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公開番号2025079605
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-22
出願番号2023192392
出願日2023-11-10
発明の名称金属容器の製造方法及び金属容器
出願人東洋製罐株式会社
代理人弁理士法人RYUKA国際特許事務所
主分類B41M 1/40 20060101AFI20250515BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【解決手段】本発明の第1の態様においては、開口部と側壁部と底部とを有する容器本体の少なくとも一部を覆う樹脂フィルム層の表面の少なくとも一部に、第1の放射線硬化型樹脂層を形成する第1の放射線硬化型樹脂層形成工程と、樹脂フィルム層及び第1の放射線硬化型樹脂層の少なくともいずれかの表面の少なくとも一部を改質させる表面改質処理を施す表面改質処理工程と、を備える金属容器の製造方法を提供する。本発明の第2の態様においては、開口部と側壁部と底部とを有する容器本体と、容器本体の少なくとも一部を覆う樹脂フィルム層と、樹脂フィルム層の表面の少なくとも一部に形成された第1の放射線硬化型樹脂層と、を備え、樹脂フィルム層の表面の表面自由エネルギーが、44mN/m以上であるか、又は、第1の放射線硬化型樹脂層の表面の表面自由エネルギーが、20mN/m以上であるかの少なくともいずれかである、金属容器を提供する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
開口部と側壁部と底部とを有する容器本体の少なくとも一部を覆う樹脂フィルム層の表面の少なくとも一部に、第1の放射線硬化型樹脂層を形成する第1の放射線硬化型樹脂層形成工程と、
前記樹脂フィルム層及び前記第1の放射線硬化型樹脂層の少なくともいずれかの表面の少なくとも一部を改質させる表面改質処理を施す表面改質処理工程と、
を備える金属容器の製造方法。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記表面改質処理は、前記樹脂フィルム層及び前記第1の放射線硬化型樹脂層の少なくともいずれかの表面の少なくとも一部に火炎を接触させて前記表面を改質させるフレーム処理を含む、
請求項1に記載の金属容器の製造方法。
【請求項3】
前記表面改質処理工程は、前記第1の放射線硬化型樹脂層形成工程の前に、前記樹脂フィルム層の表面の少なくとも一部に前記表面改質処理を施す樹脂フィルム層改質処理工程を含む、
請求項1に記載の金属容器の製造方法。
【請求項4】
前記樹脂フィルム層改質処理工程の後の前記樹脂フィルム層の表面の表面自由エネルギーが、44mN/m以上60mN/m未満である、
請求項3に記載の金属容器の製造方法。
【請求項5】
前記樹脂フィルム層改質処理工程は、前記樹脂フィルム層の表面の少なくとも一部に火炎を接触させて前記表面を改質させるフレーム処理を含み、
前記火炎の発生に用いる燃料ガスと燃焼空気との比が、1:10~1:30である、
請求項3に記載の金属容器の製造方法。
【請求項6】
前記樹脂フィルム層改質処理工程は、
前記樹脂フィルム層の表面の少なくとも一部に前記火炎が接触される処理時間に応じ、前記火炎の発生に用いる前記燃料ガスと前記燃焼空気の量、及び/又は、前記燃料ガスと前記燃焼空気との比を調整する、
請求項5に記載の金属容器の製造方法。
【請求項7】
前記第1の放射線硬化型樹脂層形成工程は、版式印刷又はインクジェット印刷により、前記樹脂フィルム層改質処理工程の後の前記樹脂フィルム層の表面の少なくとも一部に第1の放射線硬化型樹脂を塗布する工程を含む、
請求項3に記載の金属容器の製造方法。
【請求項8】
前記表面改質処理工程は、前記第1の放射線硬化型樹脂層形成工程の後に、前記第1の放射線硬化型樹脂層の表面の少なくとも一部に前記表面改質処理を施す第1の放射線硬化型樹脂層改質処理工程を含む、
