TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025077808
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-19
出願番号2023190282
出願日2023-11-07
発明の名称歯車装置
出願人ナブテスコ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類F16H 55/08 20060101AFI20250512BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】確実に低騒音化でき、かつ大型化、高重量化を防止できる歯車装置を提供する。
【解決手段】実施形態の減速装置は、互いに噛み合う複数の外歯を各々有する入力シャフト及び伝達平歯車を備える。外歯17の歯面20は、歯末17a側の歯末面20aと、歯元17b側の歯元面20bと、歯末面20aと歯元面20bとの間で、かつピッチ点PPを含む領域に形成され、歯末面20aと歯元面20bとを接続する接続面20cと、を有する。歯末面20aは周方向の外側に向かって凸となる凸面によって形成されており、歯元面20bは周方向の内側に向かって凹となる凹面によって形成されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
互いに噛み合う複数の歯部を各々有する2つの歯車を備え、
各前記歯部の歯面は、
歯末側の歯末面と、
歯元側の歯元面と、
前記歯末面と前記歯元面との間で、かつピッチ点を含む領域に形成され、前記歯末面と前記歯元面とを接続する接続面と、
を有し、
前記歯末面は周方向の外側に向かって凸となる凸面によって形成されており、
前記歯元面は周方向の内側に向かって凹となる凹面によって形成されている、
歯車装置。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
前記歯末面と前記歯元面とは、同一の曲線によって形成されており、
前記接続面は、前記歯末面及び前記歯元面とは異なる曲線によって形成されている、
請求項1に記載の歯車装置。
【請求項3】
前記歯末面及び前記歯元面はサイクロイド曲線を含む、
請求項2に記載の歯車装置。
【請求項4】
前記歯末面の歯先側の領域には、前記サイクロイド曲線を変形させた修正サイクロイド曲線が形成されており、
前記修正サイクロイド曲線は、前記歯先に向かうに従って、前記サイクロイド曲線から前記サイクロイド曲線の法線方向の内側に漸次離間するように湾曲している、
請求項3に記載の歯車装置。
【請求項5】
前記接続面はインボリュート曲線を含む、
請求項3に記載の歯車装置。
【請求項6】
各前記歯部の歯面は、前記歯元面の根本に形成される歯底面を有し、
前記歯底面は、トロコイド曲線を含む、
請求項3に記載の歯車装置。
【請求項7】
内歯歯車を有するケースと、
前記ケースに回転自在に支持されるキャリアと、
前記キャリアに回転自在に支持されたシャフト本体及び前記シャフト本体に設けられて前記シャフト本体の回転軸線に対して偏心した偏心部を有する少なくとも1本のクランクシャフトと、
前記偏心部に回転自在に支持されるとともに前記内歯歯車に噛合わされる揺動外歯歯車と、
前記クランクシャフトのうち前記キャリアよりも軸方向の外側に設けられた平歯車と、
前記平歯車に回転力を伝達する入力歯車と、
を備え、
前記平歯車及び前記入力歯車は前記2つの歯車を含む、
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の歯車装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、歯車装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
例えば産業用ロボットや工作機械等には、電動モータ等の駆動源の回転を減速して出力する歯車装置が用いられる。この種の歯車装置の中には、例えば偏心揺動型減速装置がある。偏心揺動型減速装置は、内歯歯車が一体化されたケーシングと、ケーシングの径方向内側に設けられ、ケーシングに対して回転自在に設けられたキャリアと、キャリアに回転自在に支持される複数のクランクシャフトと、クランクシャフトの偏心部によって揺動回転されるとともに内歯歯車に噛み合わされる揺動歯車と、を備える。クランクシャフトの軸方向一端にはクランク歯車(偏心体軸歯車)が取り付けられている。
【0003】
このような構成のもと、クランク歯車に、駆動源に連結された入力歯車を噛み合わせる。入力歯車を介してクランク歯車を回転させると、クランクシャフトが自転される。これによって揺動歯車が内歯歯車に噛み合いながら揺動回転される。揺動歯車の回転はクランクシャフトを介してキャリアに伝達される。これにより、ケーシングに対してキャリアが回転される。このとき、キャリアの回転は、入力歯車よりも減速されている。
【0004】
ところで近年、歯車装置の低騒音化が望まれており、さまざまな技術が提案されている。例えば、クランク歯車や入力歯車を、複数のヘリカル歯車を用いて構成する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。このように構成することで、クランク歯車と入力歯車との噛み合い率を向上し、歯車装置の低騒音化を図ろうとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-139385号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上述の従来技術のように単に噛み合い率を向上させるだけでは、十分に低騒音化を図ることが難しいという課題があった。また、複数のヘリカル歯車を用いることにより部品点数が増大してしまうので、装置が大型化、高重量化してしまうという課題があった。
【0007】
本発明は、確実に低騒音化でき、かつ大型化、高重量化を防止できる歯車装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様に係る歯車装置は、互いに噛み合う複数の歯部を各々有する2つの歯車を備え、各前記歯部の歯面は、歯末側の歯末面と、歯元側の歯元面と、前記歯末面と前記歯元面との間で、かつピッチ点を含む領域に形成され、前記歯末面と前記歯元面とを接続する接続面と、を有し、前記歯末面は周方向の外側に向かって凸となる凸面によって形成されており、前記歯元面は周方向の内側に向かって凹となる凹面によって形成されている。
【0009】
このように構成することで、2つの歯車の各々歯部同士を凹凸接触させることができる。このため、各々歯部同士の接触面積を増大させることができ、各々歯部同士が噛み合う際の面圧を低減できる。この結果、歯車同士が噛み合う際の音圧を低減でき、延いては歯車装置を低騒音化できる。1つの歯車を構成するにあたり、歯部の形状の異なる複数の歯車を用いる必要もないので、歯車装置の大型化、高重量化も防止できる。
【0010】
上記構成で、前記歯末面と前記歯元面とは、同一の曲線によって形成されており、前記接続面は、前記歯末面及び前記歯元面とは異なる曲線によって形成されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

ナブテスコ株式会社
歯車装置
1日前
ナブテスコ株式会社
歯車装置
5日前
ナブテスコ株式会社
緩衝材、及び、戸体開閉装置
今日
ナブテスコ株式会社
減速機、及び、回転装置
今日
個人
流路体
4か月前
個人
ホース保持具
1か月前
個人
クラッチ装置
4か月前
個人
トーションバー
1か月前
個人
免震留具
5か月前
株式会社不二工機
電磁弁
5日前
個人
回転式配管用支持具
2か月前
個人
固着具と成形品部材
3か月前
個人
ボルトナットセット
2か月前
株式会社オンダ製作所
継手
3か月前
株式会社アイシン
駆動装置
4か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
2か月前
個人
ベルトテンショナ
2か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
5か月前
株式会社三協丸筒
枠体
1か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
4か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
4か月前
株式会社ミクニ
弁装置
3か月前
株式会社ミクニ
弁装置
3か月前
株式会社ノーリツ
分配弁
12日前
株式会社ノーリツ
分配弁
12日前
個人
角型菅の連結構造及び工法
2か月前
株式会社ノーリツ
分配弁
12日前
株式会社ナベル
直動機構
5か月前
株式会社不二工機
逆止弁
3か月前
未来工業株式会社
固定体
5か月前
株式会社不二工機
電動弁
4か月前
株式会社ナジコ
自在継手
3か月前
日東電工株式会社
断熱材
1か月前
株式会社不二工機
電動弁
1か月前
カヤバ株式会社
緩衝装置
3か月前
個人
固着具と固着具の固定方法
今日
続きを見る