ベッド板２７における他端部と、隣接する他方の前記ベッド板２８における一端部とを着脱自在に連結する連結手段（凹溝部２７ａ、凸条部２８ａ）を更に備えていることを特徴とする。
（【００１１】以降は省略されています）

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