請求項1に記載の金属容器の製造方法。
【請求項9】
前記第1の放射線硬化型樹脂層改質処理工程の後の前記第1の放射線硬化型樹脂層の表面の表面自由エネルギーが、20mN/m以上である、
請求項8に記載の金属容器の製造方法。
【請求項10】
前記第1の放射線硬化型樹脂層形成工程は、版式印刷又はインクジェット印刷により、前記樹脂フィルム層の表面の少なくとも一部に第1の放射線硬化型樹脂を塗布する第1の放射線硬化型樹脂塗布工程を含む、
請求項8に記載の金属容器の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、金属容器の製造方法及び金属容器に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、「上部が開口している中空形状を有しており、上端内径が下端外径よりも大きくなるように内径若しくは外径が下方に向かって縮径している形状の胴部と、該胴部の下端に曲率部を介して連なっている接地部を備えた底部とを有するスタック性金属カップにおいて、スタック状態において、下部の金属カップの胴部内径と上部の金属カップの胴部外径との間に0.5mm以上の隙間tが形成されるように、前記胴部の水平面に対する角が85~90度の範囲にある領域Pと、該角が領域Pよりも小さい範囲にある領域Qとが、高さ方向に交互に連続していることを特徴とするスタック性金属カップ」と記載されている。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開2023-46747号公報
【発明の概要】
【0003】
本発明の第1の態様においては、第1の放射線硬化型樹脂層形成工程と、表面改質処理工程と、を備える金属容器の製造方法を提供する。第1の放射線硬化型樹脂層形成工程では、開口部と側壁部と底部とを有する容器本体の少なくとも一部を覆う樹脂フィルム層の表面の少なくとも一部に、第1の放射線硬化型樹脂層を形成する。表面改質処理工程では、樹脂フィルム層及び第1の放射線硬化型樹脂層の少なくともいずれかの表面の少なくとも一部を改質させる表面改質処理を施す。
【0004】
表面改質処理は、樹脂フィルム層及び第1の放射線硬化型樹脂層の少なくともいずれかの表面の少なくとも一部に火炎を接触させて表面を改質させるフレーム処理を含んでよい。
【0005】
表面改質処理工程は、樹脂フィルム層改質処理工程を含んでよい。樹脂フィルム層改質処理工程は、第1の放射線硬化型樹脂層形成工程の前に、樹脂フィルム層の表面の少なくとも一部に表面改質処理を施してよい。
【0006】
樹脂フィルム層改質処理工程の後の樹脂フィルム層の表面の表面自由エネルギーが、44mN/m以上60mN/m未満であってよい。
【0007】
樹脂フィルム層改質処理工程は、樹脂フィルム層の表面の少なくとも一部に火炎を接触させて表面を改質させるフレーム処理を含んでよい。火炎の発生に用いる燃料ガスと燃焼空気との比が、1:10~1:30であってよい。
【0008】
樹脂フィルム層改質処理工程は、樹脂フィルム層の表面の少なくとも一部に火炎が接触される処理時間に応じ、火炎の発生に用いる燃料ガスと燃焼空気の量、及び/又は、燃料ガスと燃焼空気との比を調整してよい。
【0009】
第1の放射線硬化型樹脂層形成工程は、第1の放射線硬化型樹脂を塗布する工程を含んでよい。第1の放射線硬化型樹脂を塗布する工程は、版式印刷又はインクジェット印刷により、樹脂フィルム層改質処理工程の後の樹脂フィルム層の表面の少なくとも一部に第1の放射線硬化型樹脂を塗布してよい。
【0010】
表面改質処理工程は、第1の放射線硬化型樹脂層改質処理工程を含んでよい。第1の放射線硬化型樹脂層改質処理工程は、第1の放射線硬化型樹脂層形成工程の後に、第1の放射線硬化型樹脂層の表面の少なくとも一部に表面改質処理を施してよい。
(【0011】以降は省略されています)

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