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公開番号2025078838
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-20
出願番号2025037260,2023085688
出願日2025-03-10,2022-09-30
発明の名称ビールテイスト飲料
出願人サッポロビール株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C12G 3/04 20190101AFI20250513BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】モルティ感に優れたビールテイスト飲料を提供すること。
【解決手段】アルコール度数が6.0v/v%以上25.0v/v%以下であり、ジメチルスルフィドの含有量が12μg/L以上である、ビールテイスト飲料。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
アルコール度数を10.0v/v%以上25.0v/v%以下に調整すること、
ジメチルスルフィドの含有量を12μg/L以上に調整すること、及び、
原麦汁エキスを20w/w%以上に調整することを含む、
ビールテイスト飲料の製造方法(ただし、原料液を酵母で発酵させる発酵工程を少なくとも含み、発酵工程において、発酵液を流動させながら、かつ発酵液に通気を行いながら酵母による発酵を行う、高濃度醸造によるビールテイスト飲料の製造方法を除く。)。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記原麦汁エキスが25w/w%以上に調整される、請求項1に記載の製造方法。
【請求項3】
前記原麦汁エキスが30w/w%以上に調整される、請求項2に記載の製造方法。
【請求項4】
麦芽使用比率を50.0w/w%以上100.0w/w%以下に調整することをさらに含む、請求項1に記載の製造方法。
【請求項5】
前記ジメチルスルフィドの含有量が24μg/L以上に調整される、請求項1に記載の製造方法。
【請求項6】
アルコール度数を10.0v/v%以上25.0v/v%以下に調整すること、
ジメチルスルフィドの含有量を12μg/L以上に調整すること、及び、
原麦汁エキスを20w/w%以上に調整することを含む、
ビールテイスト飲料(ただし、原料液を酵母で発酵させる発酵工程を少なくとも含み、発酵工程において、発酵液を流動させながら、かつ発酵液に通気を行いながら酵母による発酵を行う、高濃度醸造によるビールテイスト飲料の製造方法により製造されたビールテイスト飲料を除く。)のモルティ感を向上させる方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ビールテイスト飲料に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
ビールテイスト飲料の香味改善を目的として、様々な技術手段が提案されている。例えば、特許文献1には、ジメチルスルフィドを含む飲料において、2-エチル-3-メチルピラジンの濃度を0.1ppb以上に調整する工程を含む、ジメチルスルフィド臭のマスキング方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-117258号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1において、ジメチルスルフィドの臭気はマスキングの対象とされている。このようにジメチルスルフィドは、ビールテイスト飲料の香味に対して悪影響を及ぼす成分であると考えられてきた。
【0005】
しかし、本発明者らの検討の結果、アルコール度数が特定の範囲内であるビールテイスト飲料に対してジメチルスルフィドを含有させると、モルティ感が向上することが明らかとなった。本発明は、この新規な知見に基づくものであり、モルティ感に優れたビールテイスト飲料を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、アルコール度数が6.0v/v%以上25.0v/v%以下であり、ジメチルスルフィドの含有量が12μg/L以上である、ビールテイスト飲料に関する。
【0007】
本発明の一実施形態に係るビールテイスト飲料は、アルコール度数が6.0v/v%以上25.0v/v%以下であり、かつ、ジメチルスルフィドの含有量が12μg/L以上であるため、モルティ感に優れる。
【0008】
上記ビールテイスト飲料は、アルコール度数が、10.0v/v%以上19.0v/v%以下であってもよい。この場合、モルティ感がより優れ、梅酒的な感覚、雑味及びジメチルスルフィド臭が抑えられ、よりビールらしさに優れる。
【0009】
上記ビールテイスト飲料は、ジメチルスルフィドの含有量が、20μg/L以上80μg/L以下であってもよい。この場合、モルティ感がより優れ、梅酒的な感覚、雑味及びジメチルスルフィド臭が抑えられ、よりビールらしさに優れる。
【0010】
上記ビールテイスト飲料は、リン酸を含有し、リン酸の含有量が900mg/L以下であってもよい。この場合、渋味が抑えられ、梅酒的な感覚及び雑味が抑えられ、よりビールらしさに優れる。
(【0011】以降は省略されています)

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